昼食後、急いで向かったのは
盲導犬のふるさと「富士ハーネス」 です。
富士山のふもと、素晴らしい環境の下で盲導犬が生まれ訓練されています。
目の見えない人、見えにくい人が必要としている盲導犬。
現在約1000頭が日本では活躍しているそうですが、まだ待ちわびて
いる方が3000人。
生まれた犬がすべて盲導犬になれるわけではなく、適した犬の割合は3~4割。
そしてその育成の財源は94.6%が寄付で成り立っているのだそうです。
そのための支援がなければ育てられません。
盲導犬の一生は・・・
適した血統を持つ繁殖犬から候補犬が生まれ、
生後2カ月頃まで母犬のもとで暮らします。
その後は子犬を育てるボランティア(パピーウォーカー)さんの
家庭で育ててもらいます。
1歳になると盲導犬協会に戻ってきます。
約6カ月~12か月盲導犬になるための訓練を受けます。
その間に適性を評価されます。
適性が認められ訓練を終えた犬は視覚障害者の方との
共同訓練に入り、終了するとユーザーの方との生活がスタートします。
共同生活が始まった後も必要に応じてフォローアップが行われ
お互いに協力してパートナーとしての絆を深めて安全で快適に
出かけることができます。
10年前後を目安に引退します。
引退犬飼育ボランティアの家や盲導犬協会で暮らします。
盲導犬はすべて英語で訓練を受けています。
本当によく訓練されていいます。
このPR犬のイザベルは一つ反応してしまう物があると言う事で
盲導犬にはなれませんでしたが訓練はされていて素晴らしい犬でした。
廊下では共同の歩行訓練が行われていて障害物をよけながら
上手に誘導し歩いていました。
盲導犬にいたずらや乱暴をしたとのニュースを見た事があります。
訓練された盲導犬は吠えません。
ハーネスをつけている時は仕事に集中しているのでさわったり
声をかけてはいけません。
じっと目を見るのもやめてほしいそうです。
決められたものしか口にしないようにしているので
食べ物をあげるのもダメです。
今まで近くで見かけた事はありませんでしたが視覚に障害のある方
の安全を守るために暖かく見守ってあげたいものです。
蹴飛ばすなんてもってのほか。
みんなで犬の募金箱に募金させてもらいましたが
「パトラッシュ基金」ではパトラッシュの募金箱が全国各地に
設置されているそうなのでみかけたらこれからは募金したいと思いました。
この日の見学予定はこれで終わりまだ明るいうちにホテルに着きました。
宿泊は「焼津グランドホテル」
バスの中で部屋割が配られ、私はラッキーにも洋室の二人部屋。
オーシャンビューで窓の外は海です。
いい部屋で5人部屋の和室の方に羨ましがられ・・・
同年代の方と二人で今まで親しく話した事は無かったのですが
意気投合し他の部屋へも遊びにいかずに二人でおしゃべりしつづけていました。
いい人と一緒で良かった~
夜の宴会はカラオケで上手な方々が盛り上がります。
このメンバーでの旅行も2年目なので去年より気心も知れて楽しめます。
でも、私は無理~~
部屋に戻ってからもどこかの部屋では賑やかに2次会が行われていたようですが
私達は相変わらずおしゃべりをしながらの食休み。
寝る前に温泉に行ったら最後二人でのんびりでした。
「明日の朝も入る?」と約束して5時に目覚ましをセット。。。
5時に起きたらすでに部屋の外で声がしています。
皆お風呂に向かっているようで「混みそうだからやめる?」と
朝はやめにして日の出を待ちます。
窓の外、しらじらと夜が明けてきます。
正面から太陽が上がってきました。
部屋で朝日を拝みお風呂に行かなかったので時間もたっぷり。
窓から左を見たらナント富士山。
昨日の夕方はこの辺りが雲で見えなかったのでした。
身支度もメイクも済ませ朝食レストランに一番乗りしました。
健康的なおかゆをチョイス。
添乗員さんが「黒はんぺんが名物だから食べてみて」と
言ったので生姜醤油で頂きました。
おかゆにのせてきた「ワサビ昆布」が美味しくて。
「売店に売ってるかもね~」
と食後探しに行きました。
「ここにあるよ~」
見たら少ない量で700円もします。
でも買ってきましたよ。
朝ごはんにケチケチ少しずつ出して今朝で終わってしまいました。
美味しい朝ごはんを食べて部屋で「朝が来た」を見て2日目に出発です。
ホテル8時30分発。