クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

わらび峠から高野山 H-19-11-13

2007-11-14 09:40:48 | 中之条・小野上・みなかみ・沼田・渋川
昨夕、天気予報士のモリタさん、11/13は群馬全域小春日和で平地気温20℃と。
すっかり信用して中之条・上反下へ。目的は昨年11/3に途中で潰れて撤退した
「わらび峠」からの「高野山」リベンジ。勿論、高野山はそのすぐ後に北側の
「新湯」から登ってはいるが。
車で乗り出して北の空を見てギョッとする。榛名以北はびっしりと低い雨雲。
果たして35号線で早くもワイパーの必要な小雨模様。どうしようか?と逡巡するも
僅かに雲の切れ間も見えるので、好転を期待して中之条市街地。雨は止む所か
益々強くなったが其の侭進行。天然橋で沢渡への55号線、「美郷館」看板で
右折。


やがて小さな四つ角、大きな「たんげの里・案内図」を見て四万橋に抜ける
林道へ。


蛇行は多いが完全舗装の走り易い道を登って約3.8kでわらび峠着。
依然として降り止まない雨に辟易して車の中で待機。今日は好天予報に
騙されて防水のウェアは持って来てない。300円也のビニール合羽と車に常備
の折りたたみ傘のみ。モリタさん、小春日和とは時雨のことかいな?
ラジオを聞きながら待つこと30分余り、小降りになったので出発(10.12)。
おやっ、半分腐って何時も倒れていた峠の道標が修復されてシャンと立っている。


「唐繰原大黒天」の鳥居を潜って山道へ。クマ笹が濡れているのでスパッツ装着。


この大黒天さん、S-11という戦時下で食料増産を祈願して作られた開墾の神。
平成になってからこの峠に移設されたとか。そうするとここの地名は唐繰原だな。
林に入ったら直ぐに右手の尾根に取りつく。このコースは特に登山道などは無く
稜線を手繰りながらの長旅であり、低山藪山専門の爺イには最適。
道案内はブルーのビニール紐目印、例の小型標識を付けている御仁のもので
「大戸谷山」まで絶える事無く膨大な数が付けられている。時々赤テープも。
大荒れ地点を過ぎると落ち葉の絨毯の様なこんな奇麗な稜線も現れる(10.19)。


到着までに遭遇する無数の小ピークの最初のところに図根点のような石柱。


ここの二又は左の奇麗な稜線に釣られる事無く右の荒れた細い方を選択。
幾つもの軽いアップダウンを繰り返すと前面に左右から稜線を従えた大き目の
ピーク。これが目印の1038m峰、大コブから左に曲がって頂上、赤テープのみ。
(10.54)

今度は北西に進路が変わり、数え切れない位の小コブや
小ピークを越えると稜線は北に大曲り、目の前の1120峰東鞍部に到着、直ぐに
記憶にある稜線に乗り換え。が、途中で東よりに下り始めたので勘違い気付き、
慌てて登り返しにかかる。右手に虹(12.03)。


1120峰に這い登って休憩。虹が相変らず奇麗だ。


石柱もある(12.18-12.25)。


西へ直進すれば大戸谷山、此方は北進なので当然ブルー紐とはここでお別れ。
目の前は爺イの苦手な断崖の下り。掴まる雑木を目で追っていくと目印もある。


時間を掛けてソロリソロリで下るが濡れ落ち葉が滑るのが恐怖。
あとはひたすら北上、果てしの無いような稜線を歩き、大コブ手前では左への
迂回路風の踏み跡に騙される事無く直登すると笹原の尾根道に合流。
こんな感じの尾根。


小ピーク毎の分岐は慎重。蛇の頭のような朽木(12.51)や


枯れた巨大古木を見て気を紛らわす(13.16)。


数少ない鮮やかな紅葉


岩混じりのヤセ尾根を滑る濡れ落ち葉に気をつけながら進むと、再び南北の大ピーク
に西から到着、テープあり。
次の目印の1129m峰には樹幹のコンな印し以外に何も無い(13.23)。


東に方向転換、あと476mの一踏ん張りだ。面倒な前山を超えるとあと141m。
やっと到着。意外にも周囲が伐採されていて明るい頂上(13.41-13.50)。
懐かしの頂上標識と爺イのテープ、勿論三角点も。



本日の爺イ。3時間超の長旅だった。


展望は真北だけ、この山は赤白鉄塔を背負っているが方向から「新行山」らしい。


復路も登り返しの多い長丁場なので日暮れが気になって昼食をする暇も無し。
バナナ二本を詰め込んで休み無しで帰途につく。
1129峰を14.06に通過、南南東にこんな山、高田山だろうか?


連続する小ピークに疲労困憊しながら南進、西にみえるこれは「大戸谷山」か。


問題のトンガリ1120峰前に到着、脚に力が入らないのでズルズル滑るだけ。
周囲を観察して左への微かな踏み跡を発見して迂回。崩落もあって足巾のみの
際どい斜面(14.52)。出口に赤テープをつけておいた。


休憩を挟みながら1038峰に辿りついたのが15.28、何とか最後の踏ん張りで
図根点を15.51、再び高田山を身近に見て


大黒様のところに到着は16.03。


このコース、復路も往路と変わらない登りの連続なので比較的平坦尾根の
大戸谷山よりキツイかも。いずれにしてもリベンジ成功で至極満足。
自宅からの往復走行距離114.4k。



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5 コメント

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ところで (おっち村長)
2007-11-15 22:33:30
  実は 私が 記事を書くのは ブログがメインではなくて mixi が メインになっていますw

 ミクシイの中にも 山が好きな連中が たくさんいて なかなか 楽しいのですw

 もし ご迷惑で なかったら 私の メルアドへ メールを いただけませんでしょうか?

 メルアド bakeratta1964@msn.com
 
 ぜひ 爺ィさん にも ミクシィに 参加していただければ と 思いますw


 余計な 紹介でしたら どうか お許しください  
 
返信する
Unknown (おっち村長)
2007-11-15 21:58:17
 正直 怖かったですよ・・・。
 私は 「爺ィさんも 登ったのだから 私にも登れるはず!!」
 と 勇気を振り絞ったんですよ!!

 そんな カラクリがあったとは・・・。
返信する
日暮れが早くて (爺イ)
2007-11-15 07:57:30
一人旅の山の日暮れは何となく恐怖。
薄暗くなる雑木林ではクマの食事時間?等と余計な心配を
してしまいます。
かって丸岩に行く積りで間違って高ジッキに行ってしまった
事がありますが、最後の岩には怖くて登れず、下から
標識の写真だけ撮った記憶があります。
又、榛名に戻る予定。
返信する
すいません 訂正です (おっち村長)
2007-11-14 22:00:50
  12日の夜から 13日の朝まで 雨でした。

  朝 いったん 止んだのですが また その後 雨になっていたんですね。
返信する
私だったら 日が暮れるべさw (おっち村長)
2007-11-14 21:56:45
 このコース
 地形図を見ているだけで 気が滅入りそうです(笑)

 当日 こちら 中之条の山沿いは 夜半過ぎまで雨でした・・・。

 私も 天気予報をあてにして 朝から 桟敷山へ 出かけてみたのですが 向うは うっすら 雪が積もっていました。
 雨や雪の日に歩くのが キライな 私は そのまま 引き返して 高ヂョッキへ行ってきましたw 

 他に 菅峰 へ 向かったと思われる方の 車が1台 丸岩へ行った ご婦人方のグループもいらっしゃいました。
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