まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

梅雨空を 写して手にする 杓の水

2016年06月09日 | 時には日々是日

 京都地方は気圧の谷や湿った空気の影響で夕方まで雷雨となるところがあるらしい。気温は22.3度から27.6度、湿度は94%から83%、風は1mから3mの北北西の風が少しばかり。明日の京都は、高気圧に覆われて、昼ごろからは概ね晴れる見込みらしい。

 

 今朝も5時過ぎに目が覚めたが、みんな、ぐっすりとお休みだから邪魔をしても悪いもので散歩に出た。散歩たって、そのあたりを歩いてもつまらない。そこでまたも本願寺さんにやってきた。来てみれば、「今日はお休みなんやろうか・・」と思うような静けさ。

 

 それでも喚鐘(かんしょう)が響き出すと、どこかから人が集まって来る。それでも、今日は少ないほう・・・。

 

 阿弥陀堂でのお勤めが終われば、今日は失礼してお寺に戻る。今日は帰る支度をしないといけないのだ。

 

 この方、うちのお寺のお勉強にこられている方なんだが、道路の雑草を取っている。立派な心がけだなぁと感心したが、お手伝いをするほどの善人ではない私。見て見ぬふりをする極悪人。

 

 すばやく着替えをして7時からの朝食をいただく。「一粒一滴みなご恩、不足言ってはもったない。感謝でおいしくいただきましょう。」「いただきます」。

 

 朝食が終われば、撤収の準備。使ったお布団のカバーを外して片付ける。荷物も整理して、ゴミも片付ける。みんな、手慣れたものであっという間に片付いてしまう。

 

 8時からは「ご晨朝(じんじょう」、朝のおつとめである。阿弥陀堂では「讃仏偈(さんぶつげ)」のおつとめ。

 

 御影堂では「正信偈(しょうしんげ)」のおつとめ。

 

 今日は「副講」と・いうことで、このような講義であった。

 

 明恵(みょうえ)さんは、法然上人に対抗したお坊さん、そのさまじさに驚いた。

 

 お昼前に講義が終わって、今回のお勉強会はおしまい。

 

 奥方の希望で、おつけもののおみやげを買って帰宅の準備。

 

 おお、今回もまた、中学生の修学旅行生。こういう旅行も続いているんだ。

 

 今日の掲示板はこれ。「すべて見える世界は その幾層倍もの見えない世界に支えられている」というもの。東井義雄先生の心に響く言葉より…。

【自分は自分の主人公】

自分は自分の主人公
世界でただ一人の自分を創っていく責任者
九(苦)をのりこえなければ
10のよろこびはつかめない
九九を通らなければ
100のしあわせは得られない

ほんものと にせものとは
見えないところのあり方で決まる

ほんものはつづく
つづけるとほんものになる

すべて見える世界は、それの幾層倍もの
見えない世界にささえられて
そこに存在している

尊いもの 美しいもの 善なるものも
みんな謙虚な人のところへ集まってきて
その人のものとなる

二度とない人生。二度とない今日ただ今。
生きているということは
どんなにすばらしいことなのか
どんなにただごとではないことなのか

いちばん身近な人のおかげが見えないようでは
しあわせにはめぐりあえない

亀は兎になれない
しかしそのつもりになって
努力すれば
日本一の亀になれる

君は 君をりっぱにする
世界でただ一人の責任者なんだね

『森信三先生講述 中・高生のための「人間の生き方」-人間学小門-』(寺田清一編)親子教育叢書 より

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。



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