静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

釣り実習終了(遠洋航海実習 19日目)

2022年12月06日 12時00分00秒 | R4遠洋航海実習

12月6日 火曜日

昨日でカツオ一本釣り実習は終了しました。最終日もカツオは釣れたようです。以下昨日の日誌です。

「今日で操業が修了しました。3、4日程釣れない日が続きモチベーションが少し下がってきていましたが、昨日から釣れ始めて、今日も釣れたので良かったです。私は、カツオ一本釣り漁船に就職を考えているので、今回の経験を生かして就職しても即戦力で働けるよう残り少ない乗船実習も頑張っていきたいと思います。明日からは船の掃除などがあるので、気を抜かず動けるように頑張っていきます。また、寄港が予定されていた父島が港に入れないということで高知県に変更となりました。個人的には父島の海に入りたかったのでちょっと残念です。でも、高知県は行ったことがないので楽しみです。高知県と言えば「カツオ」なので食べたいと思います。久しぶりの陸まであと少し、頑張ります。」

日誌には出てきませんが、前日に多くのカツオを釣ったので朝から凍結シフト作業もあって、さらにカツオも釣れて忙しい1日だったんだろうと想像します。この日誌を書いた生徒は以前からカツオ一本釣り漁船への就職を希望していますが、その他の漁に進む生徒にとっても、この釣り実習の経験が今後の漁師生活をしていく上で、自信となって必ず生きてくると思います。

AO式入学試験の第2回試験を12月26日(月)に実施します。19日(金)まで願書受付中です。12月の週末見学説明会開催日は17日(土)、18日(日)です。平日の学園見学も受け付けています。年内12月23日までは対応可能です。詳細はホームページ(https://gyogaku.com/)でご確認ください!

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釣り実習6日目(遠洋航海実習 18日目)

2022年12月05日 12時00分00秒 | R4遠洋航海実習

12月5日 月曜日

週末の間も生徒達の遠洋航海実習は続いています。以下、2日の日誌です。

「今日は、操業四日目、魚見と操業をしました。操業では、カツオの群れが全然来なかったです。最初の一回くらいしか当たりが無かったけど、その群れも小さいカツオしか当たらなかったのですぐ漁が終わりました。なので、カツオを釣れるということは、そこまでうまくいかないということを知れました。そのため、すごく勉強になったし、経験にもなりました。魚見では、今までの操業や当直などで疲れや疲労がすごく、まともに集中できませんでした。先生に注意されたので、これからは気を付けていきたいと思いました。魚見だけではなく、これからの実習に対する取り組む姿勢を、気を付けて、集中力を切らさず、真剣に行っていきたいと思います。また、これからの実習が少しでも参考になるよう頑張りたいと思います。」

               魚見

             餌運び

漁場調査をはじめて3日目からの3日間は、まとまった釣果が無かったようです。そう簡単にカツオの群れを毎日見つけられる訳ではありません。これが自然を相手に仕事をする難しさでもあり、やりがいだと思います。航海実習中は、船内の仕事も色々あります。釣り以外の作業も安全な航海に直結する重要な仕事です。疲労も蓄積してくる頃であり、生徒の動きが悪くなったのか、先生から指導があったようです。それぞれがしっかりと自分の仕事を務めることで、充実した航海実習としてほしいものです。

昨日の日誌です。

「操業が開始してから六日目の今日、今までで一番釣れた二日目を上回るカツオの釣り上げ量を記録しました。ここ最近の不漁の分を取り返すような成果をあげられて大きな達成感があります。今日の操業は午後から見つかったカツオの群れ相手に日が暮れるまで釣りを続ける形になりました。その為午後からは休みがなく、釣りを続ける合間に餌のイワシの補充やデッキのブラシ掃除などの仕事も続けましたが、皆昨日の先生の説教が頭に残っていたのか機敏に動くことが出来、さぼるものがいなかったためこのような成果につながったと思います。ただ動きの遅い者もまだいて、自分もその中の一人だと思うので明日から早く動けるよう頑張りたいです。大漁を期待したいと思います。」

  昨日は、午後から良いカツオの群れに当たり、調査開始後一番たくさんのカツオを釣ることができたようです。送られてきた日誌から、再び船内に活気が戻ったような雰囲気が感じられます。

AO式入学試験の第2回試験を12月26日(月)に実施します。本日より願書受付開始しました。 12月の週末見学説明会開催日は17日(土)、18日(日)です。平日の学園見学も受け付けています。年内12月23日までは対応可能です。詳細はホームページ(https://gyogaku.com/)でご確認ください!

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釣り実習3日目(遠洋航海実習 15日目)

2022年12月02日 09時16分22秒 | R4遠洋航海実習

12月2日 金曜日

遠洋航海実習も半分を過ぎました。以下、昨日の日誌です。

「今日は、活餌管理と昨日釣ったカツオの凍結シフト作業がありました。両方とも初めて行った作業で、不慣れな所もあるので早く作業に慣れるように、積極的に手を出していくようにしていきたいです。また、今日は一日のほとんどが魚見で終わってしまい、カツオを釣ることができませんでした。明日はカツオが釣れれば良いなと思います。乗船実習も半分ほど過ぎて、船内生活にも慣れてきて、気のゆるみが出てきたので、自分の行動を見つめなおして、気を引き締めて、残りの半分に望みたいと思います。この乗船実習でしか出来ないことや、学べないこともたくさんあるのでこれからも楽しみつつ1日1日を大切にし、頑張っていきたいと思います。」

           凍結シフト

            魚見

遠洋カツオ一本釣漁船のカツオは、主に生食用に鮮度良く保存するため、船上でブライン凍結が行われます。ブライン凍結は、-20℃程度に冷却した高濃度の塩水に魚を浸けて一気に温度を低下させる凍結法で、通常の冷却した空気を用いた凍結法よりも早く魚体の芯まで凍結することが出来ます。凍結シフト作業とは、芯まで凍った後にブライン液から取り出し、空冷庫に移す作業で、通常は漁獲の翌朝、操業開始前に行うことが多いです。 実習も半分を過ぎ、様々な作業にも少し慣れてきた頃だと思います。しかしこんな時に油断をすると怪我にも繋がりますので、もう一度、気を引き締めて実習に取り組んでほしいと思います。

AO式入学試験の第2回試験を12月26日(月)に実施します。願書出願は12月5日からです。 12月の週末見学説明会開催日は17日(土)、18日(日)です。平日の学園見学も受け付けています。年内12月23日までは対応可能です。詳細はホームページ(https://gyogaku.com/)でご確認ください!

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釣り実習2日目(遠洋航海実習 14日目)

2022年12月01日 12時00分00秒 | R4遠洋航海実習

12月1日 木曜日

いよいよ12月、1年の最後の月となりました。気温も下がり冬らしくなってきましたが、南方漁場で航海実習中の生徒達は、一昨日に続き昨日はさらに大きなカツオを釣ったようです。以下、昨日の日誌です。

「操業が始まってから二日目が経ち、今日は初めての5キロ以上のカツオが釣れました。午前中は小さなカツオでしたが、食いつきが良かったのでみんなカツオが釣れて楽しそうでした(笑)それから午後は大きな鳥群れを見つけ、カツオがかなり大きいと言われて楽しみだったけれどカツオが深く泳いでいたので釣ることが出来なかったので残念でしたが、夕食を食べた後のラストの操業で5キロ以上のカツオの群れが現れて釣れたのは少なかったけどかなり手ごたえのある釣りが出来たのでとてもいい思い出になりました。」

大型のカツオは10kgを超えるものもいますが、5kgは市場の銘柄でも大に分類されます。学園で釣込み訓練したときの重りの重さは4kgでしたが、重りは暴れませんから、実際の魚は手ごたえが違ったと思います。 昨日の日誌によれば、現在地は緯度 18°55′,46N 経度 140°41′,92E。海外旅行で有名なグアム島の北西方向、米国領マリアナ諸島の200海里水域の外側にいます。気温 29.9° 海水温 28.8°ですので日本と違い真夏の陽気です。体調管理に気をつけて引き続き実習に励んでほしいと思います。

AO式入学試験の第2回試験を12月26日(月)に実施します。願書出願は12月5日からです。 12月の週末見学説明会開催日は17日(土)、18日(日)です。平日の学園見学も受け付けています。年内12月23日までは対応可能です。詳細はホームページ(https://gyogaku.com/)でご確認ください! 

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釣り実習開始(遠洋航海実習 13日目)

2022年11月30日 12時00分00秒 | R4遠洋航海実習

11月30日 水曜日

「やいづ」は昨日からカツオ一本釣り実習を開始しています。早速、カツオの群れも見つかり釣果があったようです。以下、昨日の日誌です。

「今日から調査が始まりました。朝から魚見を行い、双眼鏡を使って鳥群れを探したり、海に浮いている漂流物を探したりしました。しばらく探していましたが、午前中は、全然見つかりませんでした。ですが午後になり鳥群れが5マイル先にいるという放送がありました。その放送を聞き急いで着替え船尾に向かいました。合羽に着替え準備をし、しばらく待っていると釣りが始まりました。みんなたくさんのかつおを釣っていました。釣りが終わりその場でかつおを捌き刺身として食べました。今まで食べてきたかつおと違いすごくもちもちしていて美味しかったです。明日もたくさんのかつおを釣りたいです。頑張ります。」

        魚見

海鳥は水面に浮遊する餌や、カツオなどの魚類が水面に追い立てた小魚を捕食しています。そのため海鳥の群れが飛んでいる下にはカツオがいる可能性が高いわけです。生徒達が実習している南方漁場はこの海鳥が多いため、鳥を探すレーダーや双眼鏡によって目視で鳥の群れを探し、カツオの群れを探し出します。またカツオの群れは、流木などの大型の漂流物や、ジンベイザメなどの大型生物にも付いていることもあり、鳥ばかりで無く水面もよく見ることが重要です。

一昨日までは船酔いで苦しんでいる生徒もいたようですが、釣り実習が始まって実際にカツオも釣れ、皆に活気が出てきた様子がうかがえます。

AO式入学試験の第2回試験を12月26日(月)に実施します。願書出願は12月5日からです。 12月の週末見学説明会開催日は17日(土)、18日(日)です。平日の学園見学も受け付けています。年内12月23日までは対応可能です。詳細はホームページ(https://gyogaku.com/)でご確認ください! 

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