汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

祭り囃子

2015年01月18日 | 妖艶の詩
さざめく風に 遊覧する 葉の薫り
季節の流れ 果てぬ夢の 繁る緑葉の影に
訪れし 未知の刻

色めく頬の柔肌 密やかなる 言葉を交わし
微睡む日がなの 刹那を 想い
まだ視ぬ開花を待ち臨む 瞬間を行き急ぐ
か弱く袖を引き 流れ行く時間の微睡みへと 落ちて行く

舞う花弁の 斑模様の色づく 琥珀の宙に浮かぶのは
恥ずかしく竦みながら 言葉を象る 朱い唇
それは鮮やかなる 想いの開花を 待ち侘びる 寂寞の色

幾重にも降り積もる 言葉を抱き締め
蠱惑に揺れる 手の温もりを 握り返した
瞳の妖艶なる 陰に 照らされ
火照る 花園の 華やぐ 囃子に踊る
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