2011シーズン緒戦の@STL戦は31対13で勝利しました。試合前日にはDeSean Jacksonの代理人Drew Rosenhauseがチーム関係者と同じホテルに現れたと言う話が出て開幕戦までに契約延長をするかもしれない、と噂になったのですが結局契約延長は有りませんでした。
試合ですが、後半は点差が開き、パスを投げさせて潰すチームの方針通りの展開になりましたけれど、前半はかなり危ない場面も見られました。リードするまでどう持っていくのかが今年の課題になり続けるでしょう。
オフェンスの課題であったOLの再編成、これは予想外に上手く行きました。中堅どころで調整した事で即応性が見られたと言う事でしょう。背後からのブリッツに対して素通りの場面も何度も有りましたし、一度はサックからファンブルリカバーされています。しかし、これは人数の時点でOLではなくTEかRBが拾わなければならないプレイなのでOLが悪いかば微妙です。CのJason Kelceが見つけなければならないですし、Micheal Vickが2度のサックで共に無警戒でサックを貰ったのは相変わらず危機感覚に問題が有ると言う事です。
ランプレイでは押し込むよりもレーンをキープする感じです、LeSean McCoyの1人時間差連発でした。前半終了時にMcCoyが10回14ヤードでしかないのが信じられないほど多くの距離を(横に)走ってたのですけれどね。
DeSean Jacksonは元々速さに欠けるCB陣相手に何度も何度もスピードで置いて行き、Vickのボールがもう少し良ければ倍以上の記録を残せたかもしれません。ホールドアウトなど有りましたが、開幕に向けて完璧に仕上げてきました。
Jason Avantも良い動きでしたが、Jeremy Maclinはちょっと調整不足の印象ですし、レシーバー陣は更に良くなる可能性を秘めています。
Vickが剛球と山なりのパスを使い分けようとしたり、プレイ開始前にディフェンスの意図を読み取ろうと懸命に努力をしているのは伺えるのですが、結局ブリッツを食らい、ディレイを何度も取られ、タイムアウトを浪費しただけに終っています。実地訓練中と考えて我慢するしかないですかね。
あと、ほんのちょっとなのですが、長かったり短かったりとコントロールのミスが目立ちます、プレシーズン中から酷かったダブルチームにハーフスピードを投げる悪癖は改善されていません、トリプルチームでも剛球を投げ込むのはまだ大怪我をしないで済むのですけれど。
OLは最低限の仕事は出来るようになりました、Vickとレシーバー陣の調整、OLの熟成を進めば破壊力を発揮する事が出来るようになるでしょう。
ディフェンスは最大の問題点だったLBの調整に失敗したままシーズン開幕してしまったようです。
一発目の独走TDですが、ここまで綺麗に1対1で全員取られてしまうのは初めて見ました・・・・・・カウンターにLB陣が引っかかり、リードブロックに最後の1人まで取られてしまった形ですが、思い切り良く飛び込めば別の穴を抜けられ、待てばリードブロッカーに弾き飛ばされる、LB陣のパワーと判断力の不足が深刻な事を最悪の形で見せてくれました。
その後も何度も何度も何度もど真ん中を抜かれてしまったのですが、Sの片方でも上がっていればまだ何とかなるだろう、と言う場面でSが画面に居ない事が多いのが気になります。WRはCBに任せてSは一人が最後方、一人が上がってランサポートと考えていたのですが、2人後ろに残しています。TEへのパスを警戒したのか、Sまで乱戦に巻き込まれると抜けた時誰も居ないのを警戒したのか、どちらにせよ意外な作戦に見えました。
同時に、DLのセットにも問題があります。片方はOTの更に外、もう片方はTEの外側とDTがどう頑張ってもギャップコントロール出来る訳が無い真ん中がら空きシステムを採用しました。LBはギャップ埋めに飛び込ませず受身で待たせれば良いようにやられてしまうのは当然です。
2Q以降は、DEをOTとTEの正面に配置し、OLをコントロールさせる場面が増え、それと共にランディフェンスが良くなりました。当面3rdロングのような場面以外はDLをあまり広げないようにしてランプレイ重視のディフェンスをする事になるでしょう。
CBはさすがのカバーを見せてくれたのですが、プロボウルトリオも結構振り切られていましたね・・・DLの協力が無ければDB単体では能力を発揮できないのが良く分かる試合でした。今後もLBを助ける為にDLを使うでしょうからCBは個人技で抑えることが求められます。
プレシーズンでも同じ事を書いた記憶が有るのですが、スクリメージに飛び込む選手とタックルして仕留める選手を事前に決めていたSean McDermottシステムから流れの中で誰かがタックルするJuan Castilioシステムへの移行がそう簡単に出来るはずもありません。
同時にSSとFSは左右どっちにいるかで片方が前とかTE対策とかそう言うのは無い。この考え方も今までのチームには有りませんでした。片方はDLとLBが潰したギャップから出てくるRBをタックルする係、片方は後方でパスカバーだったのですから。
優秀なCB陣に個人技を発揮(Samuelにギャンブル)させる為にSを2枚パスカバーに使いたいのかもしれません。しかし、現状のラン・パスのバランスを見れば片方は前でランサポート、片方が後ろでパスカバー、これがベターな形だと考えます。問題はFSで広範囲をカバーするはずのNate Allenの成長が遅い事、SS/FSの区別が無いような選手を今使っている為にLBのように使えるSSも居ない事です・・・
STではDion Lewisがエンドゾーン深い所からリターンして20ヤードに届かない場面が有りました。リターンチームのブロックも平凡で普通に前に走って上手く抜けてね、と言うシステムでした。今年は何か工夫しないと簡単にはリターン出ないと思うのですけれど、びっくりするほど普通でした。
今日のヘンリーズですが、Alex Heneryは無難にFGも決めていますし、キックオフもエンドゾーン真ん中くらいには蹴っていました。気になるのはPATの時の弾道が低い事、思いっきり手を抜いているように見えてしまう右足の軌道(縦回転ではなく横回転のイメージが強いキック)がいつかブロックされるような気がします。
Chas Henryは36ヤードの数字も平凡ですし、ハングタイムも平凡です。もうちょっとがんばりましょう。
怪我人はAkeem Jordanが肩、Darryl Tappが胸の筋肉でMRI検査を受ける事になっています。Jordanは肩の腱が切れたようですが、問題にならない箇所のようです。Tappは軽症と見られていますが来週試合に出れるかは様子を見なければ分からないと言う事です。そして、Jaqua Parkerはレントゲンで検査して問題なしだったようです。
オフェンスに関しては背後からのブリッツを相手が準備しているのかスナップ前に一瞬見れば改善されるでしょう。大きな問題はありません。ディフェンスのシステムとLBの位置に集中して見直していたのですが、Sを上げていてもあっさり突破されるプレイも有り、一箇所修正すれば良くなるような所が見つかりませんでした。LBの成長だけに任せるのは危険です、来週重戦車と対戦してどうなるか、そこからホームに帰る3週目までに大手術が必要になると考えます。
試合ですが、後半は点差が開き、パスを投げさせて潰すチームの方針通りの展開になりましたけれど、前半はかなり危ない場面も見られました。リードするまでどう持っていくのかが今年の課題になり続けるでしょう。
オフェンスの課題であったOLの再編成、これは予想外に上手く行きました。中堅どころで調整した事で即応性が見られたと言う事でしょう。背後からのブリッツに対して素通りの場面も何度も有りましたし、一度はサックからファンブルリカバーされています。しかし、これは人数の時点でOLではなくTEかRBが拾わなければならないプレイなのでOLが悪いかば微妙です。CのJason Kelceが見つけなければならないですし、Micheal Vickが2度のサックで共に無警戒でサックを貰ったのは相変わらず危機感覚に問題が有ると言う事です。
ランプレイでは押し込むよりもレーンをキープする感じです、LeSean McCoyの1人時間差連発でした。前半終了時にMcCoyが10回14ヤードでしかないのが信じられないほど多くの距離を(横に)走ってたのですけれどね。
DeSean Jacksonは元々速さに欠けるCB陣相手に何度も何度もスピードで置いて行き、Vickのボールがもう少し良ければ倍以上の記録を残せたかもしれません。ホールドアウトなど有りましたが、開幕に向けて完璧に仕上げてきました。
Jason Avantも良い動きでしたが、Jeremy Maclinはちょっと調整不足の印象ですし、レシーバー陣は更に良くなる可能性を秘めています。
Vickが剛球と山なりのパスを使い分けようとしたり、プレイ開始前にディフェンスの意図を読み取ろうと懸命に努力をしているのは伺えるのですが、結局ブリッツを食らい、ディレイを何度も取られ、タイムアウトを浪費しただけに終っています。実地訓練中と考えて我慢するしかないですかね。
あと、ほんのちょっとなのですが、長かったり短かったりとコントロールのミスが目立ちます、プレシーズン中から酷かったダブルチームにハーフスピードを投げる悪癖は改善されていません、トリプルチームでも剛球を投げ込むのはまだ大怪我をしないで済むのですけれど。
OLは最低限の仕事は出来るようになりました、Vickとレシーバー陣の調整、OLの熟成を進めば破壊力を発揮する事が出来るようになるでしょう。
ディフェンスは最大の問題点だったLBの調整に失敗したままシーズン開幕してしまったようです。
一発目の独走TDですが、ここまで綺麗に1対1で全員取られてしまうのは初めて見ました・・・・・・カウンターにLB陣が引っかかり、リードブロックに最後の1人まで取られてしまった形ですが、思い切り良く飛び込めば別の穴を抜けられ、待てばリードブロッカーに弾き飛ばされる、LB陣のパワーと判断力の不足が深刻な事を最悪の形で見せてくれました。
その後も何度も何度も何度もど真ん中を抜かれてしまったのですが、Sの片方でも上がっていればまだ何とかなるだろう、と言う場面でSが画面に居ない事が多いのが気になります。WRはCBに任せてSは一人が最後方、一人が上がってランサポートと考えていたのですが、2人後ろに残しています。TEへのパスを警戒したのか、Sまで乱戦に巻き込まれると抜けた時誰も居ないのを警戒したのか、どちらにせよ意外な作戦に見えました。
同時に、DLのセットにも問題があります。片方はOTの更に外、もう片方はTEの外側とDTがどう頑張ってもギャップコントロール出来る訳が無い真ん中がら空きシステムを採用しました。LBはギャップ埋めに飛び込ませず受身で待たせれば良いようにやられてしまうのは当然です。
2Q以降は、DEをOTとTEの正面に配置し、OLをコントロールさせる場面が増え、それと共にランディフェンスが良くなりました。当面3rdロングのような場面以外はDLをあまり広げないようにしてランプレイ重視のディフェンスをする事になるでしょう。
CBはさすがのカバーを見せてくれたのですが、プロボウルトリオも結構振り切られていましたね・・・DLの協力が無ければDB単体では能力を発揮できないのが良く分かる試合でした。今後もLBを助ける為にDLを使うでしょうからCBは個人技で抑えることが求められます。
プレシーズンでも同じ事を書いた記憶が有るのですが、スクリメージに飛び込む選手とタックルして仕留める選手を事前に決めていたSean McDermottシステムから流れの中で誰かがタックルするJuan Castilioシステムへの移行がそう簡単に出来るはずもありません。
同時にSSとFSは左右どっちにいるかで片方が前とかTE対策とかそう言うのは無い。この考え方も今までのチームには有りませんでした。片方はDLとLBが潰したギャップから出てくるRBをタックルする係、片方は後方でパスカバーだったのですから。
優秀なCB陣に個人技を発揮(Samuelにギャンブル)させる為にSを2枚パスカバーに使いたいのかもしれません。しかし、現状のラン・パスのバランスを見れば片方は前でランサポート、片方が後ろでパスカバー、これがベターな形だと考えます。問題はFSで広範囲をカバーするはずのNate Allenの成長が遅い事、SS/FSの区別が無いような選手を今使っている為にLBのように使えるSSも居ない事です・・・
STではDion Lewisがエンドゾーン深い所からリターンして20ヤードに届かない場面が有りました。リターンチームのブロックも平凡で普通に前に走って上手く抜けてね、と言うシステムでした。今年は何か工夫しないと簡単にはリターン出ないと思うのですけれど、びっくりするほど普通でした。
今日のヘンリーズですが、Alex Heneryは無難にFGも決めていますし、キックオフもエンドゾーン真ん中くらいには蹴っていました。気になるのはPATの時の弾道が低い事、思いっきり手を抜いているように見えてしまう右足の軌道(縦回転ではなく横回転のイメージが強いキック)がいつかブロックされるような気がします。
Chas Henryは36ヤードの数字も平凡ですし、ハングタイムも平凡です。もうちょっとがんばりましょう。
怪我人はAkeem Jordanが肩、Darryl Tappが胸の筋肉でMRI検査を受ける事になっています。Jordanは肩の腱が切れたようですが、問題にならない箇所のようです。Tappは軽症と見られていますが来週試合に出れるかは様子を見なければ分からないと言う事です。そして、Jaqua Parkerはレントゲンで検査して問題なしだったようです。
オフェンスに関しては背後からのブリッツを相手が準備しているのかスナップ前に一瞬見れば改善されるでしょう。大きな問題はありません。ディフェンスのシステムとLBの位置に集中して見直していたのですが、Sを上げていてもあっさり突破されるプレイも有り、一箇所修正すれば良くなるような所が見つかりませんでした。LBの成長だけに任せるのは危険です、来週重戦車と対戦してどうなるか、そこからホームに帰る3週目までに大手術が必要になると考えます。