健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

コーヒーを飲む量を増やした人は、2型糖尿病にかかりにくい!?

2014-05-07 08:30:27 | 研究
コーヒーを飲む量を増やした人は、同じ量のコーヒーを飲み続けている人よりも成人で発症する糖尿病(2型糖尿病)にかかりにくくなるとする研究結果が、Diabetologiaという雑誌に掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。医療従事者12万人の食生活とライフスタイルを追跡した結果、1日のコーヒーの摂取量を4年間かけて1.5杯分ほど増やした人は、同じ量のコーヒーを飲み続けた人よりも2型糖尿病にかかる可能性が11%低かったというもの。一方で、中程度から大幅に摂取量を減らした人(1日2杯分ほど)のリスクは18%高くなっていたとも。コーヒー摂取量の変化が、比較的短期間のうちに糖尿病リスクに影響を及ぼすとは驚きです。最もコーヒーの摂取量が多かったグループ(1日3杯以上)は2型糖尿病のリスクが最も低く、1日1杯以下の人と比べて37%低かったそうです。一方、紅茶やカフェイン抜きのコーヒーでは、摂取量の変化と2型糖尿病リスクとの間に関連性は見つからなかったとも。ただ、その因果関係は・・・・。コーヒー以外にもいろいろな要因が関与しているような気がします。また、この論文には問題点も指摘されているようです。単純にコーヒーをたくさん飲むようにすればよいというものではないような気がしますし、飲みすぎもまた悪いような気がしますので、文言だけをうのみにしないようにご注意を。
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