CNNによれば、フローレンスの教会の地下墳墓から発見された遺骨のうちの3体が、イタリアの絹取引の豪商家族の遺骨と判明、そのうちのひとつが、レオナルド・ダ・ビンチの名作モナ・リザのモデルとなったといわれる女性Lisa Gheradiniとみられることが現地の考古学チームによって発表されたとのこと。もしそうだとすると、長年論争になっているモナ・リザのモデルが誰であるかについて確認することに一歩近づいたことになる。現在の技術をもってすれば、2-8%程度の範囲の誤差(すなわち92-98%の確率)の正確さで遺骨から生前の顔を復元することが出来るという。
ダ・ビンチは自分の目の前のモデルをそのまま描写することはなく、より暗く、意気消沈した表情として描いていたと思われるから、モデルの顔が復元されても、モナ・リザとどの程度似ているかはわからない。むしろ、どのくらい異なっているかで、ダ・ビンチの絵画がどのようなものだったのかをより深く推測することも出来そうだ。
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