健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

人工細胞!

2011-09-06 08:30:33 | 研究
自ら分裂して増殖する「人工細胞」を作り出すことに成功したというニュースが(YOMIURI ONLINE)。人工的に作った100分の1mmほどの大きさの細胞膜の袋の中に、クラゲの蛍光たんぱく質の元となる遺伝子を入れた人工細胞を作製し、温度変化などで遺伝子を複製させた後に、細胞膜の原料を加えたそうです。すると細胞は、増えた遺伝子をそれぞれ含むように、ひとりでに分裂したというもの。驚きですね。細胞が勝手に細胞膜を作り、それを2つに分割したということですね。複製された遺伝子の量を蛍光物質の光り具合で調べたところ、複製が盛んに行われた細胞ほど分裂がはやく進み、10分間に3、4回分裂した細胞もあったそうです。増えた遺伝子が細胞膜に刺激を与えて、分裂を促したとみられるそうです。遺伝子の量が細胞分裂を促す信号となるのでしょうか。不思議ですね。

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