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午前中は晴れと言う前夜の予報に反して一面の雲、西の空に僅かな
切れ目が見えるだけ。でも、今日は景観などどうでも良い「方位標」
探索のリベンジだ。方位標と云ってもその存在意義は全く理解して
いない。「測量法解説」で「森林地帯又は広大な平野にある
三角点又は多角点において、他の三角点又は多角点との視通が無い場合に
方位の基準を与える為に設置する標石」を読んで、そうかそうかと
単純に頷いてしまう程度。でも数の少ない貴重品なので最近やや
標石マニヤの気配のある爺イとしては是非ともタッチしたい珍品の類い。
研究家・舘沢氏から提供された資料を握って再び赤城の大沼を目指す。
道中は相変らずの紅葉だが、それも1200㍍地点止まり、湖畔近くは
殆ど落葉し、その上に日差しがないので早くも寒々とした冬景色の様。
外気温12℃の標示を気にしながら五輪峠に駐車して「赤城ニ号」探索に
出発(10.07)。
笹の切り払われた五輪尾根への登りに入ると直ぐに苔生した古い境界杭が
二本。ここは来年には前橋市になる富士見村と今は沼田市になってしまった
旧利根郡利根村との境界なのだ。
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ナビを注視しながら1475mの足柄山を越えてN-36-33-41-3
E-139-10-38-6を目指す。標石は境界線上にあるのだが、この五輪尾根は
境界線と同一ではなく、両者は何度も交叉しながら東西に伸びている。
差は極く僅かであるが前回の様に尾根道だけを見ていたら発見は出来ない。
厚生団地への下り道道標の手前約30㍍地点の北側の笹薮の中に発見。
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一辺は11㌢とやや小振り、上面は「X」では無く「+」で南面に「方位標」
東面に「基本」
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西面には「地理調」
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北面は何やら数値らしいが読み取れないが、下部のは「24」か?
念の為、近くの枯れた小枝に赤テープの目印。
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さて、「第一号」を探しに地蔵岳北側の高天原に行くのだが、ルートは多岐。
「山楽会」さんのHPで検討して老人向きのコースは八丁峠からの地蔵岳越え
と判断。途中で前回同様に鳥居峠の展望台。相変らず展望は全く駄目。
眼下に1200㍍級と思われる小山が一つだけ。方位板には「黒保根・下柏山」と
あるが「下柏山」は地域名で山名ではないだろうから無名の小山か?(10.45)
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八丁峠の駐車場について段差の小さい木段の登りに掛かる。道標には
600mとあるが解説書には階段数が540段と書いてある(11.05)。
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何組もの登山者に追い抜かれながらも焦らずマイペース。息継ぎで振り返る
度に小沼が気分を和ませるが天候も悪いので秋の色は見られない。
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木段が終ると歩き難い石ゴロの道が大きく左に回り始める。全く無駄歩きを
させるなとモンクも出掛かるが、これがあるから頂上直下をほぼ平坦道で
頂上に到達させる配慮と思って我慢。やがて多くの設備の林立する傍を通過。

地蔵岳到着(11.41)。
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先ずは一等三角点殿。かっては帽子を被っていた写真を見た事があるが
今は無い。
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その傍のこれはケルン?
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地蔵岳の名に相応しく幾つかの石造物。だか、再建されたと言う地蔵尊の写真を
撮り忘れ。若しかすると古いもの好きの爺イが新品同様の石像に拒絶反応をしたか?

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目指す高天原が眼下に見下ろせるが雲行きは益々悪く低い雲が張り出してきた。
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暫く散策してから大沼に向かって下降道に入る。古いスキー場設備跡の傍から
左への林の中へ。どうせ左目に行くのだからショートカットの積もり。人の手の
入ってない原生林の雰囲気の中には苔生した岩が多くて奇麗。

調子に乗ってぐんぐん下ったら窪に突入しそうになって慌てて東進に切り替えて
登山道に復帰。
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やがて前方に奇麗な台地、これが高天原だろう。
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左手の樹幹に「山楽会」さんが10/22につけたばかりの頂上標識(12.04)。
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大沼湖畔の赤城神社も下に見えるが天候のせいか、ハッキリしない。
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振り返ると降りてきた地蔵岳がなだらかな山容を見せ、頂上の人影もはっきり。

定番の黒桧山
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このトンガリは鈴ヶ岳なんだろうか?
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早速、方位標の探索、登山道を少し下った左の笹の中。だがこの笹薮は
半端ではない。余程土壌が適しているのか?胸までの高さで密生の度合いが
物凄い。足で押しただけでは歯が立たない。押し込んだ所に座りこんで
手で葉を分けて下を覗き込む事の繰り返し。

30分程も頑張ったが発見できずに一旦台地に引き上げ。本日の爺イ(12.45)。
ついでに昼食にして作戦の練りなおし。

探索後半は作戦変更、先ず目的地の近くで自分をE-139-10-38-6に乗せる。
そこから巾2㍍でナビを見ながら真北に進みながら笹を分けるーーーと
やっては見たが結果は同じ。疲労困憊で断念(13.16)して高天原に帰る。
少し休んで地蔵岳に登り返し。途中の石ゴロの道を回避して再び林の中。

頂上に帰着したら烏の出迎え。もしや道案内のヤタガラス?まさか、登山者の
残飯漁りの利巧者だろう。
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帰りは「八丁下り」を探る。すぐ下の分岐を左へ。右への小道が何本かあるが
その先には木段が見えるので直進、ケルンを通過。
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アッと、何時の間にか踏み跡も消えた。邪魔なツツジを避けて笹原を下り
時々左の林に逃げこむ。道は無いが方向は判っているので進路は適当。
やがてススキの原。
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再び笹原の雑木林、少し北に寄り過ぎたので斜面を斜めに南へ。
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やがて錆びついたスキー場設備の所で登山道に飛び出す。一体、八丁下りは
何処だろう?
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出発した登山口から50m程の北だった(14.19)。
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天気も気分も悪いので予定していた「前浅間」も中止で今日は切り上げ。
途中でビジターセンター前の案内図を見たら木段道の途中から一本
破線が派生しているのでそこが八丁下りかな? 次ぎの宿題だ。
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切れ目が見えるだけ。でも、今日は景観などどうでも良い「方位標」
探索のリベンジだ。方位標と云ってもその存在意義は全く理解して
いない。「測量法解説」で「森林地帯又は広大な平野にある
三角点又は多角点において、他の三角点又は多角点との視通が無い場合に
方位の基準を与える為に設置する標石」を読んで、そうかそうかと
単純に頷いてしまう程度。でも数の少ない貴重品なので最近やや
標石マニヤの気配のある爺イとしては是非ともタッチしたい珍品の類い。
研究家・舘沢氏から提供された資料を握って再び赤城の大沼を目指す。
道中は相変らずの紅葉だが、それも1200㍍地点止まり、湖畔近くは
殆ど落葉し、その上に日差しがないので早くも寒々とした冬景色の様。
外気温12℃の標示を気にしながら五輪峠に駐車して「赤城ニ号」探索に
出発(10.07)。
笹の切り払われた五輪尾根への登りに入ると直ぐに苔生した古い境界杭が
二本。ここは来年には前橋市になる富士見村と今は沼田市になってしまった
旧利根郡利根村との境界なのだ。
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ナビを注視しながら1475mの足柄山を越えてN-36-33-41-3
E-139-10-38-6を目指す。標石は境界線上にあるのだが、この五輪尾根は
境界線と同一ではなく、両者は何度も交叉しながら東西に伸びている。
差は極く僅かであるが前回の様に尾根道だけを見ていたら発見は出来ない。
厚生団地への下り道道標の手前約30㍍地点の北側の笹薮の中に発見。
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一辺は11㌢とやや小振り、上面は「X」では無く「+」で南面に「方位標」
東面に「基本」
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西面には「地理調」
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北面は何やら数値らしいが読み取れないが、下部のは「24」か?
念の為、近くの枯れた小枝に赤テープの目印。
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さて、「第一号」を探しに地蔵岳北側の高天原に行くのだが、ルートは多岐。
「山楽会」さんのHPで検討して老人向きのコースは八丁峠からの地蔵岳越え
と判断。途中で前回同様に鳥居峠の展望台。相変らず展望は全く駄目。
眼下に1200㍍級と思われる小山が一つだけ。方位板には「黒保根・下柏山」と
あるが「下柏山」は地域名で山名ではないだろうから無名の小山か?(10.45)
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八丁峠の駐車場について段差の小さい木段の登りに掛かる。道標には
600mとあるが解説書には階段数が540段と書いてある(11.05)。
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何組もの登山者に追い抜かれながらも焦らずマイペース。息継ぎで振り返る
度に小沼が気分を和ませるが天候も悪いので秋の色は見られない。
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木段が終ると歩き難い石ゴロの道が大きく左に回り始める。全く無駄歩きを
させるなとモンクも出掛かるが、これがあるから頂上直下をほぼ平坦道で
頂上に到達させる配慮と思って我慢。やがて多くの設備の林立する傍を通過。
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地蔵岳到着(11.41)。
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先ずは一等三角点殿。かっては帽子を被っていた写真を見た事があるが
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その傍のこれはケルン?
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地蔵岳の名に相応しく幾つかの石造物。だか、再建されたと言う地蔵尊の写真を
撮り忘れ。若しかすると古いもの好きの爺イが新品同様の石像に拒絶反応をしたか?
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目指す高天原が眼下に見下ろせるが雲行きは益々悪く低い雲が張り出してきた。
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暫く散策してから大沼に向かって下降道に入る。古いスキー場設備跡の傍から
左への林の中へ。どうせ左目に行くのだからショートカットの積もり。人の手の
入ってない原生林の雰囲気の中には苔生した岩が多くて奇麗。
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調子に乗ってぐんぐん下ったら窪に突入しそうになって慌てて東進に切り替えて
登山道に復帰。
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やがて前方に奇麗な台地、これが高天原だろう。
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左手の樹幹に「山楽会」さんが10/22につけたばかりの頂上標識(12.04)。
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大沼湖畔の赤城神社も下に見えるが天候のせいか、ハッキリしない。
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振り返ると降りてきた地蔵岳がなだらかな山容を見せ、頂上の人影もはっきり。
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定番の黒桧山
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早速、方位標の探索、登山道を少し下った左の笹の中。だがこの笹薮は
半端ではない。余程土壌が適しているのか?胸までの高さで密生の度合いが
物凄い。足で押しただけでは歯が立たない。押し込んだ所に座りこんで
手で葉を分けて下を覗き込む事の繰り返し。
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30分程も頑張ったが発見できずに一旦台地に引き上げ。本日の爺イ(12.45)。
ついでに昼食にして作戦の練りなおし。
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探索後半は作戦変更、先ず目的地の近くで自分をE-139-10-38-6に乗せる。
そこから巾2㍍でナビを見ながら真北に進みながら笹を分けるーーーと
やっては見たが結果は同じ。疲労困憊で断念(13.16)して高天原に帰る。
少し休んで地蔵岳に登り返し。途中の石ゴロの道を回避して再び林の中。
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頂上に帰着したら烏の出迎え。もしや道案内のヤタガラス?まさか、登山者の
残飯漁りの利巧者だろう。
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帰りは「八丁下り」を探る。すぐ下の分岐を左へ。右への小道が何本かあるが
その先には木段が見えるので直進、ケルンを通過。
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アッと、何時の間にか踏み跡も消えた。邪魔なツツジを避けて笹原を下り
時々左の林に逃げこむ。道は無いが方向は判っているので進路は適当。
やがてススキの原。
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再び笹原の雑木林、少し北に寄り過ぎたので斜面を斜めに南へ。
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やがて錆びついたスキー場設備の所で登山道に飛び出す。一体、八丁下りは
何処だろう?
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出発した登山口から50m程の北だった(14.19)。
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天気も気分も悪いので予定していた「前浅間」も中止で今日は切り上げ。
途中でビジターセンター前の案内図を見たら木段道の途中から一本
破線が派生しているのでそこが八丁下りかな? 次ぎの宿題だ。
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観測記録が残っているものの、何らかの理由で
撤去されたとの情報が寄せられた。
笹藪に座りこんで掻き分けても見付らなかったのは
爺イの不手際だった事でも無さそうなので一安心。
次ぎの赤城行きの機会には軽井沢峠入り口から前浅間で
「前浅間山」なる標識を見てから南西への稜線で荒山に向かい、直下で登れるかどうかを観察し、駄目なら戻って避難小屋
からグルッと回って荒山の予定。
南西からの稜線コースは距離100㍍で等高線が10本ぐらい見えるので多分無理でしょうが。