健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

推奨量の10倍のテクネチウム99mを投与

2011-09-02 08:30:10 | 研究
世界で唯一の被爆国。そして福島原子力発電所事故。こうした背景もあるか思いますが、国民の放射性物質に対する注目度が高まっています。そうした中で衝撃のニュースが。医療機関で必要以上の被曝。腎臓疾患を患っている15歳以下の子どもへの放射性物質テクネチウムを使った検査で、日本核医学会が推奨する基準値を超える放射性物質を投与していたと報道されました(YOMIURI ONLINE)。過剰投与を受けていたのは15歳以下の患者84人。成人に対する推奨量を超えるテクネチウム99mを投与していたそうです。このうち、年齢に応じた投与推奨量の10倍を超えていた子どもは41人いたそうです。さらに全身の内部被曝量は最大180ミリ・シーベルトが予測される子ども。すぐに健康に影響を与えるとは考えられないと、どこかで聞いたようなコメントも。でも、被曝量は高くなったは間違いなく、発癌リスクが高くなったのは間違いないのではないでしょうか。なぜ、こうしたことが起きてしまったのでしょうか。
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