汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 相棒

2008年05月20日 | 初期中期の詩
日差しが穏やかな日頃、僕は精一杯に伸びをする。
そこら辺に浮いている、
沢山のエネルギー粒子達が僕の体の中へ入っていくのが分かる。
僕の相棒は、今日も石の上で日向ぼっこをしている。
ただ汚い水の上に覗く石の上で、僕みたいに手足をぐぅっと精一杯に伸ばし
日光を浴びている。

人生の事なんて何も考えてないように見えるその無表情な顔だけれども、
こいつはこいつで、しっかり適応してるんだな。
たとえ汚い水の中で日々を暮らせといわれても、
精神を病む様子もなく、
毎日をただエサをせがみ、大好きな日向ぼっこをし、今を生きている。

相棒が、これからの未来に思いをはせるようになったら、
こいつも、精神を病んでしまうのかな?
沢山、苦しむ事になるのかな?

でもその時は、
お前はあの時は、石の上で手足をぐぅっと伸ばして日向ぼっこをしていたんだよ。
その時はその時なりに、お前なりに満たされていたんじゃないか?

って、言ってやろうと思う。
そうすれば昔の自分を思い出すかもしれない。
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