~出版社との出会い、その他諸々~
390冊(Thank you)project
地方の小さな出版社、開設6年になりました。私、すず、とこの出版社とのお付き合いは、2006年度の終わりからなので、5年目に入ります。翌年の2007年、私の当時のブログのメインテーマであった、御勤め先の出来事をつづった「とある街のとあるスーパー」を小説に書き変えて出版しようという話になりました。 秋に発売予定だったものが、エッセイで出版したかった私の意図とは違いましたが、編集が伸びにのびてしまい、翌年2008年2月に発売されたのです! それが私にとって、こちらの出版社から刊行する最初の『処女作』となりました。
「とある街のとあるスーパー」が編集中だった頃、goodbookグランプリが行われ、それは全国にちらばる審査員によって選ばれるというものでした。まだ処女作も発売になっていなかったので、難しいかな、と思いつつ、もうひとつのブログ、「オージーメイト ~オーストラリア出会い記~」を応募。この時は、見事に落選してしまいました。
エッセイで勝負したかった私は、かなりガクッときましたが、同じ作品を出版社の許可を得て、コスモス文学新人賞に応募。佳作でした。さらに続きをコスモス文学賞に応募したところ、今度はノンフィクション部門で大賞の次に良い「奨励賞」を受賞。これで少し自分の文章に自信を持ちました。のちに出版社から ~オージーメイト~は刊行されています。奨励賞を受賞した後半部分ではなく、グランプリで落選した最初の部分をメインに、後半部分の美味しいところだけをミックスした本となりました。原作はかなり長いのですが、書籍になったのは、わずか10分の1くらいです。最初の刊行から2年の歳月が流れていました。
そして皆さん、ご存じの方も多いかとは思いますが、今年2月、800冊予約を取れたら商業出版☆という新企画が始まりました。「ボクらのこころは なないろきんぎょ」は物語のモデルになった団体の方や友人達の力を借りて、商業出版されました。(一部の関係者の方はご存知ですが、もうすぐ即売会も行われますのでお楽しみに)更に数カ月後の7月には、御存知、「とある街のとあるスーパー」の続編とも呼べる、今回はミナミ副店長が主人公の小説が同じ企画にて、(ただし、この時は500冊に下がる)中間発表まで苦戦したものの、どうにか商業出版される運びとなりました。 この時もやはり、元所属団体である「とあるスーパー」の皆さんや地元の方の応援に支えられました。Aussie Mateブログを読んで下さっている方や、gooブログ、とあるSNSの方の中にも、応援メールやコメント、それに注文を入れて下さったり、ブログで宣伝して下さったり、応援して下さる方が複数いらっしゃって、感動ものでした。
皆さんの温かいご協力がなければ、とても800冊、或いは500冊なんて途方もない数の予約をわずか1カ月の間に頂くことは不可能でした! この場を借りて厚く御礼申し上げます。
さて、本日、8月26日から 再びgoodbookグランプリが始まりました! 名前はThank you projectです。
今回のグランプリ感謝の気持ち390冊(Thank you)のご予約が取れたら商業出版致します。
詳しくは、出版社サイトから以下に転載します↓
原稿募集 概要
期間
8月10日(水)から25日(木)まで原稿受け付け (注意:受付は昨日をもちまして終了しました
)
8月26日(金)から9月25日(日)までHPに分割して掲載します。
募集
小説・詩集・エッセイ・童話・絵本・イラスト集・etc…
(未発表作品に限ります)HPは可
審査方法
goodbookのHPに掲載し、一ヶ月間の予約獲得数で決定致します。
(お買いものカート・メール・電話・FAX)
印税についてお願い
ご協力下さい。今回のprojectでは
「ありがとう」の気持ちですから、出来るだけ多くの作品を刊行致します。
採算など全く度外視しております。従いまして商業出版で全て刊行致しますが、
初刷りに関しては、印税0%でお願い致します。但し売上金の一部は、
東北大震災の義援金(動物達)に寄付させて頂きます。
増刷分二刷り目からは印税10%です。
どうぞご理解と、ご協力をお願い致します。
応募資格
これまでにgoodbookから刊行された方、刊行が決定している方、
イラストや詩集でご協力頂いたに限定致します。
掲載はお一人一作品限りです。
ご注意とお願い(ご予約を頂いた皆様へ)
販売実績数とは、本の購入代金のお支払いが確定したものを指します。
従いまして、ご予約頂いた本の代金のお支払いは、
ご予約数が390冊を超え刊行が決定した作品は、それを確定する為に
直ちにご注文頂いた皆様方に請求書(振込用紙)をお送りいたしますので、
ご協力をお願い致します。
又、ご注文を頂いても目標冊数に届かなかった場合には、
刊行しませんので自動的にご注文はキャンセルしますのでご容赦願います。
刊行が決定した作品は、編集を経て刊行されますが、
一部、内容が変更される場合もありますのでご容赦下さい。
~以上、出版社サイトから一部 転載~ ここから再び私、すずが書きます♪ 8月26日から いよいよ これまでgoodbook出版社から刊行した作家、イラストレータ―のみを対象にしたGoodbookグランプリが始まりました☆ 私も今回は、「ゆうちゃんとスズメのピピ」というタイトルの絵本(童話)で参加します。 すでに予約受付中です。 予約期間は、今回もわずか1カ月という短い期間ですので、390冊という目標冊数に達するのは容易ではないと覚悟しています。 皆さんのご協力が必要ですので、是非、この機会に明日から始まる出版社サイトによる連載、「立ち読みコーナー」を覗いてみて下さいね♪ 自分の子供時代と、甥っ子の子育てしていた頃を思い出しながら、書きました。 このお話には、お隣で飼っている犬、主人公ゆうちゃんの家で飼っている白猫、庭に遊びにくるスズメたち、ゆうちゃんのお母さんとお姉ちゃん、公園で出逢ったスズメのピピが登場します。 ほんの日常から生まれる、人と人、人と動物、そして自然界で生きているスズメとの対話。 自然と人と動物達の対話、共存がテーマです。 「とある街のとあるスーパー』をブログとして立ちあげ、書き始めた当時から、 幸せや笑いは、日常に転がっている、ということを意識して これまでの作品を書いてきた私ですが、この童話は特に この点を 登場人物同士の会話等を通して上手く表現出来たらなぁ…と思いながら書きました。 まさか、この作品を書き上げた翌月、東日本大震災のような惨事が起こるなんて、夢にも思わず・・・。自然は美しく癒してくれますが、時に人も動物も木々も一瞬で奪い去ることだってあるのだ・・・・と。 言葉を失いました。 それゆえ震災後であれば、「ゆうちゃんとスズメのピピ」は生まれなかった可能性が実際のところ高いのです。(小心者なので) 自然と人とスズメ達と・・・ まずは、こちらで、26日から連載される作品をチェックしてみて下さい。 http://goodbook.jp/notes1.html 上記から私の作品のみならず、他の作品も立ち読みできます。 プロの実力派の作家さんたちによる興味を惹く作品が勢ぞろいしています! 作者名をだけみて、予約を入れたのは、11作品中、4作品。他は明日から始まる連載を読み、内容によって買うか決めるつもりです。 「ゆうちゃんとスズメのピピ」 この絵本について、一つ、嬉しいこと。 ブログのコメント欄でもお馴染の ぴのこちゃんこと、伊藤晴美さんがイラストを描いて下さることになったのです。 すでに数枚、描いて頂き、その内の一枚を出版社サイトでご覧いただけます。 是非、チェックを まだ、立ちあげから丸6年のNPO法人goodbook出版社、及びに作家さん達を応援宜しくお願いします☆ すず 追記: 本日の掲載部分 (一文字、漢字変換ミスの訂正あり!)
ボクの御近所♪
ボクはスズメの子。
自己紹介ついでに ボクが住む町の御近所さんを紹介するよ♪
まずは、近所の浦島さんち。
犬小屋の横では、ハナが寝そべっている。
昼間は、たいていお昼寝中だから、その時間帯を狙って、ボクらはハナのえさ入れ周辺に集まるんだ。
ハナの食べ残しの 「おこぼれ」を頂戴しようってコンタンさ♪
お腹いっぱいになった直後のハナは、ボクらに自由に食べさせてくれる。
こういうときのハナは、ボクらのことを 別段、気にしている風でもなく、パた~ん、パた~んと、シッポでリズムをとっている。
今、ご機嫌なんだな・・・って合図。
これを見たボクらの仲間は続々と木の枝や電信柱から、芝生の上へ舞い降りてくる。
ハナのご飯は格別においしい。
近所の浦島さんの奥さんが作るご飯はスズメの仲間内でも 評判がよくてね。
最高ってわけ!
ボクらがハナのご飯に夢中になっている間、時折ハナの少し湿った鼻の頭が ひくひくって動くときがある。
これは、要注意!
8/26
今、すべての掲載作品を読ませて頂きました。 驚いたことに、12掲載作品中、2作品のみが三人称で書かれており、(1作品は没頭部分は三人称、途中から一人称) 残りの作品はすべて一人称で書かれていました。 これまで三人称の作品しか刊行してこられなかった作者さんの初めて読ませて頂く一人称童話。 大変興味深いです。今日から一カ月間続く、ネットでの読書タイム。 あらゆる意味で、わくわくドキドキの始まり~です。
では、今日も一日思い出に残る時間をお過ごし下さいませ
すず