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■亀井由利展ー絶えなき生命のものがたり (2018年11月6日~12月1日、札幌)

2018年11月30日 14時47分53秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 亀井由利さんは室蘭出身、札幌の画家で、新道展会員。
 毎年石の蔵ぎゃらりぃはやしで小品展を、新さっぽろギャラリーでも個展を開いているほか、新道展への出品、グループ展「バックボックス」の立ち上げなど、病気を抱えているとは思えないほど、精力的な活動ぶりだ。

 今回の個展も、半数以上が新作。
 とても、心臓の発作が起きて、その後に描き上げた作品が並んでいるとは信じられない(ある絵の「異常な心電図」という題が、そのことを反映している)。
 冒頭画像の右端に「薔薇」という絵があり、これも「絵の具が余ったので」描いたという新作。
 この左側にあるモノクロの「月夜」は、以前、カフェ北都館ギャラリーに展示したという。


 2枚目の画像、右端は「花原 I」。
 見た目には雪野原に見えるが、花々が枯れた後の野をイメージしているそうだ。
 そのとなりが「異常な心電図」。絵の具の飛沫が、生命の感覚をつたえる。

 さらにその左は「狭間」。
 青一色の絵で、澄んだ深みをたたえている。

 このほか、鉛筆によるデッサン「裸婦」もあり、幅のある個展らしいまとまりのある会場になっていた。

 他の出品作は「歩く鳥」「魚の形」「花」「飛翔」「花の形」「静かな炎 I」「暦」「遠い風景」「シナプスの成せるわざ」「静かな炎 II」「月夜」「シックなハート」「飛び散る」「北の街」「music」「北の廃塔」「実のなる樹」。


2018年11月6日(火)~12月1日(土)午前11時~午後6時、日月曜・祝日休み
ギャラリー北のモンパルナス(札幌市西区二十四軒4の3)


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亀井由利「かかえる」
=厚生省買い上げ、菊水のがんセンターに展示




・地下鉄東西線「琴似駅」から約380メートル、徒歩5分

・JR琴似駅から約880メートル、徒歩12分

・ジェイ・アール北海道バス「山の手一条通」から約760メートル、徒歩10分
※快速、都市間高速バス、中央バスは止まりません

※カフェ北都館ギャラリーから約150メートル、徒歩2分です


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