寒波の居座りで降雪の情報が相次いでいるので雪装備を持たない爺イは
今のうちに榛名方面と考えて今年の春に訪れた覗岩に別ルートで
行く事にした。高崎市街地の上空は気温は低いものの晴天なので
気軽にr-126で箕郷を通過して榛名山麓を目指す。山手を見ると長野・新潟方面からは
予報どおり分厚い雲が張り出していていよいよ本格的な冬の到来を思わせる。
「みどり世紀の森」の遊歩道入り口に駐車。ここから発して時計回りに覗き岩から北上して
1271mの幡矢ヶ岳を乗り越えて天目山との鞍部の峠から帰ってくる予定(10.10)。
世紀の森の入り口からの遊歩道は前回歩いているので今日は別ルート、県道を直線距離で
500m(歩行距離は630m)下ると地形図上で破線でなく実線の小道が西南に延びている。
ここの標高は910m位、覗岩の場所は1154m程度で歩行距離は多分1kmにも満たない。
入り口は榛名県有林として鎖で車両止め。
歩き始めは緩い登りで南西に向かう世紀の森の遊歩道。
赤線が往路の予定。
やがて枝尾根に乗るための長い木枠段、傾斜のあるところは木枠の幅が狭くて
歩き難いので脇の露地を歩く。
枝尾根に乗ると進路は南西から西向きに変わり覗岩から東に延びる稜線に近寄る。
途中でこんな道標、南北に三本ある遊歩道の内の真ん中の道との分岐だがここは
尚も直進。
樹幹にブルー紐、林業用か遊歩道用かは不明。
やがて道は右に大きく旋回して大尾根に向かっていくが踏み跡は鮮明。
遊歩道は尾根を跨いで北上するので適当な位置から尾根への取り付き位置を探る(10.40)。
尾根の最初は陽だまりののんびりした雰囲気だが踏み跡も目印テープも一切確認
出来ない。大体、こんなルートはハイキングの対象になっていないんだろう。
傾斜も段々きつくなってのんびりしては居れなくなった。
嫌な露岩が出てきて前途多難の予感、落ち葉の堆積があるので一歩一歩確認しながら。
少し進むと木の根・露岩が重なり合ってゴテゴテの尾根。
一瞬、緩やかな所で安心したら
その先は忽ち露岩が多いどころではなく面倒な岩尾根、両側が厳しく切り落ちているので
老体がフラッと来たら一巻の終わりだ。
傾斜も半端ではなく立っては進めずに見られたくは無い無様な四つん這い。まあ、誰も居ないから
格好なんて構っている余裕が無いんだが一瞬撤退が頭をよぎる。おまけに上空の雲が厚くなり
容赦なく寒風が強まってきた。谷筋からのゴーという地鳴りのような風音にビビリ気味。
こんなコブが連続してくる。
遥か彼方の樹間から覗岩らしいものの頭部分が見えたが未だ距離はある。
又、コブに乗り上げ。天気が危ないので早く早くと気が焦るが前途の掴まる小枝と
足元の岩を一々目で確認してから慎重に進むので思うように歩は進まない。
見覚えのある大岩に着いたが前回はこの岩の下に這い進んで写真を撮ったが
今日は別アングルを探すために尚も登る(11.41)。
前回付けた尾根筋の小道への分岐の目印赤テープのある大岩に到着。
ザックも降ろしてアングル探し。先ず岩の右手から一枚。枝が写り込んで失敗。
大岩の下を時計回りに僅かの幅のテラス状の突き出しがあったので移動。足元は
切れ落ちの断崖なの極めて慎重に。大分アングルは良くなったが枝が邪魔。
テラスの最前部に膝をついてにじり寄り漸くややましな写真が撮れた。
前回満足した写真がこれだが比べると樹葉の無い分だけでも確かに上等。
一応、最初の目的は達したので益々おかしくなった天気を気にしながら
初体験の幡矢ヶ岳を南から北へ乗り越すために休まず出発。
ここから山頂まで標高差は120m位の一本尾根で距離は700m程。
東南の方面にも雪雲の様な厚い雲が流れている。
音羽山の南にちょこんと立っているのは鐘撞山かな?随分小振りだから違う山か。
尾根道は直ぐに小ピークにぶつかる。なだらかな稜線を期待する方が無理かな。
小ピークを下って振り返ると北面は薄く雪が積もっている。多分、市街地も少し
濡れた夕べの雨が此処では雪になって積もったんだろう。これでは湖畔の外輪山は本格的に
積もったろうな。
左手に覗岩と同じ雰囲気の大岩、さっきのとは違うらしいから地蔵峠から鐘原ヶ岳途中で見ると
二本見える尖塔の上部のものかもしれない。
右手には音羽山の西面がどっしりと。
アップダウンで再び振り返るとびっしりの雪。
境界杭が現れて頂上台地の直下に来たらしい。
真後ろの山は鐘原ヶ岳の連山と思われる。
やがて榛名特有の笹の尾根、榛名湖畔の山々を思い出させる雰囲気。
笹道が途切れると
この杭で台地の南端に到着、ここからは長い平坦の道。
標識は二つ気付いた。このテープ状のものはフジオカTKさんのもの。
本日の爺イ(12.32)。
こっちは御馴染み沼田のN.G氏のもの。地面は雪混じりで濡れているので
腰を下ろして昼食とはいかずに休まず下山のため北上再開。
帰路の概略ルート。
下り尾根には薄い雪がびっしりで枯れ葉に混じって踏み跡を完全に
消してしまっているが
尾根は一本しかないからルートを外す心配は皆無で何よりも正面の天目山を
見ながら下れば何の問題も無いが、雪交じりの枯れ葉の滑りは半端ではない。
途中に落し物、よく見える所に置き直したが多分来春までは雪に埋もれるだろう。
峠に到着、雪雲は益々黒く厚く風花が舞ってきたので本格的な雪を避けるため
又休まずに通過。昼食は下山後に車の中でと決め込んで峠道を大急ぎで下る。
距離が短いとはいえ往復とも一度も腰を下ろさないハイキングは初めてだ(13.05)。
ここを直進すれば天目山の南コースだが踏み跡なしの登り傾斜は相当なもの。
西への巨大沢を下ると九十九折岩に出て榛名神社に達するがかって存在したルート跡は
沢荒れのため今は無く適当に沢下りをすることになる。この峠には名前が無いので
付近の小字名から爺イは「湯ノ沢峠」と仮称している。
短時間でr-126に到着、位置は駐車場所から150mの上。
風花は凄くなったので
動画に撮って見たが雪と違うので殆ど分からないが、音羽山の稜線は
吹雪のように見える。もう、榛名から北は爺イには向かないので
南の吉井・藤岡とか西の富岡・甘楽に切り替える。
駐車場所に到着。このメインの遊歩道は伐採材の搬出路になっている様だが
休眠だった林業が動き出すのは結構なこととは言え跡地にどんな木を
植林するか考え時だろう(13.24)。
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今のうちに榛名方面と考えて今年の春に訪れた覗岩に別ルートで
行く事にした。高崎市街地の上空は気温は低いものの晴天なので
気軽にr-126で箕郷を通過して榛名山麓を目指す。山手を見ると長野・新潟方面からは
予報どおり分厚い雲が張り出していていよいよ本格的な冬の到来を思わせる。
「みどり世紀の森」の遊歩道入り口に駐車。ここから発して時計回りに覗き岩から北上して
1271mの幡矢ヶ岳を乗り越えて天目山との鞍部の峠から帰ってくる予定(10.10)。
世紀の森の入り口からの遊歩道は前回歩いているので今日は別ルート、県道を直線距離で
500m(歩行距離は630m)下ると地形図上で破線でなく実線の小道が西南に延びている。
ここの標高は910m位、覗岩の場所は1154m程度で歩行距離は多分1kmにも満たない。
入り口は榛名県有林として鎖で車両止め。
歩き始めは緩い登りで南西に向かう世紀の森の遊歩道。
赤線が往路の予定。
やがて枝尾根に乗るための長い木枠段、傾斜のあるところは木枠の幅が狭くて
歩き難いので脇の露地を歩く。
枝尾根に乗ると進路は南西から西向きに変わり覗岩から東に延びる稜線に近寄る。
途中でこんな道標、南北に三本ある遊歩道の内の真ん中の道との分岐だがここは
尚も直進。
樹幹にブルー紐、林業用か遊歩道用かは不明。
やがて道は右に大きく旋回して大尾根に向かっていくが踏み跡は鮮明。
遊歩道は尾根を跨いで北上するので適当な位置から尾根への取り付き位置を探る(10.40)。
尾根の最初は陽だまりののんびりした雰囲気だが踏み跡も目印テープも一切確認
出来ない。大体、こんなルートはハイキングの対象になっていないんだろう。
傾斜も段々きつくなってのんびりしては居れなくなった。
嫌な露岩が出てきて前途多難の予感、落ち葉の堆積があるので一歩一歩確認しながら。
少し進むと木の根・露岩が重なり合ってゴテゴテの尾根。
一瞬、緩やかな所で安心したら
その先は忽ち露岩が多いどころではなく面倒な岩尾根、両側が厳しく切り落ちているので
老体がフラッと来たら一巻の終わりだ。
傾斜も半端ではなく立っては進めずに見られたくは無い無様な四つん這い。まあ、誰も居ないから
格好なんて構っている余裕が無いんだが一瞬撤退が頭をよぎる。おまけに上空の雲が厚くなり
容赦なく寒風が強まってきた。谷筋からのゴーという地鳴りのような風音にビビリ気味。
こんなコブが連続してくる。
遥か彼方の樹間から覗岩らしいものの頭部分が見えたが未だ距離はある。
又、コブに乗り上げ。天気が危ないので早く早くと気が焦るが前途の掴まる小枝と
足元の岩を一々目で確認してから慎重に進むので思うように歩は進まない。
見覚えのある大岩に着いたが前回はこの岩の下に這い進んで写真を撮ったが
今日は別アングルを探すために尚も登る(11.41)。
前回付けた尾根筋の小道への分岐の目印赤テープのある大岩に到着。
ザックも降ろしてアングル探し。先ず岩の右手から一枚。枝が写り込んで失敗。
大岩の下を時計回りに僅かの幅のテラス状の突き出しがあったので移動。足元は
切れ落ちの断崖なの極めて慎重に。大分アングルは良くなったが枝が邪魔。
テラスの最前部に膝をついてにじり寄り漸くややましな写真が撮れた。
前回満足した写真がこれだが比べると樹葉の無い分だけでも確かに上等。
一応、最初の目的は達したので益々おかしくなった天気を気にしながら
初体験の幡矢ヶ岳を南から北へ乗り越すために休まず出発。
ここから山頂まで標高差は120m位の一本尾根で距離は700m程。
東南の方面にも雪雲の様な厚い雲が流れている。
音羽山の南にちょこんと立っているのは鐘撞山かな?随分小振りだから違う山か。
尾根道は直ぐに小ピークにぶつかる。なだらかな稜線を期待する方が無理かな。
小ピークを下って振り返ると北面は薄く雪が積もっている。多分、市街地も少し
濡れた夕べの雨が此処では雪になって積もったんだろう。これでは湖畔の外輪山は本格的に
積もったろうな。
左手に覗岩と同じ雰囲気の大岩、さっきのとは違うらしいから地蔵峠から鐘原ヶ岳途中で見ると
二本見える尖塔の上部のものかもしれない。
右手には音羽山の西面がどっしりと。
アップダウンで再び振り返るとびっしりの雪。
境界杭が現れて頂上台地の直下に来たらしい。
真後ろの山は鐘原ヶ岳の連山と思われる。
やがて榛名特有の笹の尾根、榛名湖畔の山々を思い出させる雰囲気。
笹道が途切れると
この杭で台地の南端に到着、ここからは長い平坦の道。
標識は二つ気付いた。このテープ状のものはフジオカTKさんのもの。
本日の爺イ(12.32)。
こっちは御馴染み沼田のN.G氏のもの。地面は雪混じりで濡れているので
腰を下ろして昼食とはいかずに休まず下山のため北上再開。
帰路の概略ルート。
下り尾根には薄い雪がびっしりで枯れ葉に混じって踏み跡を完全に
消してしまっているが
尾根は一本しかないからルートを外す心配は皆無で何よりも正面の天目山を
見ながら下れば何の問題も無いが、雪交じりの枯れ葉の滑りは半端ではない。
途中に落し物、よく見える所に置き直したが多分来春までは雪に埋もれるだろう。
峠に到着、雪雲は益々黒く厚く風花が舞ってきたので本格的な雪を避けるため
又休まずに通過。昼食は下山後に車の中でと決め込んで峠道を大急ぎで下る。
距離が短いとはいえ往復とも一度も腰を下ろさないハイキングは初めてだ(13.05)。
ここを直進すれば天目山の南コースだが踏み跡なしの登り傾斜は相当なもの。
西への巨大沢を下ると九十九折岩に出て榛名神社に達するがかって存在したルート跡は
沢荒れのため今は無く適当に沢下りをすることになる。この峠には名前が無いので
付近の小字名から爺イは「湯ノ沢峠」と仮称している。
短時間でr-126に到着、位置は駐車場所から150mの上。
風花は凄くなったので
動画に撮って見たが雪と違うので殆ど分からないが、音羽山の稜線は
吹雪のように見える。もう、榛名から北は爺イには向かないので
南の吉井・藤岡とか西の富岡・甘楽に切り替える。
駐車場所に到着。このメインの遊歩道は伐採材の搬出路になっている様だが
休眠だった林業が動き出すのは結構なこととは言え跡地にどんな木を
植林するか考え時だろう(13.24)。
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コメント有難うございました。5/17の記事
拝見しました。覗き岩への直接タッチに
びっくりしましたが、到達方法が大体想定できましたので何れ挑戦してみます。
覗岩のすぐ上まで既に行っていたのですね。さすがです。
おそらくその写真を撮った地点から西へ下ると覗岩に行けますよ。
今日は岩に腰掛けてのんびり食事をしてきました(*^^)
お早うございます。いよいよ寒気の到来で
小生の行き先も限定的になりました。
最近のaninecoさんの行った西上州の山々にも
稀には手の届くところもあるので来春の
楽しみにして置きます。
榛名山もちらほら雪が積もり始めたところがありますね。間近から見た覗岩の写真、大変迫力があって興味を惹かれます。幡矢ヶ岳も未踏なので、登る際には覗岩も是非近くで見て見たいと思いました。