4級、5級の海技士試験のために生徒は名古屋に行っています。
今日いるのは5人。
教室はこんな感じです。
このうち4人は、これから試験となるので気が抜けません。
さすがに体育の授業はさびしかったですね...
人数が少ないのでバトミントンでした。
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園長のつぶやき
たかが学歴。されど学歴...
学歴についてのご質問やご相談を受けることは良くあります。
特にお子さんが中学生の場合、保護者のみなさんにとっては重要な案件です。
例年、韓国での大学受験の光景がニュースで紹介されます。
遅刻しそうな受験生のために白バイまで出動!
こんな状況に違和感を覚える人はいますよね。
韓国は超学歴社会のようで、受験が人生を決めてしまう
・・・と思う世の中なんでしょう。
さて、本来は学校に行くのは手段です。
何かを得るために学校はあります。
進学先が一流大学であっても、それはゴールではありません。
卒業後の長い人生を生きていくために、何かを得るために進学します。
漁師の世界で学歴云々(うんぬん)での差別はありません。
しかし、漁師以外の仕事なら、今の日本でも学歴で差別を受けることはあります。
それを知っているからこそ、親は
「せめて高校は」
と思います。
だってほとんどの人は高校に行くし、そこから多くが大学にも行きます。
それが・・・落とし穴。
物ごとの価値は需要(じゅよう)と供給(きょきゅう)で決まります。
魚の場合は
サバやイワシはおいしい魚ですが、たくさん捕れるから値段は安い。
タイはお祝いに使うし(=需要がある上に)、たくさん捕れないから高い。
となり、おいしさで値段が決まるのではありません。
労働力も同じ。
高卒者や大卒者が多くなれば、同じように世の中の価値は下がります。
魚の値段と同じです。
タイだって、サバと同じくらい捕れれば、値段もサバ並になるでしょう。
ところが、「関さば」のようなブランドサバがあります。
同じサバでも値段はぜんぜん違います。
漁師がていねいに扱い、サバの価値を上げているからです。
お子さんが
「漁師になりたい」
と言えば、親からすると
「タイよりサバになりたい」
と言う感じでしょうか?
例え漁師が職業として「サバ」レベルであったとしてです。
学園ではブランドサバに仕上げることを目指します。
さて、タイが高い魚だったのは過去の話。
お祝いに使うことが減り、輸入も拡大。
加えて種苗放流の成果で資源が増えました。
スーパーでも、驚くほどの安値で売られています。
学園で得られることはハッキリしています。
比べて、高校、大学で何を得ることを考えるのか。
それが、どれだけの価値があるのか?
・・・そのあたりに答えがあると思いませんか?
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