日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

本は友だち

2009-07-18 09:19:23 | 読書

今朝、毎日新聞の土曜日版を開くと、夏の読書、推薦図書特集が組まれていました。その中で、一面から二面記事にかけて紹介されいる 湊かなえさん。 『告白』で本屋大賞を受賞し、何処の書店へ行っても、彼女の分厚い本が平積されています。殺人事件を扱ったミステリー小説という紹介文を書店で見て、なんとなく、手に取ることはなく・・・・。私は一度も読んだ事がない湊かなえさんの本ですが、今朝の新聞を読んで、読んでみようかな~と思いました。ミステリーは敬遠する私が読みたいと思った理由・・・

昨日こそ、空想の世界はもう一つの自分の世界、本は何処へでも連れて行ってくれる というようなことを出勤前の早朝、急いで書いた短編中の短編!の中で主人公に言わせましたが、湊かなえさんも同じことをインタビュー記事で言っているからです。作家になる人は、当然でしょうが、30歳を過ぎて初めて小説を書いてみようかぁ・・・・と、書き始めて賞に応募したら、初挑戦で佳作に入選し、早々に認められたそうで、本人曰く、子供の頃から本を沢山読んでいたので、下地はあったのでしょう、ということ。特に子供の頃の読書体験って、大切だなぁと思いました。2歳の頃から絵本を私に定期的に与えていた母曰く、「夏休みの読書感想文も、本の最初と最後だけちょこっと読んで間を飛ばし、後ろの解説を読んで感想文を書くような子供は駄目よ」 結構、クラスの中に、こういうタイプはいましたね・・・・? 今だから言えますが??? 最後の行は、『面白かったです』で終わる感想文? 人から内容だけ聞いて、読んだような気分になるのではなく、自分で活字を読まなきゃ、想像しながら読まないので、全くの無意味なんです。今更ながら、当然のように本を与えてくれた母の教育方針に感謝です。

最後に私のお勧め・・・・私がわざわざ取り寄せて頂いて購入した本を紹介します。

川口雅幸 著 からくり夢時計

虹色ほたる~永遠の夏休み~ で有名な川口雅幸さんの二作目です。

夏休みに読むなら、虹色ほたるの方がいいでしょうね。夏休みに起こったお話ですから・・・・。 からくり夢時計は中盤から後半・・・そして最後まで目が離せなくなります。早くに母親を亡くし、父とお兄ちゃんに育てられた小学6年生の反抗期に突入手前くらいの男の子が主人公です。12歳年上のお兄ちゃんは、今では社会人。かつては賑やかだった商店街も今ではひっそりとして・・・・お兄ちゃんを鬼いちゃん、と呼ぶ主人公の男の子からみると、大手スーパーに就職したお兄ちゃんは商店街を・・・・時計屋さんであり、商店街を盛り上げようと会を開く父親を裏切ったかのように思えるのです。 過去にタイムスリップして、自分と同じ年齢のお兄ちゃんに出会うところから、どんどん面白くなります。あらゆる場面に、ラストで繋がっていくヒントが隠れています。特に鬼いちゃんの、それから おとうさんや、幼い頃に亡くしたおかあさんの深いふかい愛情を知る感動ファンタジーです。親子で楽しめますので、(きっとパパの方がはまると思いますが・・・・)是非とも親子で・・・お読みください。

 

すず

 

 

Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする