神奈川県教育委員会は、入院中の児童生徒が病室にいながら特別支援学校の授業に参加できる「分身ロボット」の実証実験を始める方針を固めたそうです(YOMIURI ONLINE)。9月中にも県立横浜南養護学校に遠隔操作ができるロボット「OriHime(オリヒメ)」1台を導入とのこと。小児がんなどで県立こども医療センターに入院している児童生徒が対象で、まずは1か月間、タブレット端末を使ってオリヒメを操作し、実際の授業に参加するそうです。オリヒメは、東京都のベンチャー企業が開発した高さ21・5センチ、重さ587グラムの人型ロボット。カメラやマイク、スピーカーが内蔵されており、相手に声を伝えるだけでなく、手を挙げたり、うなずいたりできるそうです。県内では既に特別支援学校2校でインターネットを使った遠隔授業を行っているそうですが、双方向のコミュニケーションが可能なオリヒメを導入すれば、病室にいながら主体的に授業を受けられる効果が期待できるということです。
https://www.yomiuri.co.jp/science/20180919-OYT1T50106.html
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