クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

西小梨山周回  H-20-1-5

2008-01-06 10:32:03 | 高崎・甘楽・藤岡方面
今年の「歩き始め」は手馴れたところで吉井の「西小梨山周回」。勿論「西小梨」
なんて通称までもいかない只の仮称だが、小梨峠を挟んで小梨山と対峙して
いるので。
本当は日曜日の方が気温は高そうだが、休日はハンターと鉢合わせの
可能性があるので回避。
今年も新年早々から雪山での遭難が続いているが何れも気象情報無視で
決められた予定での強引な実行や準備不足・情報不足が原因と言われる。
日光白根に来るのに金精峠の冬季閉鎖も知らずとは。
さて、こちらはお馴染みの県道71号線でどん詰まりの「大判寺橋」脇に駐車。
ここは「ダイハンジ」と読むそうだ。近くの公民館は「大判地」。(10.52)
この周辺の様子がおかしい。沢の上流が荒れていて周辺の林の伐採もされ、
名物の名水取水口が30mほど上に移動している。


東南への林道を左に小沢を見ながら100m位進むと早くも分岐。


右の小道は一度は辿ってみたいが今日は左折して沢を跨ぎ、隣の沢筋を
登っていく。ここも倒木大岩ゴロゴロで大荒れだ。去年の台風の爪痕かな?

やがて、沢が二分し前面の巨大岩隗で始まる尾根の垂れの直前に左手立木に
こんなテープの目印。沢の左対岸の土手にも同じくテープ。


ここから沢を左に渡って土手を少し登ると横に走るケモノ道、これを伝って
左に水平移動、二つばかり小さい枝尾根を越え100度程廻ると下からの
ハッキリした稜線に到着(11.16)。こんな尾根道が下から。


切り開かれて薄い踏み跡もある直登路は始めから厳しく大コブが二つ。
何とかクリヤしたところには、こんな枯れ木のオブジェ(11.36)。


その先にはこんな尾根道が


だが、忽ちの内に再び長い登りが始まり、赤テープを確認して元気を付ける。


前面の大きな北東・南西尾根に向っている。尾根に到着すると左に向くので
未だ東進。目指すは569m峰のある南北尾根だが双耳のようなピークがあるので
直登せずにケモノ道を使って右手に見える鞍部に進む。鞍部の左手の樹間から
牛伏山が見えるが、八束と重なっているのか?ばかに大きく見える(12.11)。


直ぐに南南東の569mピークに向うが折角のポイントなのに山頂には標柱も
境界杭もない。見つけたと思ったら刈り取られた枯れ木(12.26)。


ピークから一旦下ってこのコース唯一の平坦尾根を南進して次の591.8mへ
の鞍部。
再び登りが始まると左手に小梨山がクッキリ。伐採跡が痛々しい(12.39)。


稜線が南西に向くと591.8m地点だがここは三叉の分岐。H-17に爺イのつけた
テープは未だ健在(12.45)。


小休止の後、280m真南の西小梨山にまっしぐらと行きたいが生憎な事に
最大難所。
尾根というより吉井・藤岡の境界線にもなっている東西稜線への斜面登り。
特に直下から錐の先に見えるピークに這い上がるのは正に爺イ殺しの急坂。
下地がカラカラに乾いたザラ場なので軽アイゼン付けても時間の掛かること、
亀並み。
何とか到着、展望は南を除いては良いが何しろ枯れ枝が邪魔だし遠くは
春霞み状。仮の頂上標識前で本日の爺イ(13.12-13.38)。


過去二回は2時間で来たが今回は二時間半も掛かり、確実に登りスピードは
加齢と共に鈍っている。
昼食・休憩の後、稜線を西に向う。稜線はこんな感じで倒木多数で荒れている。


余り人が通るコースではないので仕方ないか。
多少のアップダウンはあるものの簡単にアンテナ峰(13.47)。


西へは境界線尾根が続き、甘楽・吉井境に達しているが


今日はピークから一寸下がったこのテープから北進して大判寺橋へ周回する。


往路は細かく尾根を渡り歩いたがこのコースはヤセ尾根一本下り。
岩場には上手い具合に脇道がつけられているが登るのは傾斜も厳しく単調、
左右の展望皆無なのであまり面白くないだろう。
降り切って唯一の登り返しピークには石宮が一つある分岐点(14.08)。


右に行けば谷を越えて往路の中間に出るので、左の急坂を下り、やせ尾根を
通過すると突然広い斜面に出て進路に迷うが、ここは右目ギリギリに進み
斜面が大きく割れて左右の尾根に別れるので右の藪を突破する。
藪の先に尾根が現れるのでそれを下ると樹幹にこのテープ(14.23)。


ここまで来れば右の遥か下に「五人釜林道」の第二期延長部分が見えるが
直接は降りられないので左に回りながら、倒木を跨ぎながら下って
林道の第一期の終点着(14.31)。
延長の具合を見ようとしたが、水害の影響なのか滅茶苦茶で人も通れない。


林道も被害を受けている。ここは沢の合流地点だが西側の沢が大岩剥き出し
に成っているので完全に沢の氾濫。山手の無理な切削も崩れている。


林道頂点からは一箇所の崩落跡があるだけで無事だが


終点近くで沢と林道の交点が大崩れで100m下の名水取水場所変更に
影響している様だ。


駐車場所には14.56。軽トラックで多量の容器に沢水を入れている人もいた。



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