
札幌市南区の朝日さんが昨年に続いて開いている個展は、昨年300点以上出品していたF8号の抽象絵画を、今回も100点余り出していて、創作意欲の旺盛なところをみせています。
※カンバスの大きさが6号とあったのを修正しました

こちらは1998年から2000年代の、墨による作品。

東京で発表した際、墨象・前衛書の書家からグループ入りを誘われたというのも、うなずける作品です。
墨や和紙を使っていることはもちろん線質や落款など、非常に前衛書的な作品ですが、ご本人は書のつもりはまったくないとのこと。
こちらは同じ頃に「亜partment」とも称されたシリーズ。
墨や漆喰を使ったシルクスクリーンの連作です。
右側の作品は、20年以上放置されていたもので、経年劣化が良い味を出しています。


左側は、おなじシルクスクリーンの版を使って紙に墨で刷ったもの。
前衛書と「亜partment」シリーズを架橋するものになっていると思います。
最初にこのアパートの連続写真のような作品を見た約20年前は、社会的な視点から見ていたと記憶していますが、いまあらためて見ると、造形的なおもしろさが前に出てくるような感じがしてくるのでした。
2025年2月25日(火)~3月2日(日)午前10時半~午後6時半(最終日5時)
さいとうギャラリー(札幌市中央区南1西3 ラ・ガレリア5階)
過去の関連記事へのリンク
■朝日章個展 #画欲 「川の音」 (2024)
■FIVE ENERGY (2007)
朝日章個展 (2004、画像なし)
朝日章個展 (2001、画像なし。16日の項)

こちらは1998年から2000年代の、墨による作品。

東京で発表した際、墨象・前衛書の書家からグループ入りを誘われたというのも、うなずける作品です。
墨や和紙を使っていることはもちろん線質や落款など、非常に前衛書的な作品ですが、ご本人は書のつもりはまったくないとのこと。
こちらは同じ頃に「亜partment」とも称されたシリーズ。
墨や漆喰を使ったシルクスクリーンの連作です。
右側の作品は、20年以上放置されていたもので、経年劣化が良い味を出しています。


左側は、おなじシルクスクリーンの版を使って紙に墨で刷ったもの。
前衛書と「亜partment」シリーズを架橋するものになっていると思います。
最初にこのアパートの連続写真のような作品を見た約20年前は、社会的な視点から見ていたと記憶していますが、いまあらためて見ると、造形的なおもしろさが前に出てくるような感じがしてくるのでした。
2025年2月25日(火)~3月2日(日)午前10時半~午後6時半(最終日5時)
さいとうギャラリー(札幌市中央区南1西3 ラ・ガレリア5階)
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■朝日章個展 #画欲 「川の音」 (2024)
■FIVE ENERGY (2007)
朝日章個展 (2004、画像なし)
朝日章個展 (2001、画像なし。16日の項)