イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

電話帳が届きました

2011-09-19 21:50:00 | イーグルス
 ATL戦はもう1回見直してから戦評は書きたいと思います、時間が取れないので明日の夕方以降になると思います。
 アメリカから取り寄せた電話帳2011が届いたのですが、読む時間も取れないです。そして、アメリカアマゾンで取り寄せると、届く頃に日本のアマゾンでも売り出して送料無料で損をするのも毎年の事です・・・・・・
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改善してないのに長期契約したのかなあ

2011-09-18 08:44:00 | イーグルス
 レギュラーシーズン2週目の@ATL戦、ハンデは1点有利でアウエイを入れれば4点有利となっています。勝ったチームと負けたチームですしややハンデがやさしい気がします。

 怪我人はDarryl Tappがアウト、Akeem Jordanがダウトフル、DRC、Jason Peters、Vince Youngがクエスチョナブルです。DRCの足首は練習に出ていますし大丈夫でしょう、Patersの足首も本人が試合に出れると言って居ます、Youngは欠場が決定しているようです。
 ATL側はDT Jonathan BabineauxとC Todd McClure2人のスターターがアウト、CB Christopher Owensがクエスチョナブル、となっています。

 ATLとは相性が良い印象なのですが、それはオフェンスが相性良いからなのでしょう。ATLのREはいつもプロボウラーなのですが、うちのLTもいつもプロボウラーで消してくれていて、他にパスラッシュの武器が無い所が問題だったのだと考えます。ところが、今年のFAでベストのDEとも言われたRay Edwardsを獲得しています、パスラッシュと言う点でこれまでとはちょっと違うでしょう。
 ドラフト上位とLBとDBで使ってきた成果がそろそろ出てくる頃でしょう、Sean Weatherspoon、Curtis Lofton、Thomas DeCoud、William Moore辺りが成長していると面倒な事になります(ドラフトの時に欲しかった選手ばかりなのですよ)ただ、CHI戦では個々の動きは良くてもシステムとしては習得中に見えました、CBはBrent Grimsが成長し、Dunta Robinsonと組んで悪くないコンビと組んでいます。
 と、言う訳でうちに似てるんですよねATLのディフェンスってDLを強化、CBは良い、LBとSは投資している割に・・・な感じが。システムはオーソドックスな4-3で特にブリッツが多いわけでもない感じです。

 Petersの足首負傷でJohn Abrahamが受け止められない場合、STL戦を見ればEdwardsとTodd Herremansのマッチアップよりさらに外からのブリッツを多用してくるでしょう、その時にMicheal Vickが冷静に対処出来るのか、ブリッツが来た時に速いタイミングでパスが投げられるのか、この2点が試されます。
 もともと、去年終盤の失速はフルブリッツに対処できない点を狙われてリズムを崩しました。Vickがプレイ前にブリッツが来るかを読めない点、プレイブックとして狙いはディープでもブリッツが来たらここに逃げると言う柔軟性が無い事、オフシーズンの間に進化しなければならないのですが、STL戦を見た感じ出来ていませんね。
 背後からのブリッツに全く気が付かず2サック、逃げたものの捕まって1サックの合計3サックを受けました。スナップ前にブリッツが来るかの判断は磨かれていないと判断するべきでしょう。レシーバーの動きを見ても、TEでも誰かでもブリッツが来た時の為にスリーステップで投げられるようなルートを走っているようにも見えません。
 ゆったりとバックフィールドを見ながらドロップバックして、そこから走るか投げるかでリズムの変化が有りません。時として決め打ちのクイックを投げますが、15ヤードのパスを投げるプレイで急遽5ヤードに投げたくてもそれが出来るようなルートを誰も走っていません。古典的WCOでWRに投げられなくなったタイミングでセーフティバルブとしてルートに出るTEやFBの時代は過ぎました、ブリッツがきたときにそれでは間に合わないです。今はGBやNOのようにWRやTEがクイックパスの受け手としてのセーフティバルブの役割を担う時代だと考えます、が、Andy ReidとMarty Marnhinwegにそう言う思想は無いです。

 ATLが背後へのブリッツを使った時、2枚3枚と入れて来た時、Vickがどう対処するか、ATL戦の勝敗だけでなくシーズン全体、そしてVickと長期契約した成否まで掛かるかもしれない一戦でしょう。私はそこら辺の対処が出来たから契約延長したのだと思ったのですけれど、もしそうでないようだと奇襲が通用しなくなるVick(とチーム)の先行きは暗いものになるでしょう。

どこに力を入れるのか

2011-09-16 20:38:00 | イーグルス
 ATLとCHIの開幕戦をざっと見たのですが、なんでこれで12点しか取れなかったのか良く分かりません。オーソドックスな4-3同士のクラシカルな試合で特にこう言う特別な事をやっているとか、このプレイが凄い、と言うものが見えないままなんとなく終りました。
 Roddy WhiteとTony Gonzalezに加えて1巡ルーキーJulio Jonesが期待通りに開幕スターターとして仕事をしています。このレシーバー3人にMichael Turnerが10回で100ヤードと1回10ヤードのランを記録しています。どこをどう押さえればいいのか非常に難しい仕事をしなければなりません。
 まず、WRはCBは付くとして、Gonzalesをどうするのか?プレシーズンを見た感じだとSが付く事になるのでしょう。となると、CB2枚とSが片方レシーバーに付き、S一人が余る形になります。その際、WRとCBは大負けしないとしても、TEとSは1人で付けるのは大きな不安が残ります。
 かと言って、DLの積極策を続けるのであれば、LBをTEのカバーに回す事は出来ません。普通にランの対処をしても止まらないのにSをTEカバーに取られ、LBをフォローに付ける事はランが来た時に致命的な結果になってしまうでしょう。
 投げさせる前に潰す、それが今年のシステムでしょうけれど、全部が全部ラッシュが届くとは思えません。嫌でもマンカバー多用になりますから、山なりの取って来いでもロングパスを投げられると危険です。

 Gonzalesのカバー対策で常にニッケルを使いDRCかNnamdi Asokughaを付ける事も考えられます。プロボウルCB3人vsプロボウルレシーバー2人+1巡ルーキーの構図でパスを抑えることを優先する、考えられなくは無いのですが、その時にLB2人とSの片方(もう1人は最後方に残さなければなりません)でランディフェンスをどうするのかに大きな問題が出ます。
 4-3でもニッケルでも結局の所DTが先週と同じに中央を抑えるよりもQBかボールキャリアに突撃するシステムを続けるのであればすり抜けるOLにLB陣が粉砕される事になるのは必定です。
 パスラッシュでQBを狙い続ける事でDBを助け、ランはある程度仕方がないと割り切るのがコンセプトだったように思えるのですが、いきなり50ヤード独走でTDを貰ってしまいました。ランで5ヤード取られてもパスで10ヤード取られない、のはずがランで10ヤード毎回取られてはディフェンスになりません・・・
 プレシーズン3週目のCLE戦のように、DLを狭くしてDTはペネトレイトよりも中央を受け止める形にするのがランディフェンス改善に効果が有るのはSTL戦後半でも明らかです。問題はATLのパスオフェンスがCLEより数段上な事で、ランパス両面をバランスよくカバーする必要が有ります。DEをちょっと外に出してラッシュをさせつつ、DTはギャップをキープする事に力を入れてLBが動けるようにする、これもなんかすっきりしませんね。

 スキルポジション一本目の充実度ではリーグトップクラスのATLとマッチアップで勝利するのは難しいですし、考えても答えが出ないのは当然でしょう。DLがOLを打ち破ってくれると計算してスキルポジションをどう処理するか考えていると思います。ATLのOLはSTLと同じ程度と考えています、一発ロングゲインを許さなければある程度ランを出されても良い、そう言う狙い通りの結果を出す為の工夫に期待したいです。

Matthews→Rolle

2011-09-15 07:50:00 | イーグルス
 Andy Reidの定例記者会見、STL戦の分析からATL戦の予定をいくつか話しました。

 怪我人はVince Youngの右腿はまだ練習できる状態では無いようです、Micheal Vickが健在なうちはMike Kafkaが2番手で大丈夫ですし無理復帰を急ぐ必要はありません。
 STL戦でサックを決めた時に左胸の筋肉を傷めたDarryl Tappは完治までに時間が掛かる可能性があるようです、サック時に自分の腕が下敷きになってしまって怪我をしたそうです。
 そして、DRCが足首の捻挫で練習を休んでいます、いつ怪我をしたのかは分かりませんが、マンカバーであっさり抜かれたりしていましたし状態が良くなかったのかもしれません。

 DRCが@ATL戦欠場の場合、Joselio Hansonがニッケルで出る予定とReidが公表しました。こう言うときの為にHansonを戻したのですから仕事をしてもらいましょう。ちなみに2.3ミリオンだったサラリーは再契約時に0.8ミリオン程度(ほぼベテランミニマム)x2年になっています。他所からのオファーがこれ以下だったでしょう。
 Hansonがニッケルになった時のダイムバックが誰かは公表されていません。ランパスのバランスを取るのであればNate Allenでしょうし、プレシーズンでの起用から見ればBrandon Hughesでしょう。Curtis Marshはまだ試合に出る準備が出来ているとは思えません、DeSean Jackson筆頭のWR陣に抜かれ続ける日々を過ごしているようです。


 Casey MatthewsがMLBのスターターで有り続けるとはっきり言いました。試合の中でもランディフェンスは成長を続けている、若手の成長は素晴らしい。まあMatthewsのプレイは酷かったですけれど、システム上OLに呑まれるのも今年LBの仕事かもしれません。
 しかし、練習ではMoise Fokouに代わりBrian RolleがWLBのファーストチームに入ったようです。FokouもOLに呑まれ続けたのですけれど、入れ替えられるようなプレイでは無いと考えています。と、言う事はRolleがWLBで使えるならFokouをSLBにJamar ChaneyをMLBと去年の布陣にもどしてMatthewsを外す準備を始めたのかもしれません。現状のLB陣でMatthewsを外すならこの布陣しかないと考えていますし、上手く行く事を期待します。


 Tappが出れない場合、Philip HuntがDE4番手で出場する予定です。Jaqua Parkerが試合後痛めていたふくらはぎの検査をしたのですが問題無しと言う診断でATL戦に出場予定です。試合後に痛みが出たから検査をしただけ、のようですが心配ではあります。
 Huntは下半身が強そうに見えますし、試合でも十分に使える状態だと考えています。コーチ陣がHuntに不安が有るのならばCullen JenkinsのDE起用の可能性が出てきます。


 Winston Justiceが練習に復帰している事で、RTに戻すのか?と言う質問に未来は分からないが、今はTodd HerremansがRTでOLはSTL戦と同じメンバーを使う。と公表しています。
 予想以上にEvan MathisとKyle DeVanが良かったですし、Justiceを無理に使う必要は無い、そう言うことでしょう。Vickの3サックは全て背後からのブリッツで人数負けですしOLはランブロックにやや不安が有るものの悪くない仕事をしたと思います。


 STL戦でほとんど使わなかったSteve Smithの状態が聞きたかったのですけれど、記者会見でその質問は出ませんでした。Justiceと同じで使えるけれど完治までは温存するのかもしれませんし、それで済むのであれば良い事だと考えます。

OL素通りじゃあLBは動けません

2011-09-14 19:52:00 | イーグルス
 LBを中心にDLのギャップ担当とSのランサポートを中心に見直したいのですが、時間が取れないので第2Q最初のディフェンスシリーズだけでもワンプレイずつ全部解説したのを書き上げたのですが、人に見せるものではなくなったので大雑把にまとめます。

 DLのセットの位置、ランパス両面をカバーする1st10ではREはLTのやや外、LEはTEの対面、RDTがLGの正面からややC寄り、LDTはRGとCの間、ややREだけが孤立している感じになっています。3rd10のようになれば両DEはOL+TEより大きく外に振ってパスラッシュを狙い、DTはOL2人を相手する事になっています。
 このシリーズでは、サック後の2nd18からのランで薄い中央をぶち破られていますが、これはプレイコールの問題でLBの動きがどうとかの問題では有りません(12ヤード取られたのですが3rd6が残ったのですからこれで良いと言う判断かもしれません)また、孤立したREをダブルチームで狙ったランも有ったのですがTrent ColeがLTとTEの2人相手に1歩も引かないブロックを見せノーゲインに抑えています。
 問題はRE-LT、LE-TE(またはRT)のマッチアップになり、当然インサイドのDT2人でLGからRTまでの4人、またはLGからRGにFBの4人を相手する時に普通はギャップコントロールで中央を少しでも埋めようとするのですけれど、今のシステムでは2対4でもペネトレイトさせています。つまり、OLが2人素通りでLBを拾いに行けてしまう状況を容認している訳です。そして、LBに個々の能力が無い為あっさりパンケーキが2つ出来上がってしまう事を繰り返しています。
 LBが簡単に取られすぎなのは事実です、OL相手にまともにぶつかってどうするんだ?少しでもアングルをつけてブロックを受け流すとか出来ないのか。とは思うのですけれど、コマ送りにして見直してみると、これはLBにプロボウル級のタレントを用意しなければどうにもならないシステム上の欠陥に見えてきました。
 LB3人の動きですが、ペネトレイトを常に狙えば、OLやFBがDLを素通りしてピックに来る、それが分かっているのになぜ素直に待っているのか?これも当然大きな疑問点です。2対4のインサイドなのですから、2人は取られる事を覚悟しなければなりません。そして残った1人もLBとOLが当たれば押し込まれて左右へ動けなくなり消えてしまっています。どうすれば良いのか?全員で待ってないで前に出てスクリメージを抜けた瞬間に止めるのか、LB全員でOLを止めてSの上がりを待つのか、どうにも上手い手が見つかりません。
 そして、Sのランサポート、これもSをスロットレシーバーに付けたり、LBの横に付けて4-4のような形を取るので、OLに押し込まれると横へ動けずに消えてしまう場面が見られます。Sを上げる時にLB3人の外ではなく中に入れた方が良いと思うのですけれど、それはそれでOLと当たった時に酷い事になるような気もします・・・

 結局、DLがとにかくスクリメージを突破する事に専念する以上、ロスタックルで仕留めるかたっぷりリードブロックを付けて飛び込まれてロングゲインを貰うか、極端な2択を繰り返す事になります。DLのタレントでロスタックルに抑える確率は他のチームよりも高いでしょうけれど、同時にLBのタレント不足でそのままロングゲインを貰う確率も高い、パスを投げさせないと言う意思表示をする事は決して悪くは無いのですけれど、もう少しLBにやさしいシステムを作ってあげないと今後更に狙われる事になるでしょう。プレシーズンPIT戦の惨劇からCLE戦ですこしは修正したと思ったのですけれどねえ(PITのOLがBALにぼろぼろにされたのを見ると、うちのフロント7がいかに酷いかと言う証明になってしまいます)
 
 タレントを集めに集めてまでやりたかったDLのペネトレイトと保守的なギャップコントロールの割合をどうするのかがATL戦での見所となるでしょう。