先日(10月5日)教室が再開されました。
モチーフ担当のお方には、それは立派な柿とブドウをご準備いただきました。
自分一人ですと、これだけの準備は中々出来ないもので、
本当にありがたいことです。
教室では右後方にやや大きめの花瓶をセットしてありましたが、
これをススキにしたほかは、当日の教室のままであります。
7ヵ月ぶりに皆さんとお会いでき、ソーシアル・ディスタンスとやらを保ちながらも、
ついつい話し込んでしまったことでした。
ここ数か月、外に出る機会も少なく、
オーバーに言えば季節感を肌で感じたのは猛暑ぐらい・・・。
今回の教室でも、隣のお方(一昨年、柿をモチーフに)に、
“今年ももう柿が出ているのですか?”と、お聴きしたら、
“ああ、もう出てますよ”とのこと。
出不精の深窓ジジ―、何とも間のぬけた質問をしたな、と反省。
教室では下書きだけとし、彩色は帰宅してからと・・・。
帰宅したら家内が買い物から帰り、そこには皮肉にも今年初物の柿が。
絵を仕上げるには丁度いいやと、しげしげ眺めていますと、
あることに気が付きました。
何を眺めたかといいますと、柿の絵を描くときに添える十文字の模様についてです。
我が家で買ってきた柿はおおむね四角な形をしています。
柿の表(一応、ヘタがない(トッペンがある))方の十文字は、
四角の“角”に向いておりましたが、
裏(ヘタがついた部分)の十文字は
四角の“直線部分の中ほど”(幾何でいう“中点”?)に向いていました。
今まで描いた柿は、そこまで意識していませんでしたが、
表と裏で約45度違う方向になっているようです。
ところで、一昨日の夕ご飯は“新米”。
普段は雑穀米を混ぜますが、今回だけは“白飯”で。
教室での柿ともども、久々の、しかも最高の季節感を味合わせていただいたことでした。
「えっ、そうだったの」と言うのが、柿の表と裏、完全に逆に思っていました。それに十文字のずれ、同じだと思っていました。自分の思い込みと言うか先入観に今更ながら反省ですが、多分他の事にも色々あることは間違いなく、少しでも気を付けて行きたいと思います。
我が菜園の地主さんが育てている柿も2週間くらい前くらいから採れるようになり、おすそ分けをいただいています。
ブログを読み、観察したくなり菜園まで採りに行き、柿を眺めてみたらその通りでした、自然の粋な計らいにほっこりしました。