浜田屋遼太

世の中のために何の役にも立たないブログ  お暇なお方は是非どうぞ(^^♪

続 味噌汁の具

2022-03-17 | 日々是好日

味噌汁の具のなかで異色なのは、なめこである。

何故かは今もって謎なのだが、なめこには高級感がある。

高級な寿司屋などでは、「このあたりで赤出しでもお出ししましょうか」

ということになって、なめこの味噌汁が出る。

味噌汁とは言わず「赤出し」と言う。

すると客はなぜか「おう、赤出し」と感激する。

大したことないんだよね、なめこって。

松茸みたいに血筋がいいわけでもなく、値段だってエノキと同程度の安物のたぐい。

なぜ人々は、なめこに高級感を抱くのか。

まず定食屋の味噌汁には登場しない。

社食や学校給食の味噌汁にも出席しない。

そうしておいて高級寿司屋には積極的に出る。

出たら出たで秘伝の戦略。

箸の先でつかもうてすると、ニョロリと逃げまわる。

ワザと。

ワザと逃げまわって相手の気を引く。

そうしておいて今度は一気にワッと寄ってくる。

なめこの味噌汁を飲もうとしてお椀を傾けたとたん、なめこたちが一斉にこっちに寄ってきたという経験は誰もが持つ。

箸の先でよけてもよけても集まってくる。

自分が急に、みんなの憧れ的の人気俳優になったような気がしてくる。

なめこで人気俳優の気分になれるのだから、こんな安上がりの方法は無いのではないか。

近づこうとすれば逃げ、逃げたと思わせておいて近寄ってくる。

昔から言われている遊女の秘伝ですなぁ。

なめこの原木栽培にチャレンジしています          

収穫は夏を2シーズン超えたのち。

なので来年の秋ごろから始まるということですかね。

まさにスローフーズですが、自然栽培100パーセントのなめこが、我が家の朝の味噌汁の具になる日が早く来ないかなぁ。

などと、ささやかなお楽しみがあるのでした。

 

コメント (1)
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