静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

カッター遠漕 (生徒作文)

2013年06月20日 10時42分33秒 | 学園行事
生徒達は、学園の恒例行事としてカッター訓練を5月の連休明けから約1ヶ月間、続けてきました。
カッターは、全身、特に下半身と背筋を使って力一杯、オールを漕ぎますが、一人でも違った動きをするとスムーズに真っすぐ進みません。
全員が息のあったオール捌きができるかどうか、これまでの練習の成果を試すのが、カッター遠漕です。

今にも雨が降り出しそうな梅雨空の6月18日(火)に、焼津の小川港から静岡の用宗港までの約10kmの遠漕を実施しました。
生徒達は、全身汗まみれになりながらも、完漕(かんそう)しました。

(M君の作文)
今日は、カッター訓練の最終日、用宗(静岡市)まで行ってきました。
最初は、波や風があまりありませんでしたが、用宗まで半分を過ぎたあたりから風が出て、波も高くなってきました。
用宗に着いた時にはへとへとでした。

1ヶ月前からカッターの練習をしてきましたが、最初は、右舷と左舷がバラバラでみんな力一杯漕ぐことが出来ませんでした。
最初は、腰を上げないで、腕だけの力で漕いでいたので、すぐに腕が疲れてしまいました。
しかし、徐々にやっていくうちに、みんな、漕ぎ方のコツを覚えてきて、どうしたら一番楽な漕ぎ方か分かってきました。

途中から腰を上げて漕ぐと、全身で漕いでいるので、あまり腕が疲れません。
腰を上げた方がきついように見えるかもしれませんが、腰を上げた方が楽だと思います。
体の小さい自分は、腕の力だけではみんなよりも劣ってしまうので、全身を使い、力一杯漕ぐように努力しました。

カッターでは、やはり全員がしっかりやらないと進まないのです。
一人が力を抜いていると、ピッチがずれてしまったり、オールが当たったりしてしまいます。
だから全員の協力が必要だと思いました。

小川港を出た頃 …まだまだ、余裕!
  
中間地点の大崩沖 …しばしの休憩も
  
用宗港に入港する頃 …みんなバテバテ!
  
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