2匹のオスの精子が持つ遺伝情報をもとに子マウスを初めて誕生させたとする論文がCell Stem Cellに発表されるそうです(YOMIURI ONLINE)。精子をもとに作ったES細胞(胚性幹細胞)を改変して卵子に似せ、別の精子と合わせるなどして受精卵のような状態にして実現したそうです。マウスや人間などの哺乳類は卵子と精子で遺伝情報の働き方が異なり、どちらか一方の遺伝情報では通常、発育が進まないそうです。2004年に東京農業大の河野友宏教授らが卵子だけを使って子マウスを誕生させたと発表したが、精子だけの例はなかったそうです。今回、中国の研究チームは精子が持つ遺伝情報をもとにES細胞を作製。遺伝子を効率良く改変できる「ゲノム編集技術」を使って、卵子に似せるために7個の遺伝子を働かないよう操作したそうです。
https://www.yomiuri.co.jp/science/20181012-OYT1T50000.html?from=ycont_top_txt
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