航空写真撮影などの仕事をしている佐藤清和さんの写真を、妻の佐藤裕子さんが、コンピューターと「フォトショップ」というソフトウエアを駆使してつなぎ合わせ、横長の巨大プリントに仕立て上げた、風変わりな写真展。
これが、半端な作ではないのだ。
地図や航空写真が好きな筆者にとっては、ツボにはまりまくりの写真展だ。
冒頭の画像で手前に見えているのは、上が天売島西海岸(360×40センチ)、下が焼尻 . . . 本文を読む
昨日、山本正道展の感想を書いた際、新渡戸稲造の彫刻に会いに行こう-と書いた。
疋田豊治ガラス乾板写真展を見るため北大キャンパスに入ったので、ポプラ並木まで足を伸ばした。
ポプラ並木の南側入り口のすぐ東側に隣接して「花木園」があり、新渡戸稲造の胸像は、そこに設置されていた。
札幌芸術の森美術館で開催中の山本正道展には出品されていないタイプの、ごく写実的な作である。
台座のサインと英 . . . 本文を読む
かなり以前のことになるけど、テレビアニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主題歌を歌っていたシンガーソングライターのDさんと、お話ししたことがある。
彼はデビュー当時、まだ関東地方の某私大の学生であった。いきおい、雑談が大学の話題にうつり
「北大って、キャンバスの端から端まで2キロはあって、自転車じゃなきゃ行き来できないですよ」
と言うと
「うそでしょー」
と、ぜんぜん取り合ってくれないの . . . 本文を読む
石井誠さんは道都大4年生。中島ゼミで版画などを学んでいる。
下のリンク先でわかるように、ものすごいペースで制作・発表を続けてきており、たぶん道内の学生では一、二を争うだろう。いや、学生に限らなくても、屈指の発表ぶりだ。
これからも、学生STEPやゼミ展、卒展が予定されている。
「石井誠といえば、コレ」というようなトレードマークはない。
画風が一定していないともいえる。
しかし、若 . . . 本文を読む
(承前)
池田譲さんは、道南を拠点に活動した全道展会員の彫刻家。
経歴などは、下のリンク先を参照してください。
やわらかな曲線をいかしたかたちが、池田さんにとっての「湿原」のイメージなんでしょうか。
たしかに、蛇行を自由に連ねて流れる川のイメージとどこかで重なります。もちろん、表層的なかたちの模倣ではないわけですが。
それにしても、良い作品をつくる人だったんだなと、あらためて思い . . . 本文を読む