武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

山を愛する

2011年07月03日 | Weblog
7月にはいった各地で山開きのニュースが入ってくる。明治までは山岳は信仰の対象で山は登る対象ではなかったのだ。神聖な山にはいると汚れるとかたたりがあるとか言われて「おかすべからず」の聖地だった。多少猟師などは入山していたらしいが。そういえばテレビ「龍馬伝」で坂本龍馬が新婚旅行で名前は忘れたが登山していた場面を思い出した。たしか山頂に神事のほこらにたどり着く・・・
今みたいに山登りを楽しみ、日本の山を紹介したのは御存知ウエストンだ。といっても山に興味のない人は知らない。もともと宣教師だ。
しかし、山にはなかなか村人の抵抗があって入れなかった。村人はこの外国人は鉱脈を探し金儲けをする人として警戒した。要するに山への信仰心のない人、山で儲ける人は登ってはいけなかったのだ。山を愛する・・・とか言うのは当時無理だったのだ。このことをほどいていったのは猟師とか強力で、山に対して村人が一目おいていた人たちだそうだ。