もう一冊、読み終えた小説があるのですが、先にこちらを~
このエッセイが書かれた頃、マリコさんは女の子を出産し、子育て中ですが、その子育てについては、ほぼ触れられておらず、逆に、
「子供を産んで育てて、初めて分かるとか、一人前の女性だとか、人の幸せは他人が決めるものではない。たとえ自分が母親になっても、そういうことを言う人には(あちら側の人間には)ならない、と決めていた。」
とのこと。
実はこれまで何度も、既婚者(何故か、のちに離婚者で子持ち)女性たちから、マリコさんが指摘している種類の発言をされました。
しかも、同世代の女性たち。場合によっては、一回り上くらいの女性からも。
これはもう~ どうしようもないですね。 だって、こういうことを言う女性たちは、敢えて、こういう発言を独身女性、或は子供がいない女性に言うことによって、優越感と幸福感を味わっているのですから。これが目的と分かっているので、(もう一つ、人によっては、相手を傷付けたいという願望あり)
「悔しかったら産んでみな!」
と妹に言われようが、
「箱入り娘」(年齢的には40代(当時)っておばさんだけど?)
と職場等で言われようが、
「まぁ、箱には入ってないですけどねぇ。反対を押し切って一人で海外へ行っちゃったし。カネも貯めてね。」
と、さらっと流しておしまい。
産まなくても子育てできるし(能力的に)、結婚しない、は自分で決めたことで悲観することではないし、まぁ、要するに全く傷付かない訳です。世間がいう「女の幸せ」を成し遂げていないことに、何の劣等感も感じなくて、逆に申し訳ない。
期待したような反応をしない私に、彼女たちは何も言わなくなりました。勿論、最初から友人ですらないのだから、職場や部署が変われば、関わることもなく、おしまいです。
マリコさんエッセイにつられて、随分、ひどいことを書いてしまっている気もしますが
世間では、男性による女性蔑視の方が(森元会長など)クローズアップされるものの、実際には女性による 「自分とは違う人生を歩む女性に対する女性蔑視」の方が多い気がするなぁ。
ほんとは、このことを書く予定は全くなかったのですが!
ガンクロ。
マリコさん、あれは、ひたすら醜いだけだ!中には制服を着た子もいる。あんな子を学校へ送り出す親は、どんな心境なのか!? と書いており、私も思い出しました。
シドニー滞在中、北海道から遊びに来たアヤちゃんカトちゃん夫妻が教えてくれたっけ。
「今ね~ 日本で、ガンクロっていうのが流行してるんだよ~」
何でも、顔を黒く塗って、ヒールがたか~いサンダルで街を歩き回るのだとか。
その時は、オーストラリアに居る自分が遭遇するわけがないと思っていたので、
「へぇ~ そうなんだ。安室奈美恵みたいにストレートの長い髪とブーツだらけじゃないんだ~」
早くも違う流行か~と思っただけでした。
そしたら...やってきたんです。うちの店に!(Aussie Mate Supermarket)
二人でっ! まさか、あそこまで黒いというか、茶色い顔だとは思わなかった!
たぬきだよ!タヌキ! 茶色い顔に、目の周りが白くて、唇も白かった!
ありゃ~タヌキだわ~ と、感心していたら、一人がバターン!と倒れたんです。
いや、こけたのか。 何もないレジ前の平面でっ!
もう一人が助けて起き上がったけれど。
足首大丈夫?と聞くだけで精一杯だったっけ。
自分の定規と同じくらいの長さだったよなぁ~ あのコルクのような靴底。
海外へ来るくらいだから、当時、20代だったろうけど...彼女たちも、すでに今は40代~50代だよなぁ。
年齢的に骨粗鬆症が始まる時期だから、今なら骨折だよ...
マリコさんじゃないけど、くれぐれも転倒しないよう、気をつけて~と思ってしまう。違う理由で。