レギュラーシーズン2週目の@ATL戦、ハンデは1点有利でアウエイを入れれば4点有利となっています。勝ったチームと負けたチームですしややハンデがやさしい気がします。
怪我人はDarryl Tappがアウト、Akeem Jordanがダウトフル、DRC、Jason Peters、Vince Youngがクエスチョナブルです。DRCの足首は練習に出ていますし大丈夫でしょう、Patersの足首も本人が試合に出れると言って居ます、Youngは欠場が決定しているようです。
ATL側はDT Jonathan BabineauxとC Todd McClure2人のスターターがアウト、CB Christopher Owensがクエスチョナブル、となっています。
ATLとは相性が良い印象なのですが、それはオフェンスが相性良いからなのでしょう。ATLのREはいつもプロボウラーなのですが、うちのLTもいつもプロボウラーで消してくれていて、他にパスラッシュの武器が無い所が問題だったのだと考えます。ところが、今年のFAでベストのDEとも言われたRay Edwardsを獲得しています、パスラッシュと言う点でこれまでとはちょっと違うでしょう。
ドラフト上位とLBとDBで使ってきた成果がそろそろ出てくる頃でしょう、Sean Weatherspoon、Curtis Lofton、Thomas DeCoud、William Moore辺りが成長していると面倒な事になります(ドラフトの時に欲しかった選手ばかりなのですよ)ただ、CHI戦では個々の動きは良くてもシステムとしては習得中に見えました、CBはBrent Grimsが成長し、Dunta Robinsonと組んで悪くないコンビと組んでいます。
と、言う訳でうちに似てるんですよねATLのディフェンスってDLを強化、CBは良い、LBとSは投資している割に・・・な感じが。システムはオーソドックスな4-3で特にブリッツが多いわけでもない感じです。
Petersの足首負傷でJohn Abrahamが受け止められない場合、STL戦を見ればEdwardsとTodd Herremansのマッチアップよりさらに外からのブリッツを多用してくるでしょう、その時にMicheal Vickが冷静に対処出来るのか、ブリッツが来た時に速いタイミングでパスが投げられるのか、この2点が試されます。
もともと、去年終盤の失速はフルブリッツに対処できない点を狙われてリズムを崩しました。Vickがプレイ前にブリッツが来るかを読めない点、プレイブックとして狙いはディープでもブリッツが来たらここに逃げると言う柔軟性が無い事、オフシーズンの間に進化しなければならないのですが、STL戦を見た感じ出来ていませんね。
背後からのブリッツに全く気が付かず2サック、逃げたものの捕まって1サックの合計3サックを受けました。スナップ前にブリッツが来るかの判断は磨かれていないと判断するべきでしょう。レシーバーの動きを見ても、TEでも誰かでもブリッツが来た時の為にスリーステップで投げられるようなルートを走っているようにも見えません。
ゆったりとバックフィールドを見ながらドロップバックして、そこから走るか投げるかでリズムの変化が有りません。時として決め打ちのクイックを投げますが、15ヤードのパスを投げるプレイで急遽5ヤードに投げたくてもそれが出来るようなルートを誰も走っていません。古典的WCOでWRに投げられなくなったタイミングでセーフティバルブとしてルートに出るTEやFBの時代は過ぎました、ブリッツがきたときにそれでは間に合わないです。今はGBやNOのようにWRやTEがクイックパスの受け手としてのセーフティバルブの役割を担う時代だと考えます、が、Andy ReidとMarty Marnhinwegにそう言う思想は無いです。
ATLが背後へのブリッツを使った時、2枚3枚と入れて来た時、Vickがどう対処するか、ATL戦の勝敗だけでなくシーズン全体、そしてVickと長期契約した成否まで掛かるかもしれない一戦でしょう。私はそこら辺の対処が出来たから契約延長したのだと思ったのですけれど、もしそうでないようだと奇襲が通用しなくなるVick(とチーム)の先行きは暗いものになるでしょう。