まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

冬近く まとめきれない 日が続く

2018年11月10日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は13.2度から21.3度、湿度は78%から50%、風は1mから3mの北西の風が少しばかり。明日の11日は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 最近は、防風通聖散のおかげかおなかが張らなくて気分が楽だ。体重はそんなにもは変化しない。まだ、服用を始めて10日ばかりだ。

 

 だから、今日も「駐車場係」ということで前山に出勤したが、みんなから、「元気になったんちがう?」と言われるようになった。そうそう、昨日、お借りした菅笠とお杖、15人分を返却しておいた。今日は皆さん、イベントなどで大忙しで、数を数えることもなく、すんなりと返却できた。

 

 というのも、今日は「空海セミナー」という講演会が行われるのと、うどんのお接待があるために、そのあたりは大混乱中。私たちは「駐車場係」で、セミナーには直接かかわり合いはない。ただ、興味があれば聞いてください・・という程度。

 

 こちらが、おうどんのお接待場所。さぬき市前山のおへんろ交流サロン近くの長尾公民館前山分館前で、恒例のマツタケうどんのお接待が行われ、結願寺の大窪寺を目指すお遍路さんらが秋空の下、心のこもった熱々のおもてなしに舌鼓を打っていた。

 

 お接待はさぬき市商工会商業部会の飲食業分科会(藤井秀幸会長)が地域貢献事業の一環として毎年この時期に行っており、今年で12回目。この日は、メンバーの飲食店8店舗の店主らが、朝から同分館で調理。マツタケに加えて、かまぼこや揚げなどをのせたこだわりのうどん約300食を振る舞う予定だという。

 

 セミナーは10時から始まり、大山市長の代理ということで、安藤正倫教育長が挨拶してセミナーは始まった。

 

 第一部は、香川県文化芸術局文化振興課の北山健一郎さんが、「今、四国に何が必要か? 四国遍路と世界遺産」というテーマでお話しをされた。四国の現状を踏まえたうえで、世界遺産登録に向けての課題や目標などについてのお話だった。

 

 失礼だけれど、私は世界遺産登録には興味がないので中座させていただいて・・・。

 

 外国のお遍路さんのうしろで、まつたけうどんをごちそうになった。

 

 これが、「マツタケうどん」らしい。で、マツタケらしきものが何切れか入っていて、「ラッキー」と思ったのだけれど、久しくマツタケを食べたことがないので、本当にマツタケだったのかどうかは定かではない。ただ、マツタケの香りはしなかった。

 

 歩き遍路の方や、近くの道の駅で聞いて駆けつけてきた家族連れらが、相次いでやってきて、お接待は大賑わいだった。ま、私はこのおうどんのために、駐車場係をやっているみたいだなぁと思ったことだった。

 

 だから、第二部の「善通寺前管長、善通寺前法主の樫原禅澄氏のお話、「知名度第一位 空海さん」はパスさせていただいた。それより、トイレに行くことが気がかりな私であった。

 

 今日の掲示板はこれ。「おかげさまといえる人生に孤独はない」というもの。いつもの町内の善楽寺さんのお寺の掲示板から。自分ひとりで生きている、そのもの一つで成り立っているいのちなど何一つありえない。「すべては関係性の中で、お互いに相支え、相支えられつつ生かされている」という縁起によるいのちの見方を仏教では大切にしているからである。人は決して一人では生きられない。この私の「いのち」は、空間的にも時間的にも思いも及ばない程の多くのものに支えられ、連帯し合って存在している。その「いのち」の真実に気づかされ、自他共にいのちを認め合い尊敬し合うことに目覚めたよろこびが「おかげさまで」といえる世界である。「おかげさま」といえるきもちがあれば、「おかげさま」といえる人がいれば、全く、孤独な人生ではないではないか。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。



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