気分転換

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日常を気楽に綴っています。

認知症サポーター

2015年03月01日 | 日々の出来事

2月は3回の研修を受ける機会がありました。

その一つが認知症サポーター養成講座です。

余り知られていないかもしれませんが全国にはたくさんのサポーターさんがいます。

今でこそ行政もマスコミも認知症についての情報を沢山流してくれますが
我家で義父母の認知症に途方に暮れていた頃には情報も少なく出口の見えない
トンネルの中に居たような気分でした。

この講習会で聞いた事はほとんどが私が経験してきた事ばかりでした。

あの頃は私もまだ若く知識もなかったので
今だったらもっと違う対応ができたなと思う事ばかりでした。

講習が終わりこんなサポーター証を頂きました。

この裏に書かれている認知症の方に声をかける時には


 余裕を持って 
 一人で
 後ろからではなくて必ず前にまわって
 目線を合わせて
 穏やかに

と書かれています。

これをみて思い出しました。

義母が入院した時に、夜病院から電話があり呼ばれました。

興奮して暴れているので来てほしいと。

義母は普段とっても穏やかな性格でした。

聞いてみると自分がどこにいるのかわからなくて家に帰ろうとして
廊下をさまよっていたらしいです。
それをみつけた看護師さんと先生が3人がかりでつかまえて
部屋に戻そうとしたようです。

行った時義母は「ここはとっても怖い人がたくさんいて私を
おそってくる」とおびえていました。

あの当時は、まだ認知症患者に対する接し方も
病院でさえ理解されていなかったようです。

サポーターになるとこんなリングも頂けます。

本当は普段からこれをつけてアピールし活動を広めて行くのでしょうが
まだしまったままです。

もし町でこのリングをはめている方を見かけたらその方はサポーターさんですよ。

レジのかた、運転手さん、高校生、商店の方たくさんいると思います。

知識も経験もだいぶ増えた今、実母には前より「いい加減」で接しています。