クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

富岡・下仁田花処訪問 H-30- 6-30

2018-06-30 20:45:00 | 妙義・下仁田・富岡・南牧
突然の猛暑日の連続に戸惑っていたが暑さ慣れをしないと夏が
乗り切れないので一寸炎天下に耐暑訓練の積りで富岡・下仁田への
花巡り。

最初は富岡・神成吉田地区の「古代ハスの里」。R-254を西進して
比佐理橋北信号で国道から分かれて右の「西上州やまびこ街道」の延長線を
選択し上信越自動車道の下を潜って「南蛇井」で右折、駅脇を通過して
北上、大桁山道標のある信号を右折すると古代ハスの里の道標もあり
近くになれば細道の一方通行の分岐に地元の人が進行指示をしている。

本日の午前中は「古代ハスの里まつり」があるので道路脇の駐車スペースも
満車状態、でも地元の人たちがうまく誘導してくれて何とか滑り込み。

先ずは入口のこの解説板。概略は「1951年、千葉県検見川東京大学グランドの
地下6mより発見された三粒のハスの実は約2000年前のものと鑑定され同年7月に
一粒が発芽した。その後、発見者の大賀博士によって1960年に新潟県
十日町弁天池に移植された。そして2010年にここに移植され
地元の「吉田地区地域づくり協議会」により「古代蓮保存会」が
結成され運営されているーーー」と。



看板を読んでいたら「お土産がありますから」と少し離れた入口に案内される。



そして冷たい麦茶を振舞われ、お弁当と称して赤飯・コンニャクゼリー・飲み物など
一式を頂戴して予期せぬことに恐縮しきり。



花の様子は何となく開花が少ない感じ、一望して花托が殆ど見られないから
時期が早過ぎなのかな? その様子はyoutubeで。
(途中で止めるには画面左下の縦二本棒をクリック、その途中から再開は
右向き矢印、終了してからもう一度見るには左下に現れる反時計回り
反転マークをクリック)

神成古代ハス


一回り見物の後、休憩所で地元の山好きの御仁と出会い、この地域の人たちの
畏敬の象徴の様な稲含山や岩場の塊・鍬柄岳、この地区ご自慢の神成山(富岡アルプス
九連峰)についてご高説を拝聴したがこれらの全てには既に複数回登頂しているので
話はよく理解でき、一休みの後に次の予定地に向かった。
ここから良く見える話題の山々。
(画像左クリックで拡大、元のページに戻るには左上の左向き
矢印をクリック)
   

余計な一言。
この大賀ハスは1951年、千葉市の東京大農場で見つかったハスの実が発芽して開花。
約2000年前のものと鑑定されたのは周知の事実だがこの「鑑定」と称する物は
そのハスの種を直接に年代鑑定したものではない。世界的に見て種子そのものを
年代鑑定して世界最古とされているのは中国の1300年前のものが最古である。
資料に拠ると大賀蓮の鑑定とは「ハスの実の上方層で発掘された丸木舟のカヤの木の破片
をシカゴ大学原子核研究所へ送り年代測定を依頼、シカゴ大学のウィラード・
リビーらによって放射性炭素年代測定が行われ、今から2000年前の弥生時代
以前のものであると推定された」ので木の破片の近くにあったこのハスの実も
同時代のものと認定される事になったのだ。
行田市小針の公園「古代蓮(はす)の里」でも薄紅色の「行田蓮」の花が見頃と
伝わるが、この古代蓮と称する物は、公共施設建設工事の際に蓮の種子が掘削地の
池で自然発芽し開花したものだが、出土した遺物や木片の放射性炭素年代測定から
約1400年から3000年前のものと推定されたため、古代蓮と呼ばれるようになった。
但し、大賀蓮と同じで種子を直接測定したものではない。

高温の車内に辟易しながら比佐理橋に戻ってR-254で西進、橋を渡って二つ目
信号を左折して台地へ登れば「下仁田アジサイ園」。
10日前にも訪問して一般的な手毬型は満喫しているので今回はその時は未だ
開花が少なかった「ガクアジサイ」を見に来たわけだ。
「あじさい」はアジサイ科アジサイ属、原産地は日本で日本固有の「ガクアジサイ」が
原種であり一般に見られるものは西欧で品種改良されて逆輸入された「セイヨウアジサイ」
ということでガクアジサイに愛着が沸く次第。
我が家でもガクアジサイは咲いてはいるが周りの花が貧弱で見栄えが悪い。
ここのものは堂々たる姿で我こそ原種であると胸を張っているようで力強い。

入園料を払って中に入り正面の大桁山にまずご挨拶。



この炎暑の中、参観者の多さにびっくりする。元気老人はオレだけではないと実感。
手毬型の花は10日前に比べれば僅かに勢いが失せたような感じもするが圧倒的なボリューム
感は変わらず遊歩道は花に包み込まれている。



今日はガクアジサイ一本に絞ってyoutube。ここも背中に焼けつく様な痛みを感ずる
ぐらいの強烈な日差しなので時々は木陰に逃げ込んで休みやすみ。

(途中で止めるには画面左下の縦二本棒をクリック、その途中から再開は
右向き矢印、終了してからもう一度見るには左下に現れる反時計回り
反転マークをクリック)

下仁田アジサイ


下仁田から再び富岡に戻って丹生湖に向かう。上州一之宮から発するr-199で西進して
富岡GCの看板を目指せばその看板の下に小さく丹生湖と書いてある。
細道を北上すると左への分岐に「丹生湖」の案内。気づかずに直進すればGCの中に
入ってしまう。
丹生湖の管理棟前、何となく湖の様子が変なのでよく見ると何と渇水らしく
湖の半分以上は草原と化していた。



昨年の同時期は満々とした水を貯めていたのに。



湖センターから早咲ヒマワリの畑に向かった積りだったがウロウロと走り回っても
それらしき姿は見えない。農作業の人の何人かに聞いてみても「そんなの咲いてないよ」
とつれない返事。老人ボケで場所を間違えたか?それとも早咲は本畑の一部を
利用しているだけだから今年はやってないか? もう一度センターに戻り丁度来合わせた
丹生湖関係者に聞いたら「ヒマワリは7月末だよ」とだけあっさりと流された。

さっさと諦めて第四の目的地・富岡蕨の「睡蓮の里」に移動。兎に角、睡蓮は
午後の早い時間に花を閉じるのでもう時間が無いし今日のデーゲームが
気がかりなので早く帰りたいから。
R-254で東に戻って「小沢」で左折してr-10を北進、下高尾で右折してr-197で
小幡方面へ。小野小町伝説で名高い得成寺前を通過してレイクウッドゴルフ場方面へ。
ゴルフ場先にこんな閉鎖された扉。
ここが2010年頃の富岡観光案内に「富岡市蕨の花の里、8種類2,000株の
スイレンの花が見頃を迎えています。
花の里とは元々は1,300平方メートルと700平方メートルの二つの農業用の
用水で、スイレンは、育てていたタナゴがカワセミに食べられてしまうのを防ぐために
植えたのが始まり、入園料300円」と紹介された池で2012年頃の某著名ブログにも
探訪記が載っている。
所が爺イが初めて訪れた2015年には既に閉鎖され草茫々、その後は全くの放置状態。



鉄扉を右からすり抜けると叢の道が残って居る。



草深い所に廃屋となった小屋、多分これはかつての料金所?



その先は覚悟を決めないと突破できない分厚い夏草の壁。



池に落ちないように注意深く叢を踏みながら池の傍に立つと確かに睡蓮の
特徴ある葉が池面を覆ってはいるが肝心の花は目を凝らさないと見えない位で
極く僅かで、しかも立てる位置から余りにも遠くて爺イの旧式デジカメでは
全く歯が立たない。



仕方なく草に摑まりそろりと池の淵を歩いて奥に進んで何枚か撮影。
続いて背丈を越す猛烈な草をかき分けて第二の池傍に近寄り数枚。
日照りと群がる虫、草いきれに負けて退散。でもこれだけ茎がしっかりしているの
だから此の侭朽ち果てさせるのは勿体ないとは思うが爺イは何も出来ずの
傍観者だからなと自嘲のみ。
(途中で止めるには画面左下の縦二本棒をクリック、その途中から再開は
右向き矢印、終了してからもう一度見るには左下に現れる反時計回り
反転マークをクリック)

富岡睡蓮の里


ご来訪の序に下のバナーをポチッと。
登山・キャンプランキング

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 牛伏山と下仁田アジサイ園早... | トップ | 花々の楽園 アイリスの丘の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

妙義・下仁田・富岡・南牧」カテゴリの最新記事