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北防波堤ドーム●抜海へ、冬の旅(10)

2025年02月09日 07時18分30秒 | つれづれ写真録
(承前)

 真冬なので、前項に書いたとおり稚内公園は閉鎖されているし、中央公園などの野外彫刻もすっかり雪に埋もれています。

 ホテルから近い観光名所の「北防波堤ドーム」は、話のタネだと思い、夜と朝に足を運んでみました。
 かつてライブペインティング大会の会場になったこともある、ながーい建造物です。




 確かにその巨大さは圧巻で、古代ローマの神殿もかくやという規模ですが、端から端まで歩くといささか単調さをおぼえるのも確かです。
 「北海道遺産」にも選ばれており、長さは427メートルもあるそうです。
 






 地図をみると、先端の方に「稚泊航路記念碑」とか「大鵬幸喜上陸の地」とか書かれていますが、雪で覆われていて、よくわかりませんでした。
※「稚泊」は「稚内ー大泊」のこと。大泊は現在のコルサコフ。



 
 ドームの裏側は宗谷海峡です。
 西の端に、上に続く階段があり、登ると鉛色の海が見えました。
 
 打ち寄せる冷たい波を見ていると、これを防ぐ施設の(つまり、このドームです)必要性があらためてよくわかります。

 戦前まではこの巨大ドームの中まで線路が続いて汽車が入線し、すぐ脇の埠頭に停泊した船に旅客が乗り換え、荷物・貨物が移し運ばれていたのでしょう。
 筆者が行ったときは、稚内海上保安部の巡視船「りしり」が停泊していました。



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