健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

若者とうつ病

2014-05-28 08:30:46 | 研究
世界保健機関(World Health Organization、WHO)は、うつ病が若者の疾患と障害における最大の要因であるとの報告書を発表したそうです(AFPBB NEWS)。この報告書によると、若者の死因では自殺が3番目に多いとも。WHOは、10~19歳の各国の若者との直接面談および多くの調査論文をもとにこの報告書をまとめたそうです。報告書はたばこやアルコール、薬物、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、メンタルヘルス、栄養、性と生殖の健康、暴力など、多岐にわたる問題を調査した結果、若者の疾患と障害の要因として、うつ病に次いで2番目に多かったのは交通事故だったそうです。また報告書によると、2012年に死亡した若者は全世界で推計130万人。死因のトップ3は交通事故、後天性免疫不全症候群(エイズ、HIV/AIDS)、自殺だったそうです。交通事故による死亡の確率では、少年が少女の約3倍高かったそうです。一方、少女で最も高い死因は自殺で、出産に伴う合併症がそれに続いたそうです。HIVによる死者数は若者の間で増加しており、アフリカでは他の全ての年齢集団でHIV関連死が減少しているにもかかわらず、若者だけ増加しているそうです。
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