さっそく、実習も始まりました。
と言っても、内容は一学期の復習です。
学園の実習は単に「やりました」ではありません。
身につくかどうかです。
いつものようにロープワークを復習し、メインは刺し継ぎ。
刺し継ぎはロープの加工です。
一学期中にやったことですが、夏休みをはさんで忘れてしまっています。
手作業は何度もやることで習熟します。
実習棟は暑いですが、大型扇風機で少しだけ涼しくします。
北海道出身のMくんは、ちょっとバテ気味で食欲がありませんでしたが
「気合いを入れれば大丈夫です!」
と汗を流しなら取り組んでいました。
学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
詳しくはホームページをご覧ください。
10月はAO入試がありますよ!
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
園長のつぶやき
漁師の給料...みなさんご存じですか?
これは、本当にピンキリです。
中にはアルバイトもしなければ生活できない場合もあります。
一方で、我々よりも一桁多い年収を得る人もいます。
それだけ漁師の仕事は違うんですね。
戦後の食糧難で海に魚がたくさんいた頃は○○御殿というのがたくさんありました。
例えば伊豆の天草(てんぐさ)御殿。
海藻である天草がたくさん捕れ、しかも品質も良かった。
高値で取引され、漁師は立派な家を建てることができました。
今でも天草は捕れます。
しかし、輸入品の増大により価格が下がり、捕る人も減りました。
天草御殿を知る人も少なくなりました。
たぶん、日本各地で同じような事例が多数あると思います。
そして、世の中が変わっているのですから漁師も変わって行かなくてはなりません。
戦後のある時期は単に漁師になるだけで一般的なサラリーマンより稼ぐことができました。
残念ながら今は違います。
高度な技術や資格を持つ人だけが多くの収入を得ることができます。
漁師になるのは簡単です。
ただ、漁師を長く続けること。
そして技術と資格を得て自分に必要な収入を得ること。
それは、今の時代、容易(たやす)くありません。
職業選択は自由ですが、それは自分で決めなくてはいけないと言うことでもあります。どんな漁師になるのか決めるのはあなたです。
そして単純な労働力だけでは、今の漁師は十分な収入を得られません。
学園に来ても、来なくても、ボーと漁師を続けるだけでは一人前の稼げる漁師になれません。
チコちゃんに叱られますよ!
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