古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

春野菜(教室にて(プラス))

2022-05-02 06:59:33 | 静物(全体)
春野菜を描きました。(5月14日修正分)

さる21日の、新しい教室でのモチーフを続けています。
教室では筍と春キャベツ、ふきのとう(右下)もご準備いただいていました。
中でも筍と春キャベツは春の勢いそのもので、主役の両雄ががっぷり四つに組んでいるイメージでした。
これに脇役として、(我が家で)新玉ねぎなどを追加、
主役との補色関係などを考慮しながら配してみました。


恥ずかしながらこれらの野菜と色について初めて知ったことがあります。
まずは玉ねぎの色 。
今回のモデルさんは、普通の茶色の皮した玉ねぎと違って、
生で食べると甘くておいしい白い玉ねぎ。
どうやら白い玉ねぎには、もともとが白い“品種としての白玉ねぎ”と
普通の玉ねぎで、収穫後、皮を茶色にする乾燥工程を省略して出荷された新玉ねぎとがあるようです。
我が家のそれは、スーパーでの表示から明らかに後者。
乾燥させて表面を茶色にするのは、
スカスカになるのを防いだり、カビその他の菌から守り保存性を高めるためとのことで、
玉ねぎの茶色には、それなりの大きな目的や効果があることを知らされました。

次に筍の色。
この絵の筍は、実は教室でのものではなく、数日前我が家で購入してきたものです。
実物を直接観察しながらと思い台所から持ち出しました。
家内からは“出来るだけ早く描いてくださいよ”と念を押されながらの作業でした。
私はと言えば、それこそ何も考えずに、
穂先はいい緑色をしているなあとか、皮は随分黒々とつやがあるなあとか
感心しながら描きました。
描き終わり、少しは勢いよく描けたかな、とちょっぴり満足しながら、
でも、折角のこととて、『旬の筍』とはどういうものかを調べてみました。
「おいしいたけのこの選び方」(農水省編)には、
穂先はなるべく黄色っぽいものを選び、緑色のものは避けるとか、
皮はなるべく薄茶色のものを選び、黒に近いものは灰汁(あく)が強くなる、
と。
アチャー!でありました。我が家のそれは全くの真逆、
将に筍として大事な旬が過ぎかかり、家内が急かせるわけが分かった次第。

厚手の水彩紙、修正も可能ですが、このままを・・・。

因みに教室での写真をよくよく見直しましたら、
こちらはさすが、黄色っぽく、薄茶色!でありました。

[追記]
5月12日の教室で小玉先生から全体に黄色が足りない旨のご指導があり、
下の作品だったのを上掲のように修正しました。
分かりにくいですが、筍の下の方、春キャベツの柔らか部分、ミニトマト、フキノトウに黄色を。
お陰様で明るい雰囲気になりました。
春の野菜や果物はまず黄色から入るという原則的なことを忘れていました。
なお、上に書きました筍の穂先の緑と中央の皮の黒さは、
自分なりに貴重な失敗例ですので、そのままにしています。



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2 コメント

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Unknown (サガミの介)
2022-05-02 07:07:44
出ました春爛漫の野菜群、我が菜園からもこの一部が採れました。
筍の見分け方、新玉ねぎの種類、採取している私もためになるコメントです。
それにしても絶妙なタッチで春の勢い出てますね。
我が菜園、採れたてのイメージそのもの、楽しいです、ありがとうございました。
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Unknown (mori)
2022-05-02 07:19:47
旬の野菜が見事に描かれていると思います。この形は新キャベツで葉も柔らかいですね。筍もウォーキングで竹藪に生えているのをよく見かけますが、美味しそうです。
玉ねぎは新しいのが白いとばかり思っていましたが、そうなんですね。
フキノトウ、今年はかなり収穫をしまして、天ぷらにしたり、フキ味噌にして暫く楽しませて頂きました。
作品は全般のバランスも良く、色合いもお見事でバックも上手く馴染ませていると思います。中でもトマトが可愛らしく「どうぞ召し上がれ」と言っているようです。
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