きょうは、後志管内小沢村(現共和町)出身の洋画家、西村計雄の生誕100年の誕生日です。
西村計雄記念美術館では28日に記念のコンサートが行われ、同時代のパリで活躍したメシアンの曲などが演奏されました。
ご存知の方も多いでしょうが、西村さんは東京美術学校(現東京藝大)を卒業。戦後はパリを拠点に活動した抽象画家で、ピカソの画商として名高いカーンワイラーと契約しました。
抽象画ですが、風の流れや光を感じさせる親しみやすさがあり、雑誌「一枚の絵」にも図版がよく載っていたことをおぼえています。
2009年6月26日の北海道新聞第三社会面にも、つぎのような記事が出ていました。
西村計雄記念美術館では28日に記念のコンサートが行われ、同時代のパリで活躍したメシアンの曲などが演奏されました。
ご存知の方も多いでしょうが、西村さんは東京美術学校(現東京藝大)を卒業。戦後はパリを拠点に活動した抽象画家で、ピカソの画商として名高いカーンワイラーと契約しました。
抽象画ですが、風の流れや光を感じさせる親しみやすさがあり、雑誌「一枚の絵」にも図版がよく載っていたことをおぼえています。
2009年6月26日の北海道新聞第三社会面にも、つぎのような記事が出ていました。
後志管内共和町出身でパリを拠点とし、2000年12月に91歳で死去した洋画家、西村計雄さんの生誕100年を記念した評伝が、西村さんゆかりの人たちの手で刊行された。国際的に活躍した道産子画家の歩みと人となりがしのばれる一冊だ。
西村さんは1909年6月29日生まれ。東京美術学校(現・東京芸大)で洋画を学んだ。51年に渡仏。ピカソを育てた画商ヘンリー・カーンワイラーに認められ、欧州で名が知られるようになった。
評伝には、作家の永六輔さんをはじめとする友人たちの言葉や、パリで個展を開いた時の地元紙による論評、インタビュー記事などが掲載されている。
同郷の共和町出身で、評伝を編集した安達孝さん(73)=神奈川県在住=は「パリで名の通っていた西村先生が日本であまり知られなかったことに、私たちには悔しさがあった。先生の名を広めるため、形に残るものを作りました」と語る。西村さんの長女、田中育代さん(70)=東京在住=は「画集だけでは分からない父の画業を一冊にまとめていただき、ありがたい」と感謝する。
A5判、226ページ。1000部作成。非売品。
また、東京都大田区の「西村計雄のアトリエ」(北千束3の7の3)では27日~7月5日、生誕100年記念「西村計雄と自称その弟子たち第6回小品展」が開かれる。開館時間は午後1~6時。入場無料。