汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩

2011年10月02日 | 初期中期の詩
蒼い空 全てが深閑となって 森は風にざわめく
あなたの声に誘われて この森にやって来た 山彦の虚ろな響きが聴こえる
あなたの唇に重ねたのは 私の可憐な恋心 そして小さな恥じらい
囁きだした霧雨が霧を造る 何か素敵なものを隠そうとするかのように
私は心躍るように この道なき道を歩いていく 駆け出したい気持ち
しかし 何処に行けばいいのかが判らない 判然としない感情
まるであなたに抱く愛着のように 雨脚はどんどん早くなる

あなたに羞恥に似た気持ちを抱いたのは ついこの間のこと
零れ落ちるかのような麗しい瞳 そして すすり泣くかのような微笑み
どれ一つ取っても 私が抱く愛情は 掛け替えのないあなたの存在を際立たせる
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