古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

毬栗(いがぐり)の練習

2010-10-02 08:12:06 | 静物(全体)
突然秋が来たかと思うと、あっという間に日々深まっているようにみえます。
自然の、早い移ろいについていくには、描くテーマもペース・アップです。

昨日裏山を散策しましたら、栗がもう終わろうとしていました。
その早さにいささかびっくり。
そこでその栗を。

小林一茶の俳句に、
 
拾われぬ 栗の見事よ 大きさよ

というのがあります。

結構有名な句のようで、ネットでいろいろ調べてみました。

一茶が、栗の産地として有名な、信州・小布施(おぶせ)を訪ねたとき、
そこで詠んだといわれています。

この句の解釈については、くわしくは分りませんが、一般的には、
江戸時代、幕府へ上納される“小布施栗”は、庶民が手にすることはできず、
そういう人々の悲哀ややっかみ心を、一茶独特の皮肉や諧謔で表現した句、
とされているようです。

そんな句へのを思いを思い浮かべながら、裏山で見かけた“毬栗(いがぐり)”を。

追記 
ちょっとしたミス。この絵は落ちた栗ではなく、まだ枝についたままのそれでした。
落ちる寸前ではありますが・・・。

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1 コメント

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Unknown (キンジ)
2010-10-04 13:05:58
「栗」 丁度 信州・小布施の「栗祭り」を先日見たばかりでした。 その地がここに登場して来るとは。 こりゃ イガイガが難しいよ。 雰囲気は出ていますがネー。 栗の実ももっとボックリ描かれた上手そうですが・・・。 自分では描けないのですが ゴメンヨ。 
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