火星の地表のすぐ下にある塩水には、数十億年前の地球上で出現・繁栄したものと同種の微生物の生命を維持するのに十分な量の酸素が溶け込んでいる可能性があるとの研究論文がNature Geoscienceに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。場所によっては海綿動物などの原始的な微生物を生存させることができる量の酸素が存在する可能性があるそうです。これまでは、火星に存在する酸素は微量で、微生物の生命でさえも維持するのに不十分だと考えられていたそうです。地球上の好気性の(酸素呼吸する)生命体は、二酸化炭素を酸素に変換する光合成とともに進化したと考えられているそうです。酸素は、約23.5億年前の「大酸化イベント(GOE)」の後に起きた複雑な生物の出現において、特筆すべき重要な役割を演じたそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3194280?cx_part=top_category&cx_position=2
http://www.afpbb.com/articles/-/3194280?cx_part=top_category&cx_position=2