健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

糖化たんぱく質がアレルギー症状を抑制

2014-05-24 08:30:01 | 研究
糖化たんぱく質「メラノイジン」が花粉症などのアレルギー症状を抑える仕組みが明らかになったそうです(日刊工業新聞)。アレルギー症状は(1)原因物質のアレルゲンによる刺激による抗体産生、(2)抗体がのどや鼻の粘膜にある肥満細胞と結合し、アレルゲンに対する免疫反応を記憶、(3)アレルゲンが再び侵入すると抗体が反応し、これと結合した肥満細胞がヒスタミンなどの化学物質を含む顆粒状の物質を放出―という経路で発症するそうです。この顆粒の放出にはカルシウムが不可欠で、アレルギー反応が起きた際には肥満細胞の外からカルシウムを補充する仕組みが働くそうです。カルシウムの細胞内への入り口となる「カルシウムチャネル」の開閉を制御する活性酸素種の生成に必要なタンパクの一つがRacで、その活性をメラノイジンが抑えるということだそうです。メラノイジンを多く含むサプリメントや食品を摂取すれば、アレルギー症状が和らぐ可能性がある?かもしれないそうです・・・・。
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