火曜日に図書館で借りた本の内、最初に読んだのは、ヨースタイン・ゴルデル 著: 「ハロー」
「原発を見に行こう」は、「ハロー」を読み終えた直後に読んだのですが、9日が長崎に原爆が落とされた日だったので、こちらの方を先に触れることになりました。
脱・原発
「ハロー」を読み終えて、3・11より1カ月前に書きあげた童話を出版社に応募して、改めて必要だと思ったこと。
今日一日は、皆さんにとって、どんな日でしたか?
え・・・?
どうってことない日・・・だった?
「ハロー」の中で、ゴルデルは言います。
どうってことない日なんて、ないよ。 そもそも、どうってことない物なんて、この世界には存在しないのだ・・・と。
世界中に存在する作家達の中で、私が特に 「感謝する作家さん」を一人、あげるとしたら、間違いなくノルウェィの作家、ヨースタイン・ゴルデル を上げます。
世界中で翻訳され、大ベストセラーになった 「ソフィーの世界」の著者が、「哲学」の基本を分かりやすくフルカラーの童話にまとめた本が、 今回 ご紹介する「ハロー」です。
ユニークな生き物がある日、目の前に現れたら・・・どこか、宇宙の惑星からやってきた生きものは、何故かノルウェイ語でお喋りし、逆立ち状態で、主人公の目の前に現れます。
「君の方が逆さまだよ」
と主人公は言うのですが、「どうして そう決めつけるんだい?」 という問いから初対面の二人の会話が始まります。
ほら・・・!
「疑問を持つこと」
「何事も当たり前だと決めつけないこと!」
哲学の基本ですよね。
人として生きる上で、最も大切なことです。
主人公の男の子には、もうすぐ「弟」が生まれます。
ママは病院。パパは出産が近いママが居る病院へ出かけ、ドアがパタン! と閉まると、そこには僕がたった一人、この広い宇宙に存在しているかのような錯覚に陥ります。
なんだか、とっても先を急いで読みたくなる童話仕立ての哲学書です。
そう、子供達向けに書かれた今回の哲学書。
赤ちゃんの誕生を自宅で一人、待っているところへ叔母がやってきて・・・
不思議な生き物が宇宙の彼方から突如あらわれ・・・
さあ、どうなるのでしょう?
そもそも、命って誰のもの?
この世界に存在するすべてのものは? 自然は? 宇宙は?
すべてが どうってことないもの なんかじゃなく、
とっても特別な何か。
そう気付くと、人間の勝手で自然をどうこうしちゃいけないんだよね。
脱・原発
そして、人と自然と鳥や動物達との共存。。。
まさか、童話(絵本として発売予定) 「ゆうちゃんとスズメのピピ」 (http://goodbook.jp/notes1.html 只今、予約受付中!)を描いた日から、わずか一カ月後に、あのような大震災が日本列島を襲うなんて、
あの時は何も知らずにいたものの、いつの時代も 大切なことは変わらないのだ・・・と思います。
どうってことない日なんて、ないってこと。
すべてが大切だってこと。
勿論、昨日も今日という日も、明日も、未来も、すべてが特別だってこと。
この夏休み。
お子さん達と一緒に読む本として、お勧めの一冊です。
ヨースタイン・ゴルデル 著: 「ハロー」
小学生から大人まで、楽しめますよ。
(子供向け、といいましたが、成人図書に置かれていました)
話は変わり~
キリン杯を見ながら、ラジオではホークス観戦。
大忙しの昨夜。
3-0で韓国に勝利したサムライブルーの日本代表。
長友選手も岡崎選手も怪我で出場していない中、御見事でした!!!
ホークスは、今夜こそ、勝利ダ!
すず
The supermarket さ・く・ら☆
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