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ゴルフ週間が終った途端に天候が思わしくない。だが、もう10日近くも
山にご無沙汰なので榛名湖畔の低山標識の交換などに行く事にした。
目的は破損した伯耆山標識の交換と獅子岳への標識付け。
両山名とも国土院地形図には記載が無いが、旧伊香保町1/10000図には
標高・山名が記載されているので伝聞によって勝手に付けた山名ではない。
予報よりやや悪い雲行きを心配しながらR-126を進むと宗教施設の
入り口が紅葉真っ盛り。
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湖畔のR-33に下りてヤセオネ峠に向かい旧榛名町と旧伊香保町の
境界線から200m程先の空地に駐車。臥牛山登山口道標から
登山道に入る(9.30)。

少し進んで右手の尾根に取り付くと、角に何やら標識の残骸。矢印があった
ような気がするが良くは覚えていない。

やがて前面に岩魁、何処から登っても良いらしいが、爺イは何時もずっと
左に回りこんで一番楽なルートで尾根上に這いあがる。

ヤセ尾根を僅かに西進すると岩の間の狭い頂上(9.47)。見慣れたこの
標識がバックの紅葉に映えて新品同様に見える。それとも補修されたか?

お馴染みG氏のものと言われる達筆墨書の標識。裏に「KQA 94-7-4」の
書きこみ。「K.A」なら重鎮さんの友人らしいがKQAとコールサイン風になると
はて? 誰だろう。

この臥牛山は本来の目的ではなく伯耆山へ行くのには、この山を乗り越して
いくのが一番楽だからに過ぎない。頂上から少し戻って北への稜線に乗るべく
数㍍の崖を立木にぶら下がって滑り降りる。台地への稜線はこんな感じ。

北北東に向かって100m強も続く台地を縦断し、その突端からの
分岐尾根は左を選択して赤テープ・境界杭等を頼りにして等高線
9本分急降する。因みに右を選択すると高根展望台上に達する。
降り切って鞍部、僅かの紅葉を見ながら一呼吸(10.20)。

伯耆山へは直線距離僅かに84mだが等高線は5本もあるので厄介。
中間過ぎまで直登すると巾1間弱の帯状の段、戦国好きの爺イはこれは
見張り台の腰曲輪と決めつけている。この段を利用して直登を避けて
右に回って杉林との境を登る。落ち葉の急登はずり落ちるばかりで
進めないから。やがて前面に大岩、右から抜けて藪を掻き分けて進む。

ビッシリと雑木に囲まれた小さな頂上につくと目の前に標識二枚(10.36)。

早速、交換用標識を遠慮勝ちに少し離して取り付け。
但し、自然保護の観点から捻子止め・釘打ちではなく紐付け。

さて、破損して落下している筈の旧標識を探したら落ち葉の上に発見。
驚いた事に真っ二つに割れていた筈なのに繊維入り巾広赤テープで
裏表から補修されちゃんと繋がっていたので重複ながら再びぶら下げた。
どなたかは知りませんが、ご好意感謝します。

雲行きが大分怪しくなったので五万石訪問はパスして獅子岳に向かう。
ここから北西への下りは少し降りたら右へ右へと回りこんで一番右端の
稜線を下るのが要領。物凄いヤブなので夏場は行先見えずで往生するが
この季節は前が見えるのでやや楽。薮抜けして振りかえるとこんな感じ。

薮の先は伐採尾根、但し残骸が放置されているし、切り株が錐を立てた
ように並んでいるので転倒したら大怪我は間違い無い。北側に五万石の
紅葉の姿と行く手も黄金色に染まっている。

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やがて峠の四つ角着(11.13)。直ぐに前面の際どい岩尾根にとりかかり
獅子岳を目指すが藪道とは言え、直線距離は僅かに70m、標高差も30m。
間も無く頂上の岩(11.25)。

早速、標識の取り付け。かって「柴犬」さんが2002年頃登った時は標識が
参枚あったらしいが、最近は全く見ていない。
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南東方面は左から伯耆山・台地・臥牛山。伯耆より台地の方が
標高は高いのは皮肉。
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南の山裾は色とりどりの紅葉、眺めながら昼食。
西の烏帽子に雲が掛かってきて予報通りの雨が心配、長居は無用。

本日の爺イ。
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さて、ここから駐車場所に戻るには西回りで「蛇ヶ岳」乗り越しの長丁場。
下山に掛かって(11.48)、峠から南に向かって細道を辿る。こんな雰囲気。

クネクネ続く暗い林間の道を幾つかのアップダウンの乗り越しを経て
丁字路を右折すると「蛇ヶ岳」林道に飛び出す。この看板(12.21)。

さて、ここからはウンザリする様な大きい蛇行を繰り返す登り一方の
単調な舗装林道。
木の影からメガネをかけた熊がじっと様子を窺っているーーこんな事でも
して気を紛らわせないと。これはマイミク・おーちゃんさんのアイデア。

やがて沼尾支流の「蛇ヶ岳橋」、未だ半分も来ていない。
漸く蛇ヶ岳の北側を西に向かって通過、ここからでも稜線への取りつきは
出来るが更に先に。西北まで回ったところが尾根というか、斜面の垂れ。
カーブミラー・注意看板・二本テープの三点セットが爺イのお好み登山口。

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踏み跡、目印皆無の斜面を登りだすと(13.16)、何処を歩いても良い笹原。
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振りかえると烏帽子に霧がかかって正に墨絵。急がなくては。
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前回は正規の登山道に合流してから山頂に向かったが、時間の節約で
直接に山頂への斜面を遮二無二に登る。最後に掴んだ木が偶然にも
G氏の標識の付けられた木。ドンピシャリに自我自賛。

この標識にも裏サイン、帰宅後に調べたら重鎮さんの2001年の高倉山
坂戸山の記事でKQAさんの正体判明。爺イからは雲の上の存在の有名人・
猫吉さんらしい。
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別の新標識は「蛇ヶ岳山頂」とある。どこかの団体様ご一行の登頂記念か?
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直ぐに駐車場所を目指して東進開始するが、踏み跡は消えてこんな
林業用と思われるリボンを追って広い笹原を適当に歩く。
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やがて暗い林間を通過すると古い作業道、無視して直進すると深い溝が
連続して荒れ模様。
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どうしても越えられない溝に突き当って右に迂回したら黒髪山の鳥居が
見えたので県道に戻った。
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あと200mを残したが一応直接帰着としておこう(14.49)。
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帰り支度をしていたら急速に霧が巻き霧雨となつた。未だ3時前なのに
点灯してR-126で急いで帰宅。
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山にご無沙汰なので榛名湖畔の低山標識の交換などに行く事にした。
目的は破損した伯耆山標識の交換と獅子岳への標識付け。
両山名とも国土院地形図には記載が無いが、旧伊香保町1/10000図には
標高・山名が記載されているので伝聞によって勝手に付けた山名ではない。
予報よりやや悪い雲行きを心配しながらR-126を進むと宗教施設の
入り口が紅葉真っ盛り。
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湖畔のR-33に下りてヤセオネ峠に向かい旧榛名町と旧伊香保町の
境界線から200m程先の空地に駐車。臥牛山登山口道標から
登山道に入る(9.30)。
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少し進んで右手の尾根に取り付くと、角に何やら標識の残骸。矢印があった
ような気がするが良くは覚えていない。
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やがて前面に岩魁、何処から登っても良いらしいが、爺イは何時もずっと
左に回りこんで一番楽なルートで尾根上に這いあがる。
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ヤセ尾根を僅かに西進すると岩の間の狭い頂上(9.47)。見慣れたこの
標識がバックの紅葉に映えて新品同様に見える。それとも補修されたか?
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お馴染みG氏のものと言われる達筆墨書の標識。裏に「KQA 94-7-4」の
書きこみ。「K.A」なら重鎮さんの友人らしいがKQAとコールサイン風になると
はて? 誰だろう。
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この臥牛山は本来の目的ではなく伯耆山へ行くのには、この山を乗り越して
いくのが一番楽だからに過ぎない。頂上から少し戻って北への稜線に乗るべく
数㍍の崖を立木にぶら下がって滑り降りる。台地への稜線はこんな感じ。
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北北東に向かって100m強も続く台地を縦断し、その突端からの
分岐尾根は左を選択して赤テープ・境界杭等を頼りにして等高線
9本分急降する。因みに右を選択すると高根展望台上に達する。
降り切って鞍部、僅かの紅葉を見ながら一呼吸(10.20)。
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伯耆山へは直線距離僅かに84mだが等高線は5本もあるので厄介。
中間過ぎまで直登すると巾1間弱の帯状の段、戦国好きの爺イはこれは
見張り台の腰曲輪と決めつけている。この段を利用して直登を避けて
右に回って杉林との境を登る。落ち葉の急登はずり落ちるばかりで
進めないから。やがて前面に大岩、右から抜けて藪を掻き分けて進む。
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ビッシリと雑木に囲まれた小さな頂上につくと目の前に標識二枚(10.36)。
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早速、交換用標識を遠慮勝ちに少し離して取り付け。
但し、自然保護の観点から捻子止め・釘打ちではなく紐付け。
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さて、破損して落下している筈の旧標識を探したら落ち葉の上に発見。
驚いた事に真っ二つに割れていた筈なのに繊維入り巾広赤テープで
裏表から補修されちゃんと繋がっていたので重複ながら再びぶら下げた。
どなたかは知りませんが、ご好意感謝します。
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雲行きが大分怪しくなったので五万石訪問はパスして獅子岳に向かう。
ここから北西への下りは少し降りたら右へ右へと回りこんで一番右端の
稜線を下るのが要領。物凄いヤブなので夏場は行先見えずで往生するが
この季節は前が見えるのでやや楽。薮抜けして振りかえるとこんな感じ。
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薮の先は伐採尾根、但し残骸が放置されているし、切り株が錐を立てた
ように並んでいるので転倒したら大怪我は間違い無い。北側に五万石の
紅葉の姿と行く手も黄金色に染まっている。
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やがて峠の四つ角着(11.13)。直ぐに前面の際どい岩尾根にとりかかり
獅子岳を目指すが藪道とは言え、直線距離は僅かに70m、標高差も30m。
間も無く頂上の岩(11.25)。
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早速、標識の取り付け。かって「柴犬」さんが2002年頃登った時は標識が
参枚あったらしいが、最近は全く見ていない。
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南東方面は左から伯耆山・台地・臥牛山。伯耆より台地の方が
標高は高いのは皮肉。
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南の山裾は色とりどりの紅葉、眺めながら昼食。
西の烏帽子に雲が掛かってきて予報通りの雨が心配、長居は無用。
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本日の爺イ。
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さて、ここから駐車場所に戻るには西回りで「蛇ヶ岳」乗り越しの長丁場。
下山に掛かって(11.48)、峠から南に向かって細道を辿る。こんな雰囲気。
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クネクネ続く暗い林間の道を幾つかのアップダウンの乗り越しを経て
丁字路を右折すると「蛇ヶ岳」林道に飛び出す。この看板(12.21)。
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さて、ここからはウンザリする様な大きい蛇行を繰り返す登り一方の
単調な舗装林道。
木の影からメガネをかけた熊がじっと様子を窺っているーーこんな事でも
して気を紛らわせないと。これはマイミク・おーちゃんさんのアイデア。
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やがて沼尾支流の「蛇ヶ岳橋」、未だ半分も来ていない。
漸く蛇ヶ岳の北側を西に向かって通過、ここからでも稜線への取りつきは
出来るが更に先に。西北まで回ったところが尾根というか、斜面の垂れ。
カーブミラー・注意看板・二本テープの三点セットが爺イのお好み登山口。
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踏み跡、目印皆無の斜面を登りだすと(13.16)、何処を歩いても良い笹原。
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振りかえると烏帽子に霧がかかって正に墨絵。急がなくては。
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前回は正規の登山道に合流してから山頂に向かったが、時間の節約で
直接に山頂への斜面を遮二無二に登る。最後に掴んだ木が偶然にも
G氏の標識の付けられた木。ドンピシャリに自我自賛。
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この標識にも裏サイン、帰宅後に調べたら重鎮さんの2001年の高倉山
坂戸山の記事でKQAさんの正体判明。爺イからは雲の上の存在の有名人・
猫吉さんらしい。
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別の新標識は「蛇ヶ岳山頂」とある。どこかの団体様ご一行の登頂記念か?
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直ぐに駐車場所を目指して東進開始するが、踏み跡は消えてこんな
林業用と思われるリボンを追って広い笹原を適当に歩く。
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やがて暗い林間を通過すると古い作業道、無視して直進すると深い溝が
連続して荒れ模様。
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どうしても越えられない溝に突き当って右に迂回したら黒髪山の鳥居が
見えたので県道に戻った。
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あと200mを残したが一応直接帰着としておこう(14.49)。
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帰り支度をしていたら急速に霧が巻き霧雨となつた。未だ3時前なのに
点灯してR-126で急いで帰宅。
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をして登ります。「ごゆっくりと」お楽しみを。
榛名周辺に出掛けているのにこの山は全くの盲点で
行っていません。理由を考えたら外輪山の関東ふれあいの
道がこの山を避けて北に迂回しているからと思い当たりました。
それにかっては箕郷町と榛名町の境界が走っていましたが
現在は双方高崎市になってしまったので線が消えて
余計目立たなくなってしまったのかも。
それにしても北・東・南が塞がれているので真西のふれあいの
道から入りこむのでしょうか?
時間の空き次第、早速訪問し様と思います。
一寸思い当たらなくて。申し訳ありません。