まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

彼岸花 おんなごころを 斜め読み

2013年09月19日 | 自然ありのままに

さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。明日も引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。 気温は19度から26度。湿度は82%から52%。少しばかり暑いなぁと思ったけれど数字的にはそうでもない。風は2mから1mの北東の風。

 

 今日は「社日;しゃにち」ということで、とは雑節の一つで、産土神(生まれた土地の守護神)を祀る日。春と秋にあり、春のものを春社(しゅんしゃ、はるしゃ)、秋のものを秋社(しゅうしゃ、あきしゃ)ともいう。社日は古代中国に由来し、「社」とは土地の守護神、土の神を意味するらしい。

 

 社日は、春・秋の彼岸に一番近い「戌」の日で、この日は、農耕を休み「地神さん」の周りで祭礼を行う。この日に農作業をすると地神さんの頭に鍬を打ち込むことになるといわれ、忙しい時期ではあるが、総ての農家が農作業を休んだというが、今はそんなことはできない。

 

 「地神さん」の周りには注連縄を張り、沢山の供物が供えられた。その日、子供は「地神さん」の周りに集まって、お下がりを頂くのが楽しみであった。時間が来ると、集落の長老が神事を行って、その供え物は子供達に分け与えられたが、今は子供の姿はない。

 

 私らの子供の頃にも、この地神さんの前にムシロやゴザををしいて座り、神事の後、みんなでお寿司やおにぎり、お菓子などをいただいたもの。春の社日には種まきなどを祈願して豊作を祈ったものだろうし、秋には、その収穫を感謝したものだろうと思う。

 

  この地神さんは五角形の石柱で、そこに五柱の神さんの名前が刻んである。この集落の場合は、それに沿って五色の五柱ののぼりが立ててある。

 

 ということで、今日のお昼はここになった。東かがわ市引田にある「手打ちうどん宮川」というセルフうどんのお店。

  

 今日は暑かったもので、「ぶっかけうどん小の冷や」をお願いした。これで370円。

 

 いくら「うどんは別腹」と言われても、もう一杯、かけうどんでも・・・という訳にはいかないなぁtご思った。若い頃には食べられたのだろうけれども。ここだけの内緒だけれど、台風時期に泊まり込みで待機していた時には「6玉」を「食べたことがある。それ以上の記録はさすがに無理だった・・・。

 

 で、午後三時から、「地神さん」の例祭・・。だが、世話役の「お当屋」は少し前に集まって会場の準備をしたりするのだが、普通ならば30分前の二時半だが、「最近はお客さんが二時半に来るようになったから、私らは二時にしよう・・」ということで、仕方なくそうなった。なんだかねぇ。

 

 この集落も現在では11軒になった。こんな感じで自治会内の安否確認と獣虫害の報告会議みたな印象。サル・イノシシ・アシナガバチ・マムシなどの話で盛り上がっていた。まぁ、昔も似たような農作業を休んでの慰労会だったし。

 

 こんな小さな集落でも、滅多にこんなことでも顔を合わせて話をすることがなくなってきた。

 

 今夜は中秋の名月だとか。先ほどに山陰から姿を出したお月様である。

 

 今日の掲示板はこれ。「人のためと書いたら 偽りという字になりました」というもの。確かに確かにそうなのかもしれないなぁと思わずに納得した。本当は、「利他」ということで、他人のために善行を行うのだけれど、こころが籠もっていないと、それはたちまちにして「偽善」になってしまうのだからして・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えると良いね。



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2 コメント

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Unknown (ハナイカダ)
2013-09-19 21:13:20
いつも楽しみに拝見しています。

女心を斜め読みするってすごいなぁって読ませてもらったら、人の心は偽りでしたか!

山頭火は・・・、なんだか自由に自分の為のように思ってたのですが、今日のテレビでも人の為!って言ってましたが…。

喜んでもらえる人がいるって確かに生きてる証のようにも思えますが難しいですね。
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re:自利利他 (まほろば)
2013-09-20 13:40:16
おせわさまです。

 要はこころがこもっているか・・ということでしょうか。自分のことには一生懸命やるけれど、他人様にはあんまり力も入らないもの。それができたら本物の「利他」でありましょうが・・。
 自分のことに一生懸命になって、それで他人様がよろこんでくれたらまさに「自利利他」でありましょうよ。
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