静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

機関専攻の講義

2017年10月18日 15時10分56秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。

10月の見学会は今週末の21,22日です。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-420/
必ず、事前のお申し込みをお願いします。
皆さんのご来園をお待ちしています。

機関専攻の生徒たちも、海技士試験を終えて学園に帰ってきました。
なかには結果に自信がない生徒もいるようですが、果たしてどうなるでしょう。
受験のチャンスはあと2回あります。
今回の結果に関わらず、これからもがんばって欲しいと思います。

さて、昨日は航海専攻の授業をご紹介しました。
今日は機関専攻の授業を紹介です。

機関専攻には内燃(ないねん)機関、舶用(はくよう)電気、執務(しつむ)一般などの授業。
内燃機関はエンジン。舶用電気は直流、交流などの電気やバッテリーを対象にします。
執務一般というと分かりにくいですが、機関員が船で行う仕事のことです。
科目を見れば、機関員の仕事も分かりますね。

今日の授業では、機関専攻の全員が海技士5級を受験したばかりなので、試験の解説をしてくれました。


教室での授業でしたが、機関実習棟で現物を使った授業も多いんですよ。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp


 園長のつぶやき
海技士不足の中でも、機関員の不足は深刻です。
機械を扱う技術者なので、高校の物理、化学を理解していると有利です。
しかし、機関の海技士をめざす人で、そんな人はごくわずかしかいません。
ですから、中学、高校で理科が苦手だった人も心配しなくても大丈夫。
なんとかなります。
しいて言えば「オートバイなどの乗り物が好き」と言うことであれば感覚的に分かることも多くなります。
結局は学園の授業をしっかり聞いて、復習していけば筆記試験に合格できます。
そして就職後に機関員として経験を積むことで、機関長にもなれます。
機関員はめだたない仕事ですが、船を守る大事な役割を担っています。
加えて、仕事以外でもクルマを始めとした機械類に詳しくなります。
いろいろな面で頼りにされますよ。

コメント
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