静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

アーク溶接2

2018年06月22日 13時01分28秒 | 実習

アーク溶接講習も実技に突入です。
写真たくさんありますよ。
まず、手袋やゴーグルが配布されます。
そして、先生がお手本。


あとはグループに分かれ、練習です。
頻繁に先生が指導に来てくれます。


写真で生徒が遮光(しゃこう)がある溶接面を使っているのと、透明なゴーグルを使っているものがあります。
そして、透明なゴーグルを使っている生徒の後ろに「炭酸ガスボンベ」が写っています。


アーク溶接でもヘリウムなどの不活性ガスや炭酸ガスを吹き付けながら行うことがあります。
どれだけ光がでるかで、目を保護(ほご)する方法が違うんですね。


そして出来上がったものを先生が評価。
残念ながら「もう少しで賞」もありました。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp


 園長のつぶやき
学園で何をどう教えるのか?
このことは、私だけでなく学園の職員全員がいつも考えなくてはなりません。
それは漁師に求められることも変わってきているし、入学してくる生徒も同じでないからです。

ここで問題。
学園は類似校がありません。
漁師になる学校として宮崎県高等水産研修所がありますが、あちらは中卒専門だし、就職する船も違います。
だから、他校を参考にすることはできません。
一年間という限られた期間で、どう生徒を育てるのか...
考えてはいますが、簡単に良い答えが出る訳ではありません。

それでも考えなくなったら、そこでお終い。
学園が良くなることはありません。
今年実施するAO入試もそうですが、良いと思うものはとりあえずやってみます。
実際にやらないと、良い点も悪い点もわかりません。
そして100%良いことばかり、と言うのもありません。

こんな小さな学校ですが、中身は一年一年、変化しています。
トライアンドエラーの毎日です。

一方で、全寮制のように50年間変わらないものもあります。
ただし、寮生活のもたらす意義は変わっています。
現在の生徒にこそ、寮生活は必須だと感じます。
本音を言うと、当直があるし、費用もかかるし、全寮制なんて職員も負担なんですよ
それでも、寮生活が人を育てる重要性が大きいから続けています。

コメント (1)
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