クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

榛名・音羽山周回  H-28- 6- 4

2016-06-05 16:46:09 | 榛名山麓
榛名山南麓の音羽山周辺の地形図を見るとr-126と前ノ沢林道との間に
一本だけ通過できそうなラインがある。勿論、一本尾根ではなく多くの
尾根乗換えを必要とするが絶好の里山気分を味わえそうな気配。
ここ半月ばかり雑事が重なって好天でも山行きを見送ってきたが、久しぶりに
今日はこのルートを使って音羽山西北の1010m峰にタッチして反転で南進して
音羽山を乗り越え、鐘撞山を南に下って前ノ沢林道を経て山越えでスタート地点
に戻ってくる予定。歩行距離推定で5.5k。



r-126で前ノ沢林道入り口から1.2k先の「救世真教」にお邪魔して駐車させて戴く。



この建屋前の大駐車場、先週「立教五十周年式典」があったせいか車は僅かに二台。



ここには望遠鏡が備えられた展望台がありスカイツリーも見えるとの触れ込みだが
曇り加減の為か遠方は見えない。代わりに東方に鐘撞山らしき山。



広場から100m程戻ると予定していた登山道入り口。救世真教付属施設の奥の院に
至る推定350mの「流汗悟道」の入り口でもある(9.02)。



林道風な参道は一直線に北へ向かう。



やがて分岐、道は左に延びるが右の尾根に入る。右手には道標もある。



これが奥宮の全景。意外に簡素なものだが奥の院は大体こんな物かも知れない。



石宮の中には輝きのある「金龍神」が収まっていた(9.22)。



一呼吸置いて登山の開始、この先には登山道は無いので慎重に地形図を確認して
石宮裏からこんな草むらに分け入る。



その後は緩い登りでやや右に(東北)に湾曲しながら南東からポイントとしていた
P824地点に向かう。



高みが近づいたが稜線上からは変哲も無く尾根の曲がり角。



頂点に標石ぐらいと期待したが何もなく赤杭が二本並んでいるだけ。



ここから尾根は右にぐっと曲がるーーとは言っても南東から来ているので北に
向きが変わっただけ。



曲がりながら下って鞍部から東北に進み再び新尾根。



着いた所は北上する笹尾根。



やがて林道跡にぶつかるが方向が合致しているので暫くは林道歩き。幾つもの
林道分岐を右・左と選択しながら時には離れて尾根歩きを続ける。



やがて音羽西南の960m峰に差し掛かりコブを乗り切り。



前面の岩突起は正面突破は出来なくて右から回り込み。



通過して振り返ると凄い岩帯だった。



次の970m峰の手前に小手調べのような岩場、ここも右抜けて逃げる。



左が一瞬開けて山の景色。



いよいよ難物の970峰に掛かる。何とか乗り越え出来ないものかとあちこち
探るが結局は降参。



仕方なくここから発する東への尾根をソロソロと下りながら降り口を
探すが左斜面はずっと崖で降りられずズルズルと下降。



降りてきて振り返り。



急斜面が終わるところに踏み跡がクロスする。この踏み跡は前ノ沢林道の
北端から登って来るものでこれを使って斜面を登り尾根復帰を図る。



途中で970峰に接近して観察。一箇所だけ可能性のある筋を見つけたが
何れ後日に試す。



尾根に復帰すると踏み跡の薄い笹原。



間もなく崩落地点。



観察すると足元だけではなく範囲は広い。



ここが崩落の上部。



そして雑木林の中に珍しく杉並木。



一登りで1010m峰に到着(11.43)。ここは近辺の低山めぐりの拠点でもある。



本日の爺イ。ここで軽食と充分な休憩。



岩峰の南に横たわる倒木を眺めながら周回スタート(12.10)。



直ぐに東向きの笹尾根を進むが踏み跡は薄い。



樹幹に白テープ、音羽への右折点にしては早過ぎなので意味不明。



尚も東進すると尾根は右に湾曲。



そして目印本命の大きな白テープ、ここから南への踏み跡を辿る。



広い笹原なので進路が不安になる頃、赤テープが出現して一安心。だが何か左手に
違和感、手が軽いと思ったらリングに手を通して居たはずのストックが無い。
少し戻って探したが見つからずに断念。完全にボケが進行しているらしい。
若し、発見される方が居られましたら目立つところの立ち木にぶら下げておいて
下さい。



やがて直下にくるがここは既に標高が960mもあるから頂上までの
比高は僅かに55mに過ぎない筈だか疲れた足には相当キツイ。
広い斜面の何処を歩いても大丈夫だが右サイドに踏み跡やテープ。



音羽山頂上台地の西端に到着で赤テープの出迎え(12.40)。



直ぐに東端の三角点前。



頂上標識は二枚が健在、かって存在したMHCさんのものは見当たらない。



本日二枚目の爺イ。



休憩して脹脛を休めてから西端に戻ってこのゲートテープから下山開始(12.47)。



このコース唯一の岩場を慎重に降り



続く第二段も無難に。



何かの作業場跡のような広場はまっすに突っ切り。



これも唯一のヤセ尾根を通過して



岩突起を右から簡単に抜けて



笹薮を真っ直ぐに突き抜ける。



次の岩突起を左から抜け一寸右に行ってから窪を下降し



再び笹原を突破すると



目の前に道標。右から前ノ沢林道からの道が合流し直進は鐘撞山(13.24)。



休まず鐘撞に向かう。ここの登りも幅広だが右側にテープや踏み跡。
一瞬頂上かと思わせる岩場を通過。



直線路を進むと



頂上前の大岩群。



そして石碑前。右の板碑には「御嶽大神」「阿夫利大神」(13.38)。



樹幹にNG氏の小さな標識。



南に笹薮を分けると三角点の金属標。



その近くに標識が二枚。



少し休んでから頂上台地の南端で地形図確認(13.49)。
尾根は南進、行き先は前ノ沢林道で西南だから尾根の西端を歩くことにした。
うっかり東寄りになると大きな窪に入り込んで西に戻るには
一尾根跨ぐ羽目になるから。



比高で約200m下った地点で思い切って西の植林地に突入。



その先はどうしようもない伐採材の塊と雑草の繁茂で大苦戦。



漸く探し出した作業道もこの程度。上に伐採残材が無いと言うだけ。



何とか前ノ沢林道が目に入って一安心。派生林道分岐にドンピャリが慰め(14.11)。



降りてきた大きな伐採地を振り返り派生林道に進む。



派生林道は悪路を少し西へ進んで沢を渡ると切り返して行先と反対の南を向く。



そして再び切り返して北上するが何と両側から雑木が折り重なってトンネル状態。



ここではナビが全く反応しないので地形図の再確認。右に堰堤、左に巨大沢の
北側の尾根の垂れという条件に合う地点を探す。途中の左斜面はこんな具合で
不適合が続く。



やがて短区間のガードレールのところで発見。



右に堰堤



左に大沢



その北側に尾根の垂れ。相当な急登だが突入する(14.31)。目標までの水平距離260m、
標高差60m。



こんな斜度で苦しいが下地がふわふわで靴のエッジが良く利くので思ったより
大事ではない。



懸命に登って頂点が近いと思ったらそこは唯のコブ上で未だ先がある。



平坦ながらこんな林間を進んだり



酷い藪も立ちはだかる。



最後の高みをクリヤすると



左に宗教施設。



右に行けば往路の流汗悟道入り口だが近道で本堂広場に降り立って無事に帰着(14.55)。



本日の損害
1010m峰と音羽北登山口の間の笹原でストックを一本置き去り。昔使っていたスキーの
ストックのリングを削り落とした代物だから惜しくはないが永年の相棒だったので
可哀想な事をしてしまった。








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2 コメント

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低山徘徊 (爺イ)
2016-06-12 07:40:52
諏訪さん
コメント有難うございます。肺機能不全の小生は
高い山には登れないので今の時期は低山徘徊を
やっています。国土院の地形図をじっと見ていると
辿れそうなラインが浮かぶので駄目元で
尾根手繰りを楽しんでいます。
かって四回ほど出合った熊君も最近はその気配すら
感じません。伐採や林道開削によって奥山に
潜っているのでしょうか?それでも高音・中音・低音と
三種の熊除け鈴を携帯して用心はしています。
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Unknown (諏訪 匡輔)
2016-06-11 08:43:11
道なき山を登る姿勢には頭が下がります。
熊に会ったりしてないですか?
気を付けて健康でいてくださいね。
返信する

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