クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

ウバユリ観察 2018第二弾 H-30- 7-16

2018-07-16 19:24:10 | 高崎・甘楽・藤岡方面
相変わらずの猛暑が続き先日も隣の前橋で38度超のニュースが流れ
炎天下の高校野球も痛々しさを覚える毎日。
「不要な外出は控える様にーー」との公報は誠に御尤もだが
偶には短時間の外出で一汗かくのも健康法と勝手に決め込んでいる
爺イは午前中に一寸吉井町・小串カタクリの里へ。
ここの本命は勿論3-4月のカタクリの群生だが7月は山ユリとウバ百合、
8月は「キツネノカミソリ」が見られる筈なのだ。
当然狙いはウバ百合のたった五日間の開花を確実に捉えるためだが
頻繁に榛名湖まで偵察に行くのも面倒なのでここの小串で開花したら
僅か数日遅れて榛名も開花すると云うのが拠り所。

高崎から中山峠を越えて南進、「川内」でR-254にぶつかって左折、
馬庭駅入口を過ぎて右へ急カーブする小串信号の少し先でこの道標の
所に駐車場。



小さな台地の斜面に仕切られたカタクリの里のスペースは幸いにして
全部日陰だが季節柄、やぶ蚊だかブヨだか分からない子虫がワッと寄り付いて
半そで・短パンの爺イにむしゃぶりつく。願ってもない御馳走の到来なんだろう。

出だしからヤマユリに遭遇、これは思いがけない幸運と思ったら出会ったのは
出足の一本だけで肩透かし。



遊歩道の丸太段を僅かに登ると右の柵内に予想を超えたウバ百合の群落。
多分、厳重な柵で囲まれ管理されているので榛名の様に雑草と一緒に
刈り取りされることが無いのだろう。
だが、何としても茎が細くてひ弱の感じ。変種と云われる花を10ヶも付ける
骨太の「おおうばゆり」らしきものは全く見当たらない。
殆どは開花準備前だが中には蕾を横に倒して満を持しているものもある。
この具合だと一週間後にもう一度の偵察を要するな。
本日の様子。

(途中で止めるには画面左下の縦二本棒をクリック、その途中から再開は
右向き矢印、終了してからもう一度見るには左下に現れる反時計回り
反転マークをクリック)

小串のウバ百合


序に昨年の爺イのblogから半年に亙るウバ百合の変化。

ウバ百合のパフォーマンス


帰り道に「吉井いしぶみの里公園」に寄り道。運動公園と兼用の駐車場。
既に日向は頭がくらくらするような高温。こんな中でもテニスコートでは
若者たちが元気にプレイしている。



道路の反対側のこの道標から公園内へ登る。



移築復元された古墳2基(南高原1号墳、片山1号墳)の手前に導標。



左に入ると小さな古代ハスの池がある。勿論、今では殆ど終了しているが未だ僅かな
花と蕾が見られた。

(画像左クリックで拡大、元のページに戻るには左上の左向き
矢印をクリック)

     

予定終了で一寸ガラス張りの覆堂の中に保存されている多胡碑を見てから帰宅。所要2H。



この多胡碑はもう語り尽くされているが説明によるものを引用すると
「奈良時代初期にあたる711年に新しく多胡郡が誕生したことを記した記念碑で、
日本三古碑の一つ。高崎市内にある山上碑・金井沢碑とともに
上野三碑と総称されてる。
平成29年にユネスコ「世界の記憶」に登録されたこの碑の材質は近隣で産出される
花崗岩質砂岩。碑身は高さ125cm、幅60cmの四角柱で前面に6行80文字の楷書が
丸底彫り。
高崎市吉井町神保の仁叟寺境内にも六角形の覆屋に多胡碑が安置されているが
これは時代が下ってから模刻されたもの。


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