健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

高血圧に関与する遺伝子を特定

2011-09-14 08:30:56 | 研究
日本人を含む世界の約26万人を対象とした遺伝子解析から、高血圧の原因に関与する遺伝子を解明したと発表されました(MSN産経ニュース)。高血圧は、一般に体質といわれる遺伝要因と、塩分の過剰摂取などの環境要因が複雑に絡み合って発症に関与すると考えられており、患者数は日本で約4千万人、世界では10億人以上ともいわれてます。高血圧の原因遺伝子解明を目的に設立された国際研究チームが結成され、世界規模での遺伝子解析を行い、欧米人で28種、東アジア人で9種、南アジア人では6種の遺伝子が血圧と関連することが確認されたそうです。このうち数種類は、今回初めて関連が明らかになったとそうです。今後、高血圧発症の原因の特定や治療、創薬への応用が期待されるます。
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