日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

五輪三昧の一日☆彡

2021-07-25 23:24:23 | Weblog

 今日は一日、テレビの前であらゆる競技の選手を応援。

バトミントン、卓球ペア、ソフトボール、水泳、柔道、そして夜はサッカー男子。メキシコに先制し、途中まで2-0とは、やるではないか! 惜しくも失点し、最後も結構、相手に翻弄された感があるものの、2-1という結果は立派。大興奮

 スケートボード(ストリート)という競技は生まれて初めて見ていて、階段のてすりから滑ってくるのには、仰天してしまった! なんてことが出来るんああああああああ! とても人間がやることとは思えない。堀米雄斗選手は、6位から順位を上げ、この種目の初代金メダルに輝いた。おめでとうございます!

 バトミントン桃田選手の余裕あるプレーに驚き、水谷&伊藤美馬ペアの緊迫した展開には、最後までドキドキした。何回、マッチポイントが... ドイツペアも凄かった!

 そして最後に、柔道。 柔道の阿部一二三さん&詩さん兄と妹の二人揃って金メダル。見ていた自分の方が、戦っているかのように、身体が左右上下に揺れた... 

「寝技だぁ~~~あと10秒! ホイッスル(ご~んという中国の鐘のような音!)まだ?」

などと、気付けば独り言。 詩さんの表彰式だけライブで放送されたので観ることが出来た。この五輪で自分が見る、初の日の丸。メダルがすべてじゃないと思いつつも、やはり嬉しいものだなぁ...

We are the Champion Queen

 

報知新聞社より、以下、抜粋

 

◆東京五輪 柔道男子66キロ級決勝、女子52キロ級(25日、日本武道館)

 柔道の阿部一二三(パーク24)と妹の詩(うた、日体大)が、日本史上初の「兄妹同日金メダル」を達成した。ともに初出場の五輪で、それぞれ男子66キロ級、女子52キロ級を制覇。日本のお家芸で、世界最強の兄妹が誕生した。詩は「兄もしっかり優勝してくた。家族一丸でつかんだ金メダルだと思います」と喜んだ。

 表彰式ではまず詩が表彰台の一番高いところに立った。掲揚される日の丸と、場内に流れる君が代。右手を胸に当てて、見つめた。続いて、妹が立ったところと同じ場所に兄・一二三が立ち、金メダルを首にかけた。

 2018、19年世界選手権王者の詩。昨年2月、代表に初選出された際には「私が東京五輪で優勝して、52キロ級で初めての優勝者になるというのは一番目指しているところ」と語っていた。日本の男女14階級で唯一五輪の優勝がなかったのが、女子52キロ級。今年5月のグランドスラム・カザン大会では、4試合をオール一本で勝ち優勝するなど、日本の第一人者として力強さを増していた。

 兄の一二三は昨年12月、丸山城志郎(ミキハウス)との史上初のワンマッチ代表決定戦を制して切符をつかんだ。丸山との決定戦は、24分にわたる死闘。「やっと夢へのスタートラインに立てた」と、男泣きで初の代表権をかみしめていた。五輪3連覇の野村忠宏氏に憧れはじめた柔道。身上としていた「相手を投げて一本を取る柔道」で、世界をとった。

 兄は、兄妹での代表を決めた後には「「やっと、2人で『金メダルを取ろう』とはっきり言える。誰もが経験したことのない試合を通して、さらに強くなれた。東京五輪は2人で一番輝く舞台にしたい」とコメント。詩も「2人で一番の目標としてきた舞台」と語っていた東京五輪で、大きな花を咲かせた。

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愛の年代記 塩野七生

2021-07-25 05:35:14 | 読書

 昨日の福岡は、自分にとって体感温度が最も暑く感じた日でした。暑すぎるので自宅からお弁当は持参せず、コンビニまで片道10分、往復20分歩いた訳ですが...。休憩時間の午後12時は、お天道様が頭上に燦燦と輝き、道路にはわずかな影しかありません。そんな中を日傘もなく歩いたものだから、両腕がじりじりと、焼かれているかのような感覚でした。立派に日焼けしましたわぁ~ わずか20分で、ビーチへも行ったかのよう。日焼け止めクリームも何もしていない肌が... 迂闊でした。

 

 さて。職場の休憩室でお弁当を食べ終わった後は、『愛の年代記』の続きを読もうと、ページを開きました。塩野さん初期の頃の短編作品集です。タイトルにあるように、男女の愛に関する小話を集めたもの。舞台はほぼルネサンス時代の都市国家。小国が多いかな。この中のいくつかは、のちに書かれることとなる大作の中でも描かれており、「知ってるなぁ」と思うものもありました。

 たとえば...。『ヴェネツィア共和国、フィレンツェ共和国、ミラノ公国、ナポリ王国といった強国の次にくる中小国の筆頭、フェラーラ。エステ家(長女はマントヴァへ嫁いだ女性政治家イザべッラ。長男は公爵となったアルフォンソ)の兄弟が一人の女性を巡って争い、弟ジュリオはもう一人の弟フェランテと、二人の仲間と、兄イッポーリトの「暗殺計画」まで立てるが、事前に漏れて失敗。その後、兄弟二人は塔に閉じ込められたまま50年を過ごすことになる... ようやく外へ出てきた男の服装を見た庶民は驚いた。80歳になった老人ジュリオが着ていた衣装は、ちょうど半世紀前に流行したものだったから。自由の身も長くは満喫できず、2年後に他界...』

 こうした寒くなる話が多く収録されているのです。その中でも私が最も寒くなった話を読んだのが、丁度、ジリジリの🌞の下を歩いて戻った直後に読んだ話でした。タイミング的には良かったですね。

 20世紀に入った後も、イタリアでは古い建築物の改装工事をすると、壁の中から白骨体が見つかるらしいです。壁の中から白骨体ですよっ! それまでそこに住んでいた人達は、何も知らずに白骨体と同居していたことになるではないですかぁ~! これだけでも仰天ものです。 壁を崩したら、🐭ねずくんが死んでた、とは訳が違うのですから。

 例として、1つだけ上げるとこういうことです。当時は厳格なカトリックがイタリア半島を支配していた時代。1300年代後半のローマでは、結婚した婦人が他の男と浮気をすると、その場で夫に殺されてもおかしくない時代でした。そんな時代の二人、40歳を過ぎたフィリッポ伯(傭兵隊)と、二十歳の若い妻、イザベッタのお話です。

 

 『傭兵隊だった夫が他国へ行くことが多かったことを理由に、妻が若い男と通じてしまう... その噂は、なんと戦場にいた夫にまで届いていた。帰国した夫は、妻の寝室で何も着ずに寝ている二人を目撃。男はそのまま別室へ連れていかれ、首には縄が。隊長は男に椅子に立つように命令、言われるままに従うと、椅子が外された。

 夫の妻への復讐は、もっと凄まじかった。妻の両腕と首は壁に固定され、夫の命令を受けた部下によって、妻の口は大きく開かされた。ペンチで歯を一本。凄まじい悲鳴が木霊した。また一本...すべての歯が抜かれ、周囲に投げ捨てられた。血の海となった口の中へ、今度はパンが無理やり押し込まれる。食事はパンと水が一日に2回。そうして数日間、夫は全く妻を自由にしなかったため、排泄物は垂れ流し。遂に妻の両手と首は自由になり... 別室へ連れて行かれたが、その部屋の壁のレンガはくり抜かれてあった。

 この壁を見た妻は、自分の運命を悟ったらしい。命乞いをしたら、全く聞き入られず壁の中へパンと水と共に押し込まれた。再びレンガが積まれ、元の壁となった。

 夫は屋敷を捨て去る。 その後、全く連絡を取れなくなった妻の実家の人達が、訪れてみると、屋敷はもぬけの殻。抜かれた歯が散らばり、首吊りされた男を見た親族は、何が起こったか納得した。その後、井戸の中まで入って女性の遺体を探したらしいが、結局、見つけ出すことが出来ずに終わった...』

 

簡単にあらすじを書けば、こういうお話。真相が明らかになるのは、ずっと後の時代。改装工事で。背筋が寒くなるには充分ですね。

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