漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/
11月の見学会は18,19日です。
ご来園をお待ちしています。
学園は台風の実害がありませんでしたが、県内各地の水産施設はたくさんの被害がありました。
老朽化しているところが多いですからね。
被害のあった皆様にはお見舞い申し上げます。
さて、昨年度から始まった農林水産省若手研修生の受け入れ。
入省2年目の新人さんが対象です。
今年の研修生は3人。うち二人の女性が9月25日から10月6日までの2週間、学園に滞在。
その後、別の研修を経て、このたび一ヶ月の全研修日程を終えました。
そして、恒例の報告会がです。
まずは総合職のOさん。
学園では、食事のスピードにまず驚いたそうです。
実践的な授業が多く、学園で覚えたロープワークは、学園のあとの研修で役に立ったそうです。
そして、水産技官のKさん。
焼津漁港での水揚げを見て、同じカツオでも海まきと一本釣りで質が違うことを知ったそうです。
生徒には積極的に話しかけてもらえたのが良かったっと言ってました。
私としては、漁業の担い手が渇望されている現在、
学園の生徒についてもう少し踏み込んだ意見が聞きたかったので、
ちょっと残念でした。
お二人とも研修ご苦労様でした。
農林水産省での活躍を期待しています。
学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
園長のつぶやき
漁業の世界で女性が活躍していると言えば海女さんです。
実際には、沿岸漁業の世界では漁師の奥さんが水揚げ作業の主力のこともあり、重要な役割を担っていることが少なくありません。
しかし、漁船に乗っている女性というと、本当に少なくなります。
家族経営の沿岸漁業では、まれにあります。
沖合、遠洋となると、まず見当たりません。
実際の遠洋漁船を考えると、居住区、生活スペースが問題になります。
今回の研修生受け入れでも、寮の余裕があって、生徒と別の風呂や、トイレ、洗濯機などを用意できたことから可能になりました。
実際の漁船の居住区はギリギリのスペースなので、これが一番きびしい問題になるかな。
でも、深刻な人手不足が続く漁業ですから、将来、女性だけの漁船も登場するかもしれません。
そのとき、学園はどうなっているでしょう。女性生徒がいっぱい?